SCP-565-JP

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&font(#6495ED){登録日}:2016/11/04 Fri 16:57:54 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 13 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&color(red){ヒーローショーには助けられるオプションが必要だ、そして犠牲の上で助ける展開はhappy endより燃えるだろ?}}  SCP-565-JPはシェアード・ワールド[[SCP Foundation]]に登場する[[オブジェクト>オブジェクト(SCP Foundation)]] (SCiP) のひとつである。JPとあるように日本支部で書かれたもの。 [[オブジェクトクラス>オブジェクトクラス(SCP Foundation)]]はEuclid→Keter→Euclid。 項目名は「手のひらヒーローズ」。 #contents() *概要 SCP-565-JPは全長80mmの四体組の人形である。写真は某社から発売されたフィギュアそのまんま((報告書内では「フィギュアに詳しい者に尋ねたところ『似ているが全くの別物』」という事になっている))だが、そもそもSCPの始まり自体が「ネットで拾った画像に怖い設定付けようぜ」的なノリなので。 人形だが、後述の「活性期」においてはコミュニケーションが可能。ただし、まともな会話はできない。 また、こいつらに対するあらゆる破壊・無効化行為は失敗してきたようだ。 こいつらは、1年間を通して3つのサイクルを繰り返している。 &bold(){サイクル1:不活性期} 毎年7月1日から翌年の4月1日18:00まではこの状態。この間は普通の人形として扱えるが、人形同士を3メートル以上離そうとしてもテレポートして元に戻ってしまう。 &bold(){サイクル2:活性期} 4月1日18:00を境にこいつらは活性化する。すると、その時最もこいつらから近かった満7歳から満12歳までの少年(以降SCP-565-JP-1)のそばにテレポートする。 そして、こいつらは生物のように動き出し、言葉を話して少年と仲良くしようとする。 結果、少年と人形は数日で友情を築き、引き離そうとしても抵抗するようになる。 また、少年への記憶処理をしても、数日で復活し、より強い執着をするようになる。 「あれ? 何かきな臭くない?」と思ったあなた。こんなもん序の口ですよ。 &bold(){サイクル3:終末期} 6月30日18:00に移行。すると、全長2m程度の黒い霧状の物質(SCP-565-JP-2)が現れ、少年を空中へ固定する。このとき、少年はとても苦しむ。 そして、以下の発言・行動を行う。 >&color(red){SCP-565-JP-A: 何![SCP-565-JP-1の個人名]くん!}  > >&color(blue){SCP-565-JP-B: 大丈夫か!}  > >&bold(){(SCP-565-JP-2内から初老の男性の声で) 我が名は宇宙大帝ジゴック、この小僧の命は我がパワーとして吸収してやろう。マイクロファイターズよ、お前らにはもはや為す術はないのだ。} > >&color(gray){SCP-565-JP-C: [SCP-565-JP-1の個人名]は俺たちの大事な友達だ!そんな事、絶対に許せねえ!!} > >&color(gold){SCP-565-JP-D:(左腕にあるキーボード状の意匠を触れる) なんてことだ!皆さん、[内容は毎回変動]を犠牲にしてマイクロパワーを得ないと、奴を倒すことはできません!}   > >&color(blue){SCP-565-JP-B: なんだって!そんな事をしたら人類は・・・リーダー、どうすりゃいいんだ!?}  > >&color(red){SCP-565-JP-A: (10秒ほどの沈黙)例え・・・例え何を犠牲にしても、目の前で苦しんでいる[SCP-565-JP-1の個人名]くんを見捨てることは、俺達にはできない!いくぞ、みんな!}  > >&color(gold){SCP-565-JP-D:(左腕にあるキーボード上の意匠を触れる)  了解!現実エネルギー吸収、マイクロパワー充填します!}  > >&color(gray){SCP-565-JP-C: [SCP-565-JP-C: それでこそ俺たちマイクロファイターズだ!待ってろ、[SCP-565-JP-1の個人名]!今助けてやるぜ!} > >SCP-565-JP-AからSCP-565-JP-Dは拳を突き上げ跳躍、SCP-565-JP-2の中に飛び込む。 この後、SCP-565-JP-2は消滅し、SCP-565-JPは不活性化する。 そして、「犠牲」となったものがこの世から&bold(){消滅}する。 この「犠牲」に選ばれるものは、&bold(){人類にとって有益な発見、発明}-これは過去、未来を問わない-である。 「過去、未来を問わない」とは、例えば、ある化合物が「犠牲」に選ばれれば、それは地球上から消滅し、新たに作り出すことが不可能になる、ということである。 これまで「犠牲」となった発見・発明は以下の通り。 ・イネ品種 岩手189号  ・HIVワクチン RY92 ・Keterクラスオブジェクト SCP-███-JPの確立された収容保護手順 ・Tale Safe Euclid Keter █████ によるとSCP500 要するに、このSCiPは&bold(){子どもを道具として使い、人類の発展に多大なダメージを与えるクソ人形}なのである。 でも、少年は助かるんでしょ? 人命を思えば…と思ったアナタ。 &bold(){救出から2時間後に普通に死にます。} ついでに言うと、サイクル3の途中で少年が死んでしまった場合も&bold(){お構い無しに「犠牲」は消滅します。} *実験記録 こいつらを使った実験から、重要なものをいくつか抜粋しよう。 >実験記録565-JP-ろ-1 >実験方法:SCP-565-JP-Aの半径5m地点に被験体A、半径50m地点に被験体Bを配置。被験体Aは███病の末期状態で昏睡状態にある。被験体Bは健康体。 >結果:SCP-565-JPは被験体Bの付近に転移し、被験体BがSCP-565-JP-1-3となる。 >考察:反応の無いお友達はお気に召さないようだ。 意識のある子供を狙う外道。 >実験記録565-JP-は >被験対象:SCP-565-JP-1-4 >実験方法:サイクル3発生と同時にSCP-565-JP-2を各種装備で武装した戦術チーム10名で攻撃。 >結果:あらゆる攻撃はSCP-565-JP-2を透過。SCP-565-JP及びSCP-565-JP-2は我々の攻撃に一切のリアクションを示さなかった。サイクル3は完遂された。 >犠牲:HIVワクチン RY92 >考察:SCP-565-JP-2はただ、サイクル3のための小道具として存在しているのでは無いだろうか?SCP-565-JPへのKeter指定を検討したい。 物理攻撃は無効。こいつらの文明破壊を止めることはできないのか…? >実験記録565-JP-ほ >実験方法:サイクル2の期間中にSCP-565-JP-1-6を███させる。 >結果:SCP-565-JPはSCP-565-JP-1-6の██と同時に不活性化。SCP-565-JPはSCP-565-JP-1-6を保護するような行動は行わなかった。サイクル3への移行は発生しなかった。 >犠牲:SCP-565-JP-1-6 >考察:SCP-565-JPの封じ込め方法はわかった。問題は、我々はこれをやり続けねばならんということだ。 どうやら、「犠牲」のほうはどうにか収まったようだ。 しかし、封じ込め手段が何やってるか書けないのを見るに、少年の死はどうあがいても防げないらしい。 財団も苦肉の策として、毎年「余命一年以内の意識がある子供」を生け贄に捧げ続けている。 何でこんな邪悪な奴がEuclidなの?という人は[[オブジェクトクラス>オブジェクトクラス(SCP Foundation)]]の項目を参照。 >SCP-565-JPの活性サイクルが年に1回限りであり、収容コストがコントロール可能な範囲であることから、Euclidクラスに変更となりました。倫理的観点からのオブジェクトクラスに対する異議申出は一切受付けません。 *インタビュー クソ人形がクソ人形たる所以。 >███博士: あなた方の名前を教えて下さい。 > >&color(red){SCP-565-JP-A: 我々は、特装勇者マイクロファイターズ!}  > >&color(blue){SCP-565-JP-B:俺たちは、地球の勇気ある子どもたちと力を合わせて、宇宙大帝ジゴックと戦っているんだ!}  > >███博士: あなた方は人類の味方なのでしょうか。 > >&color(red){SCP-565-JP-A: 我々は人間が大好きだ! この星にくらすみんなを、ひどい目に合わせる訳にはいかない!}  > >&color(gray){SCP-565-JP-C: 特にカワイコちゃんはな!} > >&color(gold){SCP-565-JP-D: 貴方は科学者のようですね。我々と力を合わせて悪と戦いましょう。}  > >███博士: 検討しておきます。あなた方が子どもと常に行動を共にするのは何故でしょうか。 > >&color(red){SCP-565-JP-A: 地球の子どもたちの強い勇気と希望は、我々にマイクロエネルギーを与えてくれるんだ!何より、[SCP-565-JP-1-3の個人名]くんは大切な友達だからね!} > >&color(blue){SCP-565-JP-B:ジゴックの好きにさせるわけにはいかないぜ!}  > >&bold(){███博士: 以前あなた方が"助けた"、[SCP-565-JP-1-2の個人名]くんはあの直後に死亡しましたが。} > >&color(red){SCP-565-JP-A: 我々は、特装勇者マイクロファイターズ!}  > >&bold(){これ以降の質問に対して、有効な回答は得られなかった。} *Tale Teleとは、平たく言えば公式二次創作小説のこと。 このクソ人形を題材にした作品も3つほどある。 #region(Safe Euclid Keter ████████) こいつらの「犠牲」にされたとある発明と、財団の抵抗を書いた作品。 オチを言ってしまうと、とある有名SCPの誕生秘話であるが、この作品についてはぜひとも自分の目で確認していただきたい。 #endregion #region(アイリの嘆く水曜日) ざっくり解説:[[SCP-120-JP]] 『深き海とそびえる山を統べる偉大なる王』を名乗るクモガイと、その中に潜む巨大な蜘蛛か蟹のような化け物。