エリー(レス)1

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夢から覚めた時、後頭部に何か違和感を感じた。
それは柔らかくて、首に丁度フィットするような。
驚いて瞼を開くと、自分の数十センチ上に頭を垂れたエリーの顔があった。
つまりは、膝枕。エリーの膝枕。
いとしのエリーに膝枕をされている、と。
非常で幸福だが難解な状況に陥っているわけか。

「むぅ……」
「………」

何故こうなっているのかは解らない。
しかし、どうやらエリーも眠っているようで、すぴすぴと微妙な寝息が聞こえてくる。
だが、こうしてまじまじと見つめるていると。

「やっぱ、好きなんだよなぁ…」
「すぅ……」

綺麗な金髪も、瞼の奥にある瞳も。
見た目から、性格まで全部ひっくるめて。
まだ本人には伝えていないが、俺はエリーが好きだ。
………だから、この状況は生殺しと言えるかもしれぬ。
こう、若干顔にかかるエリーの寝息とか。
弾みのありそうな唇とか。
つつましいが、確かに自己主張している胸の双丘とか。
ダイレクトに確認できるこの距離は、色々とよろしくない。
なので、俺は抜けようとして、

「……あれ」
「……」

がしっと、エリーに顔を押さえられた。
細い指が火照って頬をひんやりと冷やして気持ちいい。
……、じゃなくてだ。

「エリー、起きてるだろ」
「……ぎく」
「……」
「……」

気まずい沈黙が場を包む。
そのまま十秒、三十秒、一分と経ち、先に折れたのはエリーの方だった。

「仕方ないじゃない!
仕方ないじゃない!、だって起きるタイミング逃がしちゃったんだから!」
「はいはい、でいつから?」
「うっ……」

最初から、ね。
しかし、もしや、だとすると

「さっきのやつ、聞いてた?」
「う……」

返答は無く、エリーはただ赤面した。
確定。間違いなく聞いていた。
そのまま、気まずい沈黙が場を包む。
十秒、二十秒、三十秒と経ち、またもやエリーが先に折れた。

「私も……」
「え?」
「私も、あなたのことが好きよ!」
「……え?」
「だから、私もあなたのことが好きだって!」

そのまま、エリーは頭を降ろして、
そして、その下には俺の顔があるわけで
従い、二つの唇が重なるわけで。
つまり、エリーにキスをされた。

「どう、これで分かったでしょ?」

ぽかんと、間抜けな面をさらす俺に、エリーは得意気に言った。

「これで、あなたと私は恋人同士なんだからね!」

俺は、ただ頷くしかなかった。

21スレ目 >>347
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○○「♪~」
エリー「ねぇ○○」
○○「はいー? どうしましたエリーさん」
エリー「あなたのいつも歌ってる鼻歌、なんて名前なの?」
○○「…頭に曲が残っているだけです、名前は忘れました」
エリー「そうなんだ」
○○「はい。僕は裏の花壇に行ってきます」
エリー「行ってらっしゃい、晩御飯までには帰ってきてね」

○○「“いとしのエリー”って名前なんですって言ったら、あの人は何て思うんだろうな…」

○○「言いたいな…歌じゃなくて言葉で“愛しい”って」


32スレ目 >>635
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 エリーさんの髪のコロネ的な部分に指を入れてくるくる
 セットしたのが崩れちゃう、って文句言われて
「エリーさんがかわいいから仕方ないじゃない」と返したら
「じゃあ私がこうしちゃうのも仕方ないじゃない?
 こんなに貴方が好きなんだから」
 って抱きつかれて、そのまままったりとイチャイチャ

33スレ目 >>344
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最終更新:2013年03月24日 19:49