夜中に仕事をしてくれる小人

  • ティルベリのゲルウァシウス『皇帝の閑暇』
   →フランスではニュイトン、イングランドではポルタンと呼ばれる精霊がおり、
    これらは農民たちが自宅で夜なべしている際に現れて懐からカエルをとりだして炙って食べたりするが、
    家中に何かすべきしんどい仕事があると、それを片付けるべく集まって、人間よりはるかに器用にやりとげてしまうという。
    外見は年寄りじみた顔に一面の皺があり、短躯で親指の半ばほどもないという。身には編みわせたぼろきれをまとっているという。



      参考文献
『西洋中世奇譚集成 皇帝の閑暇』ティルベリのゲルウァシウス



最終更新:2016年11月08日 04:55