おじょか古墳

  • 三重県志摩市阿児町志島に所在する志島古墳群の11号古墳。
   横穴式石室を持つ。

  • 「おじょか」は「王女塚」の転訛で、女性首長が葬られていたという説もある。


  • 羨道が奥の石室よりも一段高く作られ、横穴の壁面が入口に向かってハの字型に広がる特異な構造を持つ。

  • 1967年(昭和四十二年)の発掘調査で、羨道玄門側に鉄剣と鉄刀が2本ずつ、
   玄室の天井石直上に短甲と二本の鉄鉾、鉄剣と二本の鉄刀、刀子を確認。
   玄室からの副葬品として方格規矩鏡珠文鏡、多数の櫛や玉、
   鉄剣と七本の鉄刀、二丁の鉄鎌、五丁の鉄斧、多数の鉄鏃、
   被葬者の頭の位置に直弧文の埴製枕が見つかった。

(バジラな神々 第8柱・第9柱-8)
最終更新:2012年04月13日 21:15