漢詩(引用)

子の曰わく、小子、何ぞ夫(か)の詩を学ぶこと莫(な)きや。詩は以て興こすべく、以て観るべく、以て群すべく、以て怨むべし。邇(ちか)くは父に事(つか)え、遠くは君に事え、多く鳥獣草木の名を識(し)る。
(先生がいわれた、「お前たち、どうしてあの詩というものを学ばないのだ。詩は心をふるいたたせるし、ものごとを観察させるし、人々と一緒に仲よく居らせるし、怨みごともうまくいわせるものだ。近いところでは父にお仕えし、遠いところでは君にお仕えする、鳥獣草木の名まえもたくさん覚えられる。」)
                                          『論語』陽貨第十七
最終更新:2016年08月29日 04:17