- 国家によって行われる、歳首の豊穣祈願祭にあたるもの。
- この祈年祭の幣帛に預かる神社を官社といい、『延喜式』四時祭および神名によれば、
その対象は全国3132座の神々、2861所の社があたる。
大宝令制定に伴い全国に拡大された。が、官社の数が『延喜式』に見られるほど多くなったのは、
平安時代に入ってからとみられる。
- 798年(延暦十七年)官社が、神祇官が管轄する官幣社と、各国国司が管轄する国弊社に分かれる。
地方の祝部が道路僻遠のため不参となる事が多かったため。
(『日本神道史』岡田壮司)
最終更新:2011年12月26日 10:48