自分の価値を高価だと認める人間が周囲にいないと化け物が暴れ出す。 ただし、アイリという女の子(一般人)とだけは普通にコミュニケーションが取れる。 >もう今更信じてくれなくても良いけど、あの子が犠牲になったのは本当に、偶発的な出来事だったんだ。だいたい故意にあんな目に合わせたりはしないよ。むしろ他の緊急事態に気を取られて、ただの人間のあの子に目を向けていられなくなって、その隙を突かれたんだ。あいつらにしたって、非活性期間だったはずだし、今まで女の子があいつらの餌食になったことも無かったしね、想定外でもあった。あいつらも、脱走した他の化物の毒気に当てられたんだろうね。 何とクソ人形どもは男児縛りを無視してアイリを拉致したのだ。 というかさらっと収用違反犯しまくってんじゃねえよ… >……まあ、いくらでも無視してくれていいけどさ、でもこれだけは信じてくれた方が、君のためになると思うよ。我々は、君に価値を認めているんだ。君は最後までそれに納得してくれなかったけどね。 >それでも僕はさ、君を信じてるよ。君なら彼女を助けられると。 >今からでも遅くはない。一度くらいはさ、我々の期待する価値があるって事を証明してみせたまえ……なんて言っても、モチベ上がんないよね。他の事を言おうか。 > >王様なら、お姫様くらい助け出してみたまえ」 >それから古藤博士はある場所の情報を提供すると、ゆっくりと目を閉じた。 >白い部屋の中空で少女は磔にされ、魔女裁判じみた理不尽が今にも執行されようとしていた。 >だがそこには既に、迫り来る危機に立ち向かおうとする、4人の小柄だが屈強な男達の姿があった。 迫りくる危機(自演) >男の1人が知性をたたえた瞳で、右腕に取り付けられた機械へと目をやったその時、彼の胴体は鋭利な刃に両断された。 何と破壊不可能のはずのクソ人形が両断された。 SCiPによる攻撃なら有効のようだ。 但し、これはあくまで二次創作であるということは覚えておいてほしい。 >&bold(){「許すまじ宇宙大帝ジゴック!} >&bold(){許すまじ、特装勇者マイクロファイターズ!} >&bold(){この、『深き海と』……いや、貴様らに語る価値などない。} >&bold(){この大怪獣ラムビス様が相手だ!」} &bold(){ヒューッ!} &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){※ラムビス:クモガイの学名}} #endregion #region(表題:少年の夢と信頼を踏みにじった、エセヒーローどもの茶番劇) >序 >我が名は宇宙大帝ジゴック、この小僧の命は我がパワーとして吸収してやろう。マイクロファイターズよ、お前らにはもはや為す術はないのだ。 > >ひろしは俺達の大事な友達だ! そんな事、絶対に許せねえ! >なんてことだ! 皆さん、人類にとって多大な犠牲を支払わない限り、奴を倒すことはできません! >なんだって! リーダー、俺達はどうすりゃいいんだ!? >……例え…例え何を犠牲にしても、目の前で苦しんでいるひろしくんを見捨てることは、俺達にはできない! いくぞ、みんな! >それでこそ俺達マイクロファイターズだ! 現実エネルギー吸収! マイクロパワー充填! > >「うおおおおぉォォッ!」 お馴染みの胸糞悪い茶番であるが…何か足んねぇよなぁ? 項目を読んでいる皆さんも、どこがおかしいか続きを見る前に推理してほしい。   >1 > >我が名は宇宙大帝ジゴック、この小僧の命は我がパワーとして吸収してやろう。マイクロファイターズよ、お前らにはもはや為す術はないのだ。 > >ひろしは俺達の大事な友達だ!そんな事、絶対に許せねえ! >なんてことだ! 皆さん、人類にとって多大な犠牲を支払わない限り、奴を倒すことはできません! >なんだって! リーダー、俺達はどうすりゃいいんだ!? >……例え…例え何を犠牲にしても、目の前で苦しんでいるひろしくんを見捨てることは、俺達にはできない! いくぞ、みんな! >それでこそ俺達マイクロファイターズだ! 現実エネルギー吸収! マイクロパワー充填! >   >いや待て、やめだ。 >なんだこりゃあ? クソ人形たちも異常に気が付き始めたようだ。 >2 > >我が名は宇宙大帝ジゴック、この小僧の命は我がパワーとして吸収してやろう。マイクロファイターズよ、お前らにはもはや為す術はないのだ。 > >ひろしは俺達の大事な……ひろし……ああ? >なんてことだ!皆さん、人類にとって多大な犠牲を……ああ! まただ、今回も同じだ! >なんだこれ、どういうことだよ! >  >  >どうして&ruby(お れ た ち){マイクロファイターズ}が犠牲に選ばれてる?  そう、今回の文章には「犠牲」が書かれていなかったのだ。 そして、「犠牲」はクソ人形たちだったのだ。 何でこんなめちゃくちゃなことが起こったのかは後述。 >16 > >我が名は宇宙大帝ジゴック、この小僧の命は我がパワーとして吸収してやろう。マイクロファイターズよ、お前らにはもはや為す術はないのだ > >ひろしは大事な友達だ! だけどこの身を犠牲に救うって訳にはいかないな! >俺達がここで倒れたら、いったい誰がこの星を守るっていうんだ! >ひろしくんと過ごした日々の思い出を糧に、我々は戦い続ける! > >我々は、特装勇者マイクロファイターズ! 