石見型木製品

  • 上部に、二股に分かれた羽のような形を持つ、板状の木製呪具。

  • 5世紀末頃から6世紀中ごろにかけて、大和、近江、丹波、摂津、播磨に
   この呪具を供えた横穴式石室を持つ古墳が点在する。

  • 名前の由来は、大和の石見遺跡で最初に発見された事による。

   滋賀県服部遺跡林ノ腰古墳京都府塚本古墳保津車塚古墳
   などからも出土している。
   また、六世紀後半の石見型木製品の最末期の例として、熊本県小田良古墳のものが知られる。

(バジラな神々 第8柱・第9柱-8)
最終更新:2012年04月13日 21:32