梓の家

梓「ふー」パタン

梓(結構読んだかな。とりあえずこれまでに得た情報を整理してみよう)

梓(魔理沙はイケメンでもてる。アリスはツンデレ。魔理沙が好き。パチュリーはひ弱。魔理沙が好き。三角関係)

梓(霊夢と紫ができてる。でも魔理沙も霊夢に惚れてる)

梓(レミリアはカリスマ。咲夜はレミリア命。主従コンビ)

梓(幽々子と妖夢も主従。ラブラブ)

梓(慧音が~)

梓「」ブツブツ



翌日

梓「……という解釈で間違っていませんか?」

紬「うん!大体あってる!梓ちゃん素敵よ!」ピョンピョン

梓「えへへ。任せてください!」

紬「ねぇ、梓ちゃん!今度一緒に同人誌を買いにいかない?」

梓「い、行ってみたいです!でも、どこに売ってるんですか?」

紬「秋葉原よ♪」

梓「秋葉原……!オタクが集まるっていうところですよね?」

紬「うん。あそこには同人誌を扱う専門店が集中しているの」


梓「秋葉原以外にはないんですか?」

紬「そうね、秋葉原は男の人メインだから……池袋の方がいいんだけどね」

梓「池袋はだめなんですか?」

紬「あそこは女の人向けのお店が多いから……。百合目当てなら秋葉原の方がいいと思うの」

梓「へぇー……。じゃあ秋葉原に行きましょう!一度行ってみたかったんです」

紬「うん!楽しみねぇ♪」

キャッキャッ

唯「……」


唯「あーずにゃん!」ガバッ

梓「きゃあっ!?」

唯「何話してたの~?教えて教えて!」ギュー

梓「な、なんでもないですっ///」ジタバタ

唯「え~?なんでもなくないよ~!今お話してたじゃん!」

紬「あのね、今度梓ちゃんと……」

唯「……」チラッ

紬「お出か」

唯「……」フイッ

紬「け……」


唯「ねぇ~あずにゃ~ん」ベタベタ

梓(う……あ)

梓「い、いやっ!」ドンッ

唯「わっ!」ヨロッ

唯「あずにゃん……?」

梓「ご、ごめんなさい」

梓「その……あまり抱きつかないで……」

唯「えっ……」

唯「……ごめんね」

梓「……」




唯の部屋

唯「はぁ……」

唯(抱きつかないで……かぁ)

唯(今までに何回も言われてるけど、今回は本当に嫌そうだったな……)

唯(……ムギちゃんの前だったから?)

唯(あずにゃん、最近ムギちゃんとずっと一緒にいるし。もしかして、ムギちゃんの事が……)

唯(好きな人の前で他人に抱きつかれたくない……そう考えたら辻褄が合うよね)

唯(それとも、もう付き合ってたり……)

唯「……」ムクリ

唯「憂ー?」ドタドタドタ



週末

梓「うわぁ……!ここが秋葉原!」キョロキョロ

梓「なんだかイメージと違います!」

紬「開発が進んで、高層ビルが立ち並ぶキレイな街になったそうよ」

梓「へぇー。なんていうか、もっとごちゃごちゃした街を想像してたので……意外です」

紬「中央通りから外れれば、かなり違った雰囲気なんだけどね」

梓「」キョロキョロ

梓「なんだか、いかにもなオタクって人はそんなにいないんですね?」

紬「そうねえ、最近は観光できたり、デートにくるカップルも多いみたいよ」

梓「へぇ……」


梓「あっ」

梓「あそこのお店、ぬいぐるみが沢山ある!」

紬「コト○キヤね。1Fは色んな物が置いてあるから一般の人もよく入ってるのよ」

梓「へぇー……」

紬「入ってみる?」ニコニコ

梓「うーん、でもこういうのはどこでも見れるし……他のお店がいいです」

紬「わかったわ。それじゃあ、中央通りを歩いてみましょうか」

梓「はい!」


梓紬「」キャッキャッ



ヒョコッ

唯「……」ジーッ


~~~~~~~~~~~~~

憂『梓ちゃんと紬さんが?』

唯『うん、だからどこに行くのかさりげなく聞いてくれないかな?』

憂『いいけど……お姉ちゃんが聞いちゃだめなの?』

唯『それは……イヤ』

憂『??よくわからないけど、梓ちゃんに聞いてみるね』

唯『ありがとう!』

~~~~~~~~~~~~~~

唯(あずにゃん楽しそうだな……)

