- プリニウス『博物誌』第十二巻に、バルサムという樹脂について、純度の高い良品か、混ぜ物のある粗悪品かを判別する
方法を列挙している中に、「いちばん良い目安」として、「牛乳を凝固させるかどうか」というのが挙げられている。
- 牛乳にレモンなど酸性のものを加えると、牛乳に含まれるたんぱく質が固まる性質があり、
おそらくこの試験法で、バルサムがアルカリ性か酸性に変質しているのかを判別していたものと思われる。
(zsphereコメント:中学時代だったか、紅茶にミルクとレモン両方入れたら白い塊が浮き上がったんで理由を調べた事があったっけ。
懐かしい話。)
参考文献
『プリニウスの博物誌 Ⅲ』
最終更新:2016年06月10日 00:53