遂に本性をぶちまけるクソ人形。 本項目の読者のみなさんには自明の理だが。 >███ > >我が名は宇宙大帝…&bold(){もう黙れっつってんだろうがジゴック!} 当たり前だがクソ人形とジゴックはグルだった。 >最終章 > >なんで俺達がこんなこと > >  >くそ > >  > >  > >  > >  > >ひでえ茶番だ。 &bold(){改題後:大事な友達を悪から救った、小さなヒーローたちの英雄譚} ざっくり解説:[[SCP-268-JP]] 過去に命と引き換えに救出された経験のある人物が触れると吸い込み、危機的状況を何度も繰り替えさせる本。それにあたって、かつて犠牲になって死亡した人物も蘇生される。 しかも、何度助けようとエンドレスで別の危機に晒される。&bold(){脱出方法はない。} 救出する側は何度も死を繰り返すうちに救出を諦め、引き込まれた人物は死体となって現れる。 そして、本の表題は「○○を救った××の英雄譚」、改題後は「××を侮蔑する一文」になる。 なお、蘇生されたかつての犠牲者も脱出不可。どうあがいても絶望なのである。 胸糞SCP VS 胸糞SCPという珍しい作品である。 ファンの間でも議論が多数なされる作品(主に「なぜいつもと逆の現象が起きたか」「ひろし君はどのタイミングで『助けられた』のか」)であるが、 一つだけハッキリと言えることは「クソ人形ざまぁ」であろう。 #endregion *関連 #region(SCP-204「守護者」) 虐待などで精神を患った12歳以下の子供についてくるナノマシンの集合体。 合体することで強大な力を発揮し子供を助けるが、そう仕向けているのか子供達は徐々に攻撃的になり人命を軽視するようになる。子供がいなくなると合体し、無差別に攻撃を行う厄介な性質まである。 財団は虐待を受けた子供たちを集めることで収容に至っているが、もし仮にそのような子供がいなくなった場合、虐待や暴力事件で逮捕されたDクラス職員に子供の「管理」をさせ、意図的にそのような子供を作るプロトコルを制定している。 #endregion #region(SCP-231-KO「理想的な友達」) KO版クソ人形ともいうべき凶悪なオブジェクト。全長20cmほどのウレタン材質で製作されており、女児の姿をしている。 心に傷を負った者に友達として振る舞いカウンセリングのようなことをして一時的に相手の心を癒やすが、実際は高度なマインドコントロール技術によって自殺や犯罪に走らせる。 (ちなみに報告書には被験体となった女性Dクラス職員が徐々に狂っていく描写があり、かなりキツいため初見時は閲覧注意) 大量殺人を犯した集団の拠点で発見されており、その集団の生き残りが財団に雇用され対応することで収容を成立している模様。 #endregion &color(red){何!Wiki篭りくん!}  &color(blue){大丈夫か!}  我が名は宇宙大帝ジゴック、この小僧の命は我がパワーとして吸収してやろう。マイクロファイターズよ、お前らにはもはや為す術はないのだ。 &color(gold){Wiki篭りは俺たちの大事な友達だ!そんな事、絶対に許せねえ!!} &color(gray){なんてことだ!皆さん、追記・修正を犠牲にしてマイクロパワーを得ないと、奴を倒すことはできません!} &color(blue){なんだって!そんな事をしたら人類は・・・リーダー、どうすりゃいいんだ!?} &color(red){例え・・・例え何を犠牲にしても、目の前で苦しんでいるWiki篭りくんを見捨てることは、俺達にはできない!いくぞ、みんな!} &color(gray){了解!現実エネルギー吸収、マイクロパワー充填します!} &color(gold){それでこそ俺たちマイクロファイターズだ!待ってろ、Wiki篭り!今助けてやるぜ!} &bold(){「うおおおおぉォォッ!」} …なんてことは無いのでご安心を。 ---- #right(){CC BY-SA 3.0に基づく表示 SCP-565-JP - 手のひらヒーローズ by alohatengu http://ja.scp-wiki.net/scp-565-jp Safe Euclid Keter ████████ by locker http://ja.scp-wiki.net/locker-s-tales-s-e-k-t アイリの嘆く水曜日 by soilence http://ja.scp-wiki.net/soilence-sp-20100630 表題:少年の夢と信頼を踏みにじった、エセヒーローどもの茶番劇 by home-watch http://ja.scp-wiki.net/micro-heroic-tale この項目の内容は『[[クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス>https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/deed.ja]]』に従います。 } #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,18) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #lsd() #comment_num2(num=30) }
