この鳥の、海面スレスレを飛ぶ習性を、水上を歩いたという聖
ペトロの奇跡譚と結びつけたもの。
和名でも同様の習性から、水薙ぎ鳥の名で呼んだ。
- この鳥には、敵に向けて油状の液体を吐きかける習性がある。
ゆえに英名の一つに、ノルウェー語源で「いやなfullカモメmar」から「fulmar」の名もある。
- この鳥の採餌活動は魚群を知らせるものとして日本海沿岸の漁民に親しまれており、
「サバドリ」の異名もあった。
- 1965年、オオミズナギドリが「京都府民の鳥」に指定されている。
(『世界大博物図鑑 鳥類』荒俣宏)
最終更新:2012年05月02日 01:45