- 遺跡内にローマ時代のシナゴーグ(ユダヤ教の会堂)があり、そこから保存状態の良いモザイク画が発見されている。
絵柄は
ノアの箱舟、そして
出エジプト記で
海が割れる場面だという。
出エジプト記の場面では、海に呑まれたエジプト軍兵士が巨大な魚に呑まれる場面など、聖書本文には無い
オリジナル展開も描かれているとか。
- シナゴーグに出エジプト記の海が割れる場面が描かれたケースは少なく、
他には
シリアの
ドゥラ・エウロポス(完全な形で出土した壁画、しかし兵士が魚に呑まれるシーンは無い)や、
イスラエルの
ワディ・ハマン(断片的にしか出土せず、保存状態も良くないとのこと)などがあるくらいだとか。
- 同様にノアの箱舟のシーンもあまり見つかっておらず、
- 一方、東側の回廊からは、演劇用の仮面、天使、踊り手たちに囲まれたヘブライ語の碑文、
さらに男性二人の会談シーンもあり、そのうちの一人は武装した兵士と武具を身に着けた象を伴っていたという。
古代のシナゴーグから聖書の場面以外が描かれた壁画が発見されたのは初めてだとのこと。
最終更新:2016年07月25日 00:12