わたしはどうかというと、魚類に対して一種尊敬に似た気持ちをもっている。それはかれらが大洪水期以前の被造物であるという、わたしの心底からの確信に由来するのである。まったく、世界創造後千八百年ころにわれらの遠い祖先をおぼれさせたあの大洪水も、魚類にとっては歓喜、征服、宴楽の一時期にすぎなかったのである。
ブリア・サヴァラン『美味礼讃』
(zsphereコメント:
ノアの箱舟がすべての生物を一番いずつ載せていたと言いつつ、魚類はそこに含まれなかった事に対する
面白半分の指摘といったところ。)
最終更新:2017年04月28日 21:47