そのようにして改良された飼鳥類は、料理人にとってはちょうど画工にとってのカンヴァスのごとく、手品つかいにとってのフォルチュナツスの帽子みたいなものである。煮ても焼いても揚げても、熱くても冷たくても、全体でも一部でも、ソースを添えなくても、骨を抜いても、皮をむいても、詰め物をしても、どんなに調理しても必ず賞味されるのである。 ブリア・サヴァラン『美味礼讃』