鳥が木から生まれる

  • ティルベリのゲルウァシウス『皇帝の閑暇』
   →カンタベリー大司教管区のケント伯領ファヴァシャム修道院の領地に、柳ほどの背丈の灌木が海辺に生えており、
    諸所に瘤が膨らんでいる。やがてこの瘤から小鳥の雛がかえるという。
    この鳥はやがて小型のガチョウくらいの大きさになり、雑種のような混色の羽毛をしているという。
    人々は四旬節にこの鳥を炙って食べるのだとか。



      参考文献
『西洋中世奇譚集成 皇帝の閑暇』ティルベリのゲルウァシウス


最終更新:2016年11月20日 04:55