ハゲワシ

  • ワシタカ目ワシタカ科

  • 習性として、餌とする動物を自ら殺すことはなく、生きている徴候のある者には決して触れない。
   そのため古代ギリシアなどでは死体の番人と考えられた。

  • また、同じく古代ギリシアでは、ハゲワシは雌ばかりで雄がいないと信じられ、
   風に当たって子を孕むという俗信があった。

  • エジプトのヒエログリフでは「母」を表す。

  • 『本草綱目』引く魏彦深『鷹賦』に、この鳥は
   「金方の猛気を資とし、火徳の炎精を擅(ほしいまま)にす」とある。

(『世界大博物図鑑 鳥類』荒俣宏)


最終更新:2012年05月04日 23:07