&font(#6495ED){登録日}:2016/11/04 Fri 16:57:54 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 13 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&color(red){ヒーローショーには助けられるオプションが必要だ、そして犠牲の上で助ける展開はhappy endより燃えるだろ?}}  SCP-565-JPはシェアード・ワールド[[SCP Foundation]]に登場する[[オブジェクト>オブジェクト(SCP Foundation)]] (SCiP) のひとつである。JPとあるように日本支部で書かれたもの。 [[オブジェクトクラス>オブジェクトクラス(SCP Foundation)]]はEuclid→Keter→Euclid。 項目名は「手のひらヒーローズ」。 #contents() *概要 SCP-565-JPは全長80mmの四体組の人形である。写真は某社から発売されたフィギュアそのまんま((報告書内では「フィギュアに詳しい者に尋ねたところ『似ているが全くの別物』」という事になっている))だが、そもそもSCPの始まり自体が「ネットで拾った画像に怖い設定付けようぜ」的なノリなので。 人形だが、後述の「活性期」においてはコミュニケーションが可能。ただし、まともな会話はできない。 また、こいつらに対するあらゆる破壊・無効化行為は失敗してきたようだ。 こいつらは、1年間を通して3つのサイクルを繰り返している。 &bold(){サイクル1:不活性期} 毎年7月1日から翌年の4月1日18:00まではこの状態。この間は普通の人形として扱えるが、人形同士を3メートル以上離そうとしてもテレポートして元に戻ってしまう。 &bold(){サイクル2:活性期} 4月1日18:00を境にこいつらは活性化する。すると、その時最もこいつらから近かった満7歳から満12歳までの少年(以降SCP-565-JP-1)のそばにテレポートする。 そして、こいつらは生物のように動き出し、言葉を話して少年と仲良くしようとする。 結果、少年と人形は数日で友情を築き、引き離そうとしても抵抗するようになる。 また、少年への記憶処理をしても、数日で復活し、より強い執着をするようになる。 「あれ? 何かきな臭くない?」と思ったあなた。こんなもん序の口ですよ。 &bold(){サイクル3:終末期} 6月30日18:00に移行。すると、全長2m程度の黒い霧状の物質(SCP-565-JP-2)が現れ、少年を空中へ固定する。このとき、少年はとても苦しむ。 そして、以下の発言・行動を行う。 >&color(red){SCP-565-JP-A: 何![SCP-565-JP-1の個人名]くん!}  > >&color(blue){SCP-565-JP-B: 大丈夫か!}  > >&bold(){(SCP-565-JP-2内から初老の男性の声で) 我が名は宇宙大帝ジゴック、この小僧の命は我がパワーとして吸収してやろう。マイクロファイターズよ、お前らにはもはや為す術はないのだ。} > >&color(gray){SCP-565-JP-C: [SCP-565-JP-1の個人名]は俺たちの大事な友達だ!そんな事、絶対に許せねえ!!} > >&color(gold){SCP-565-JP-D:(左腕にあるキーボード状の意匠を触れる) なんてことだ!皆さん、[内容は毎回変動]を犠牲にしてマイクロパワーを得ないと、奴を倒すことはできません!}   > >&color(blue){SCP-565-JP-B: なんだって!そんな事をしたら人類は・・・リーダー、どうすりゃいいんだ!?}  > >&color(red){SCP-565-JP-A: (10秒ほどの沈黙)例え・・・例え何を犠牲にしても、目の前で苦しんでいる[SCP-565-JP-1の個人名]くんを見捨てることは、俺達にはできない!いくぞ、みんな!}  > >&color(gold){SCP-565-JP-D:(左腕にあるキーボード上の意匠を触れる)  了解!現実エネルギー吸収、マイクロパワー充填します!}  > >&color(gray){SCP-565-JP-C: それでこそ俺たちマイクロファイターズだ!待ってろ、[SCP-565-JP-1の個人名]!今助けてやるぜ!} > >SCP-565-JP-AからSCP-565-JP-Dは拳を突き上げ跳躍、SCP-565-JP-2の中に飛び込む。 この後、SCP-565-JP-2は消滅し、SCP-565-JPは不活性化する。 そして、「犠牲」となったものがこの世から&bold(){消滅}する。 この「犠牲」に選ばれるものは、&bold(){人類にとって有益な発見、発明}-これは過去、未来を問わない-である。 「過去、未来を問わない」とは、例えば、ある化合物が「犠牲」に選ばれれば、それは地球上から消滅し、新たに作り出すことが不可能になる、ということである。 これまで「犠牲」となった発見・発明は以下の通り。 ・イネ品種 岩手189号  ・HIVワクチン RY92 ・Keterクラスオブジェクト SCP-███-JPの確立された収容保護手順 ・Tale Safe Euclid Keter █████ によるとSCP500 要するに、このSCiPは&bold(){子どもを道具として使い、人類の発展に多大なダメージを与えるクソ人形}なのである。 