- イエイツ『ケルトの薄明』に、妖精たちは生まれたばかりの赤ん坊や、結婚したばかりの花嫁が居る時には
好んで山へ連れ去ってしまうといい、その場合攫われた赤ん坊や花嫁は血のぬくもりの無い妖精の国で暮らすという。
言い伝えによればそこでの暮らしは幸せで、しかし最後の審判の日に、妖精の国で暮らした人間は輝く気体となって溶ける運命にあるという。
霊魂というものは悲しみなしには生きられないからであるからと云々。
- またその場合、たいてい連れ去られてから7年後、友人などにたった一度だけ一目会う事を許されるという。
- 『ケルトの薄明』別項に、妖精のどんな種族にも「女王と道化」がおり、普通の妖精に触れられたのなら治癒の可能性があるが、
女王と道化に触られた場合は決して治らない、という「妖精博士」の言葉を紹介している。
参考文献
『ケルトの薄明』イエイツ
最終更新:2016年12月11日 02:59