遺体を海へ流す

  • 『ベーオウルフ』
   →ベーオウルフの父シュルド王が亡くなった際、その遺体は生前に申しつけられた通り
    王の御座船にのせられ、財宝と共に海へ流される。


  • 中世イタリア民間説話集『ノヴェッリーノ』
   →湖の騎士ランチャロット(ランスロット)に恋し、しかしランスロットから愛し返してもらえなかった娘
    スカロットが、愛のあまり死んでしまう。生前命じていた内容により、深紅の織物をかけた立派な小舟で
    スカロットの遺体は美しく飾り立てられて帆もないままに海に浮かべられる。船はキャメロットへ流れ着き、
    アーサー王はじめ多くの者の目にとまって驚かれる。そして乙女の手紙が読み上げられる。
      →シャロットの乙女
(マロリー『アーサー王の死』では、船は川を流れて来る)



      参考文献
『ベーオウルフ』
『中世イタリア民間説話集』



最終更新:2016年11月28日 23:42