でも、少年は助かるんでしょ? 人命を思えば…と思ったアナタ。 &bold(){救出から2時間後に普通に死にます。} ついでに言うと、サイクル3の途中で少年が死んでしまった場合も&bold(){お構い無しに「犠牲」は消滅します。} *実験記録 こいつらを使った実験から、重要なものをいくつか抜粋しよう。 >実験記録565-JP-ろ-1 >実験方法:SCP-565-JP-Aの半径5m地点に被験体A、半径50m地点に被験体Bを配置。被験体Aは███病の末期状態で昏睡状態にある。被験体Bは健康体。 >結果:SCP-565-JPは被験体Bの付近に転移し、被験体BがSCP-565-JP-1-3となる。 >考察:反応の無いお友達はお気に召さないようだ。 意識のある子供を狙う外道。 >実験記録565-JP-は >被験対象:SCP-565-JP-1-4 >実験方法:サイクル3発生と同時にSCP-565-JP-2を各種装備で武装した戦術チーム10名で攻撃。 >結果:あらゆる攻撃はSCP-565-JP-2を透過。SCP-565-JP及びSCP-565-JP-2は我々の攻撃に一切のリアクションを示さなかった。サイクル3は完遂された。 >犠牲:HIVワクチン RY92 >考察:SCP-565-JP-2はただ、サイクル3のための小道具として存在しているのでは無いだろうか?SCP-565-JPへのKeter指定を検討したい。 物理攻撃は無効。こいつらの文明破壊を止めることはできないのか…? >実験記録565-JP-ほ >実験方法:サイクル2の期間中にSCP-565-JP-1-6を███させる。 >結果:SCP-565-JPはSCP-565-JP-1-6の██と同時に不活性化。SCP-565-JPはSCP-565-JP-1-6を保護するような行動は行わなかった。サイクル3への移行は発生しなかった。 >犠牲:SCP-565-JP-1-6 >考察:SCP-565-JPの封じ込め方法はわかった。問題は、我々はこれをやり続けねばならんということだ。 どうやら、「犠牲」のほうはどうにか収まったようだ。 しかし、封じ込め手段が何やってるか書けないのを見るに、少年の死はどうあがいても防げないらしい。 財団も苦肉の策として、毎年「余命一年以内の意識がある子供」を生け贄に捧げ続けている。 何でこんな邪悪な奴がEuclidなの?という人は[[オブジェクトクラス>オブジェクトクラス(SCP Foundation)]]の項目を参照。 >SCP-565-JPの活性サイクルが年に1回限りであり、収容コストがコントロール可能な範囲であることから、Euclidクラスに変更となりました。倫理的観点からのオブジェクトクラスに対する異議申出は一切受付けません。 *インタビュー クソ人形がクソ人形たる所以。 >███博士: あなた方の名前を教えて下さい。 > >&color(red){SCP-565-JP-A: 我々は、特装勇者マイクロファイターズ!}  > >&color(blue){SCP-565-JP-B:俺たちは、地球の勇気ある子どもたちと力を合わせて、宇宙大帝ジゴックと戦っているんだ!}  > >███博士: あなた方は人類の味方なのでしょうか。 > >&color(red){SCP-565-JP-A: 我々は人間が大好きだ! この星にくらすみんなを、ひどい目に合わせる訳にはいかない!}  > >&color(gray){SCP-565-JP-C: 特にカワイコちゃんはな!} > >&color(gold){SCP-565-JP-D: 貴方は科学者のようですね。我々と力を合わせて悪と戦いましょう。}  > >███博士: 検討しておきます。あなた方が子どもと常に行動を共にするのは何故でしょうか。 > >&color(red){SCP-565-JP-A: 地球の子どもたちの強い勇気と希望は、我々にマイクロエネルギーを与えてくれるんだ!何より、[SCP-565-JP-1-3の個人名]くんは大切な友達だからね!} > >&color(blue){SCP-565-JP-B:ジゴックの好きにさせるわけにはいかないぜ!}  > >&bold(){███博士: 以前あなた方が"助けた"、[SCP-565-JP-1-2の個人名]くんはあの直後に死亡しましたが。} > >&color(red){SCP-565-JP-A: 我々は、特装勇者マイクロファイターズ!}  > >&bold(){これ以降の質問に対して、有効な回答は得られなかった。} *Tale Taleとは、平たく言えば公式二次創作小説のこと。 このクソ人形を題材にした作品も3つほどある。 #region(Safe Euclid Keter ████████) こいつらの「犠牲」にされたとある発明と、財団の抵抗を書いた作品。 オチを言ってしまうと、とある有名SCPの誕生秘話であるが、この作品についてはぜひとも自分の目で確認していただきたい。 #endregion #region(アイリの嘆く水曜日) ざっくり解説:[[SCP-120-JP]] 『深き海とそびえる山を統べる偉大なる王』を名乗るクモガイと、その中に潜む巨大な蜘蛛か蟹のような化け物。自分の価値を高価だと認める人間が周囲にいないと化け物が暴れ出す。 