- フトモモ科の植物チョウジノキの開花前のつぼみを収穫・乾燥させた香辛料。
- クローブの由来はラテン語で「釘」を意味するクレーブ(clavus)であるとされる。
また中国語では「丁香」あるいは「丁子香」。「丁」は釘に通じる。
これらはいずれも、つぼみを乾燥させたこのスパイスの見た目が釘に似ている事に由来しているとか。
- 正倉院にも、丁字、すなわちクローブが保管されているとか。
- クローブには一種の麻酔作用があり、食べると舌に痺れが出てしまうため、調理に使った際は食べる前に取り除く必要がある。
一方、その麻酔効果から、インドではクローブを齧って歯痛を和らげる民間療法も存在するとか。
参考文献
『スパイスなんでも小事典』日本香辛料研究会
最終更新:2016年07月21日 03:03