性交渉(引用)

感覚は少なくとも六つ数えられる。(中略)
最後に生殖感覚あるいは肉体愛。これは両性相引かさせ、種族を繁栄させることをその目的とする。
驚いたことに、これほど重要な生殖感覚も、ほとんどビュッフォンにいたるまで無視されていて、触覚と混同されたり、それに付属させられたりしていた。
だが、この感覚がもとで生じる感じは、物にさわって感じる感じとは少しも共通したところがない。(中略)もしも個の保存を目的とする味覚が一つの感覚にちがいないとすれば、種の保存をその目的とする器官には、なおさらのこと感覚という称号を与えなければなrなあいと思う。
                                ブリア・サヴァラン『美味礼讃』
最終更新:2017年04月27日 04:26