フナ

  • 日本での文献初出は『延喜式』。釈奠(しゃくてん)の祭りに、犠牲の代用として
   五寸以上の新鮮なフナ五十尾がコイと共に供えられたとある。

  • 『和漢三才図会』では五行のうち諸魚は火に属するが、フナだけは土に属するという。
   ゆえにフナは土徳の魚として、泥とよく親しむとある。
   実際、フナは生態として泥水の酸欠に強いとか。

(『世界大博物図鑑2 魚類』荒俣宏)


最終更新:2011年11月16日 10:54