荷車

  • 中世のイギリスフランスなどでは、処刑されるべき罪人は荷車にのせられ、街中を嘲笑の中引き回されたという。

  • アーサー王伝説のランスロットには「荷車の騎士」の別名がある。
   中世イタリアの説話集『ノヴェッリーノ』では、元々罪人を引き回す意味があった荷車について、
   王妃ギネヴラ(グィネヴィア)との恋のため気が狂ったランスロットが荷車に自分を乗せて
   多くの場所へ引き回させ、そのためそれ以降、荷車はもはや軽蔑の的ではなくなったといい、
   貴婦人や高貴な騎士が気晴らしに荷車で歩き回る事も多いと記されている。



      参考文献
『中世イタリア民間説話集』



最終更新:2016年11月26日 01:26