ただし、アイリという女の子(一般人)とだけは普通にコミュニケーションが取れる。 >もう今更信じてくれなくても良いけど、あの子が犠牲になったのは本当に、偶発的な出来事だったんだ。だいたい故意にあんな目に合わせたりはしないよ。むしろ他の緊急事態に気を取られて、ただの人間のあの子に目を向けていられなくなって、その隙を突かれたんだ。あいつらにしたって、非活性期間だったはずだし、今まで女の子があいつらの餌食になったことも無かったしね、想定外でもあった。あいつらも、脱走した他の化物の毒気に当てられたんだろうね。 何とクソ人形どもは男児縛りを無視してアイリを拉致したのだ。 というかさらっと収用違反犯しまくってんじゃねえよ… >……まあ、いくらでも無視してくれていいけどさ、でもこれだけは信じてくれた方が、君のためになると思うよ。我々は、君に価値を認めているんだ。君は最後までそれに納得してくれなかったけどね。 >それでも僕はさ、君を信じてるよ。君なら彼女を助けられると。 >今からでも遅くはない。一度くらいはさ、我々の期待する価値があるって事を証明してみせたまえ……なんて言っても、モチベ上がんないよね。他の事を言おうか。 > >王様なら、お姫様くらい助け出してみたまえ」 >それから古藤博士はある場所の情報を提供すると、ゆっくりと目を閉じた。 >白い部屋の中空で少女は磔にされ、魔女裁判じみた理不尽が今にも執行されようとしていた。 >だがそこには既に、迫り来る危機に立ち向かおうとする、4人の小柄だが屈強な男達の姿があった。 迫りくる危機(自演) >男の1人が知性をたたえた瞳で、右腕に取り付けられた機械へと目をやったその時、彼の胴体は鋭利な刃に両断された。 何と破壊不可能のはずのクソ人形が両断された。 SCiPによる攻撃なら有効のようだ。 但し、これはあくまで二次創作であるということは覚えておいてほしい。 >&bold(){「許すまじ宇宙大帝ジゴック!} >&bold(){許すまじ、特装勇者マイクロファイターズ!} >&bold(){この、『深き海と』……いや、貴様らに語る価値などない。} >&bold(){この大怪獣ラムビス様が相手だ!」} &bold(){ヒューッ!} &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){※ラムビス:クモガイの学名}} #endregion #region(表題:少年の夢と信頼を踏みにじった、エセヒーローどもの茶番劇) >序 >我が名は宇宙大帝ジゴック、この小僧の命は我がパワーとして吸収してやろう。マイクロファイターズよ、お前らにはもはや為す術はないのだ。 > >ひろしは俺達の大事な友達だ! そんな事、絶対に許せねえ! >なんてことだ! 皆さん、人類にとって多大な犠牲を支払わない限り、奴を倒すことはできません! >なんだって! リーダー、俺達はどうすりゃいいんだ!? >……例え…例え何を犠牲にしても、目の前で苦しんでいるひろしくんを見捨てることは、俺達にはできない! いくぞ、みんな! >それでこそ俺達マイクロファイターズだ! 現実エネルギー吸収! マイクロパワー充填! > >「うおおおおぉォォッ!」 お馴染みの胸糞悪い茶番であるが…何か足んねぇよなぁ? 項目を読んでいる皆さんも、どこがおかしいか続きを見る前に推理してほしい。   >1 > >我が名は宇宙大帝ジゴック、この小僧の命は我がパワーとして吸収してやろう。マイクロファイターズよ、お前らにはもはや為す術はないのだ。 > >ひろしは俺達の大事な友達だ!そんな事、絶対に許せねえ! >なんてことだ! 皆さん、人類にとって多大な犠牲を支払わない限り、奴を倒すことはできません! >なんだって! リーダー、俺達はどうすりゃいいんだ!? >……例え…例え何を犠牲にしても、目の前で苦しんでいるひろしくんを見捨てることは、俺達にはできない! いくぞ、みんな! >それでこそ俺達マイクロファイターズだ! 現実エネルギー吸収! マイクロパワー充填! >   >いや待て、やめだ。 >なんだこりゃあ? クソ人形たちも異常に気が付き始めたようだ。 >2 > >我が名は宇宙大帝ジゴック、この小僧の命は我がパワーとして吸収してやろう。マイクロファイターズよ、お前らにはもはや為す術はないのだ。 > >ひろしは俺達の大事な……ひろし……ああ? >なんてことだ!皆さん、人類にとって多大な犠牲を……ああ! まただ、今回も同じだ! >なんだこれ、どういうことだよ! >  >  >どうして&ruby(お れ た ち){マイクロファイターズ}が犠牲に選ばれてる?  そう、今回の文章には「犠牲」が書かれていなかったのだ。 そして、「犠牲」はクソ人形たちだったのだ。 何でこんなめちゃくちゃなことが起こったのかは後述。 >16 > >我が名は宇宙大帝ジゴック、この小僧の命は我がパワーとして吸収してやろう。マイクロファイターズよ、お前らにはもはや為す術はないのだ > >ひろしは大事な友達だ! だけどこの身を犠牲に救うって訳にはいかないな! >俺達がここで倒れたら、いったい誰がこの星を守るっていうんだ! >ひろしくんと過ごした日々の思い出を糧に、我々は戦い続ける! > >我々は、特装勇者マイクロファイターズ! 遂に本性をぶちまけるクソ人形。 本項目の読者のみなさんには自明の理だが。 >███ > >我が名は宇宙大帝…&bold(){もう黙れっつってんだろうがジゴック!} 当たり前だがクソ人形とジゴックはグルだった。 >最終章 > >なんで俺達がこんなこと > >  >くそ > >  > >  > >  > >  > >ひでえ茶番だ。 &bold(){改題後:大事な友達を悪から救った、小さなヒーローたちの英雄譚} ざっくり解説:[[SCP-268-JP]] 過去に命と引き換えに救出された経験のある人物が触れると吸い込み、危機的状況を何度も繰り替えさせる本。それにあたって、かつて犠牲になって死亡した人物も蘇生される。 しかも、何度助けようとエンドレスで別の危機に晒される。&bold(){脱出方法はない。} 救出する側は何度も死を繰り返すうちに救出を諦め、引き込まれた人物は死体となって現れる。 そして、本の表題は「○○を救った××の英雄譚」、改題後は「××を侮蔑する一文」になる。 なお、蘇生されたかつての犠牲者も脱出不可。どうあがいても絶望なのである。 胸糞SCP VS 胸糞SCPという珍しい作品である。 ファンの間でも議論が多数なされる作品(主に「なぜいつもと逆の現象が起きたか」「ひろし君はどのタイミングで『助けられた』のか」)であるが、 一つだけハッキリと言えることは「クソ人形ざまぁ」であろう。 #endregion *関連 #region(SCP-204「守護者」) 虐待などで精神を患った12歳以下の子供についてくるナノマシンの集合体。 合体することで強大な力を発揮し子供を助けるが、そう仕向けているのか子供達は徐々に攻撃的になり人命を軽視するようになる。子供がいなくなると合体し、無差別に攻撃を行う厄介な性質まである。 財団は虐待を受けた子供たちを集めることで収容に至っているが、もし仮にそのような子供がいなくなった場合、虐待や暴力事件で逮捕されたDクラス職員に子供の「管理」をさせ、意図的にそのような子供を作るプロトコルを制定している。 #endregion #region(SCP-231-KO「理想的な友達」) KO版クソ人形ともいうべき凶悪なオブジェクト。全長20cmほどのウレタン材質で製作されており、女児の姿をしている。 心に傷を負った者に友達として振る舞いカウンセリングのようなことをして一時的に相手の心を癒やすが、実際は高度なマインドコントロール技術によって自殺や犯罪に走らせる。 (ちなみに報告書には被験体となった女性Dクラス職員が徐々に狂っていく描写があり、かなりキツいため初見時は閲覧注意) 大量殺人を犯した集団の拠点で発見されており、その集団の生き残りが財団に雇用され対応することで収容を成立している模様。 #endregion &color(red){何!Wiki篭りくん!}  &color(blue){大丈夫か!}  我が名は宇宙大帝ジゴック、この小僧の命は我がパワーとして吸収してやろう。マイクロファイターズよ、お前らにはもはや為す術はないのだ。 &color(gray){Wiki篭りは俺たちの大事な友達だ!そんな事、絶対に許せねえ!!} &color(gold){なんてことだ!皆さん、追記・修正を犠牲にしてマイクロパワーを得ないと、奴を倒すことはできません!} &color(blue){なんだって!そんな事をしたら人類は・・・リーダー、どうすりゃいいんだ!?} &color(red){例え・・・例え何を犠牲にしても、目の前で苦しんでいるWiki篭りくんを見捨てることは、俺達にはできない!いくぞ、みんな!} &color(gold){了解!現実エネルギー吸収、マイクロパワー充填します!} &color(gray){それでこそ俺たちマイクロファイターズだ!待ってろ、Wiki篭り!今助けてやるぜ!} &bold(){「うおおおおぉォォッ!」} …なんてことは無いのでご安心を。 ---- #right(){CC BY-SA 3.0に基づく表示 SCP-565-JP - 手のひらヒーローズ by alohatengu http://ja.scp-wiki.net/scp-565-jp Safe Euclid Keter ████████ by locker http://ja.scp-wiki.net/locker-s-tales-s-e-k-t アイリの嘆く水曜日 by soilence http://ja.scp-wiki.net/soilence-sp-20100630 表題:少年の夢と信頼を踏みにじった、エセヒーローどもの茶番劇 by home-watch http://ja.scp-wiki.net/micro-heroic-tale この項目の内容は『[[クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス>https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/deed.ja]]』に従います。 } #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,20) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #lsd() #comment_num2(num=30) }

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