吉備真備

  • 大江匡房『江談抄』に「吉備入唐間事」あり、
   唐に留学した真備が学才のため嫉妬を受け楼に幽閉され、
   そこで鬼となった阿倍仲麻呂と会い、その協力により
   真備に『文選』を読ませ恥をかかせようという企てなどを見抜いて破り、
   最後は日月を封じて唐人を困らせ無事脱出した話。

  • 高山寺所蔵『宿曜占文抄』にも、唐朝が真備の才を惜しんで
   帰国を許さず、日月を封じてようやく帰国を許された話を載せる。

(『日本陰陽道史総説』村山修一)




最終更新:2011年08月08日 10:08