- 『千一夜物語』「荷かつぎ人足と乙女たちとの物語」中の「第一の乙女ゾバイダの話」
→ゾバイダが船で漂着した町の住人たちが、皆黒い石になってしまっている。
唯一の生き残りだった男に話を聞くと、この街では火の神ナルドゥンを信仰していたが、
男だけは
イスラム教に帰依していた。たびたび街に雷のような声で「ナルドゥンの崇拝をやめ唯一の王者を礼拝せよ」と
いう声が響いていたが住人達が無視していたところ、ついにある明け方に「災厄と呪詛」とが天から
市民たちに襲い掛かり、市民を石に変えてしまった、という。
参考文献
『完訳千一夜物語 1』
最終更新:2017年03月31日 18:17