臨終の際に扉を開けておく

  • イエイツ『ケルトの薄明』
   →イエイツが住んでいたアイルランドのノーランという家で、死にかけている我が子を見守っていた妻が、
    扉をノックする音を聞く。人間でない者が叩いているような気がして開けないでいると、
    やがて表の扉、ついで裏の扉が勢いよく開き、閉じた。夫が様子を見に行き、戻ってくると子供は死んでいた。
    そこで、夫人は、出ていく魂のために窓か扉を開けておく習慣があったのに、この時はそれを忘れていた事に気づいたという。




      参考文献
『ケルトの薄明』イエイツ



最終更新:2016年12月06日 23:52