唯(それにしても、電気屋さんとかアニメや漫画のお店ばっかりだけど)

唯(なんでこんな所にきてるんだろう……)

ドンッ

唯「わっ」ヨロッ

男「わっ、ひっ、す、すみません……」ペコリ

唯「い、いえっこちらこそ」ペコ

唯「あれっ?あずにゃん達がっ」キョロキョロ


梓紬『』ガーッ


唯(あ、あの店に入ったっ)ササッ



○の穴

紬「ここが○の穴よ」

梓「うわぁ……。漫画がたくさん」キョロキョロ

梓「……あれ?なんだか普通の漫画ばかりですね」

紬「同人誌だけじゃなくて、普通の漫画も売ってるのよ。普通の本屋さんにはあまり売ってないマイナーな漫画もしっかり置いてあるの」

梓「へぇー……」キョロキョロ

梓「もしかして、このビル全部が○の穴なんですか?」

紬「そうよ。隣のビルも○の穴よ」

梓「すごい……。ここなら何でも売ってそうですね」

紬「とりあえず、同人誌のフロアに行ってみましょう。こっちよ」


カツンカツン

梓(階段せまい……)

梓「エスカレーターとかはないんですか?」

紬「エスカレーターはないけど、エレベーターはあるわよ」

梓「そうですか(まあ、別にいいか)」


~~~~~~~~~~~

唯「あれ?」キョロキョロ

唯(あずにゃんがいない)

唯(あっちょうどエレベーターが。とりあえず乗ろう)スッ

男2「フゥ、フゥ……」ムギュウウウウ

男3「フシューッ……」フキフキ

男4「……」アーイマーイサンセンチ♪ シャカシャカシャンシャン

唯(!)

ムギュウウウウウ

唯(うわぁぁぁぁ!)


~~~~~~~~~~~~~~

紬「ここが、一般向け同人誌のフロアよ」

梓「すごい……!」キョロキョロ

梓「これが全部同人誌……!」タタッ

紬「あっ梓ちゃん……かなり興奮しちゃってるわね♪」ニコニコ

梓「入り口にいきなりな○は、ボー○ロイド、レー○ガン、咲-S○ki-本が!」

紬(梓ちゃん……いつの間にそんな知識を!?)

梓「す、すごい……ん?」

梓「なっ!あそこは全部東○!?すごい量!」

男5「……」ジロッ

男6「……」チラッ

紬「あ、梓ちゃんちょっと静かに……」ヒソッ

~~~~~~~~~~~~~

ガーッ

唯「……」ヨロッ

唯(階段でいけばよかったよぉ……)

唯(男の人汗まみれの腕がピトピトくっついて……)ゲソッ

唯「同人誌……フロア?」

唯(ここかなあ……?)キョロキョロ

唯(なにここ、男の人ばっかり……。何で?)

唯(でも、あずにゃんがいればすぐにわかりそうだね)

唯(よし、静かに入って……)スッ


ムワァ……


唯「」


唯「うっ……」ヨロッ

唯(くっ……臭い!何ここ!?)

唯(でっでも入らないと探せない……我慢しなきゃ)

唯「……!?」

唯(な、何これ!?)

唯(え、えっちな本///)

唯(えっ?これも、これも、これも!全部えっちな本!)キョロキョロ

唯(あずにゃん、こんな本が欲しくて……?)

唯(なんだか気持ち悪くなってきた……。この階は諦めて他の階に行こう)ソソクサ

唯(一般向け同人誌フロア……こっちにいこう)

~~~~~~~~~~~~


紬「梓ちゃん、気に入った本はあった?」

梓「はい、YUI×AZU本が沢山あって目移りしちゃいました!」

紬「じゃあ、他のフロアも行ってみる?」

梓「えっ?他……あ」

梓「い、一応行ってみようかな……///」モジモジ

紬「じゃあこっちね」

梓「はっはい!」ギクシャク


ムワァ……

梓(うっ……)

紬(この臭いはいつきても苦手だわ)

紬「入る?」

梓「ふぁ、ふぁい」

梓(うわ……)キョロキョロ

梓(すごいえっちそうな本ばっかり///)

梓(私はこういう本が欲しいわけじゃないんだけどなぁ……)

梓(あっ!けいお○!コーナーがある!)ササッ

梓(YUIの本がたくさん……///)ドキドキ

梓(……)キョロキョロ

梓(手に取るの恥ずかしいなあ……)コソコソ

梓(よし今だっ!これっ!)ヒョイッ


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最終更新:2010年05月23日 01:27