三楊荘集落遺跡

  • 中国、河南省に所在。

  • 漢代(紀元前206年~紀元後220年)の農村遺跡。

  • 紀元後11年頃に発生した、黄河の氾濫に呑まれたと見られ、
   当時の生活痕をそのまま残した状態で2003年(A)に発見された。

  • 田畑跡は畝がまっすぐに統一されており、また人工肥料も使用されていた事が判明している。

  • 長さ47センチの鋤、鎌や、小刀など多数の鉄製農具が出土しており、
   農村部にこれだけの鉄製品があった事から、遺跡のある魏郡の先進性が注目される。


(読売新聞2012年6月27日朝刊)
最終更新:2012年06月29日 12:05