和紙

  • 610年(推古天皇十八年)に、高句麗僧曇徴が紙の製法をもたらしたが、
  大麻を使う方法で、薄い上質な紙を作る事も、量産も難しかった。

  • その後、諸国に国紙(くにがみ)の開発が求められ、
  雁皮を用いた漉紙の製法が研究され、やがて越前(福井県)からいち早く
  上質な紙が奈良の都へ届けられた。
  730年(天平ニ年)の「越前国大税帳断簡」(正倉院蔵)に、
  越前での「雁皮を主とした溜め漉き」について、製紙技術の進歩を称賛する文章がある。

  • 平安時代、製紙は官営となり、楮(こうぞ)や三椏(みつまた)を原料とするようになる。
  平安時代末期になって、民営に変更。
  越前の大徳山大滝寺では、製紙職人たちにより紙座が組まれている。

  • 室町時代、越前の和紙は「紙王」とも呼ばれていた。

(ISIS本座 バジラな神々)
最終更新:2010年12月14日 16:00