PERFECT BLUE(アニメ映画)

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『PERFECT BLUE(パーフェクトブルー)』は1998年に公開された長編アニメ映画。
「日本初の本格サイコサスペンスアニメ」と銘打たれて公開され、映倫によってR-15指定(15歳未満の視聴禁止)を受けた、アニメでは初の映画である。

監督は漫画家出身で、大友克洋の下でアニメーターをしていた鬼才・[[今敏]]。
その現実感あふれる、実写とほぼ変わらないほどの背景の描き込みや、躍動感あふれる人物作画などで絶大な注目を集め、
世界を代表するクリエイターとして知れ渡れる出世作となった。

原作は作家・コラムニスト竹内義和の『パーフェクトブルー 完全変態』(本作後の2002年に『Perfect Blue 夢なら醒めて…』として実写映画化もされた)。
だがアニメ映画版は原作と共通しているのが「アイドルがストーカー被害に遭う」「ストーカーの中の理想化されすぎたアイドル像への妄執が『アイドルのドッペルゲンガー』として実物化する」という大まかなストーリーのみで、それ以外はストーカーの素性も含めほぼ完全な別物として描かれている。


1997年ファンタジア国際映画祭で最優秀作品賞を受賞したことをきっかけに、現在もなおアニメ映画の到達点として世界中の監督・批評家から絶賛されている。
特に、アメリカの映画監督ダーレン・アロノフスキーは本作の熱烈的ファンであり、リメイク権を取得しただけでなく、自身の映画にも本作から受けた影響が多数見受けられる。
例として、バスタブのシーンは『[[レクイエム・フォー・ドリーム>レクイエム・フォー・ドリーム(映画)]]』でほぼそのままのカットで用いられ、『ブラック・スワン』ではストーリーがほぼ似通っていると話題となった。



【ストーリー】
三人組のB級アイドルユニット「CHAM(チャム)」のメンバー・霧越未麻は、一念発起を目指し女優業に転向するため、事務所の意向も相まってユニットの脱退を宣言する。
だが、アイドル業に固執し女優に猛反対するマネージャーと女優へのイメージチェンジを推す社長との板挟みや、
アイドルを辞めたことに対するファンからの逆恨みストーカー被害、
さらに自分の名を騙り自分の行動を克明に記した偽のホームページ「未麻の部屋」といった数々の困難に直面し、鬱屈した日々を送っていた。
そして、女優業で初めて来た仕事は連続サスペンスドラマのレギュラー。
だが、女優へのイメージチェンジのために、彼女はドラマでのレイプシーンやヘアヌード写真集の撮影にまで取り組むことになってしまう。
「アイドル」の自分と汚れ仕事のギャップに次第に追い詰められ、心の行き場を失くしていく未麻。
彼女に追い打ちをかけるように、「アイドルの自分」の幻影が自分を嘲笑う…。
そして、ドラマの脚本家が何者かに惨殺され、未麻は次第に精神異常の殺人鬼を演じるドラマと妄想、現実と自分の境界を見失っていく…。



【登場人物】
◆霧越未麻
CV:[[岩男潤子]]
B級ユニット「チャム」のメンバーとしてオタク共に人気なアイドル。
アイドルとしてまったく花が咲かない現実からの脱出と、事務所の意向が後押しし、女優に転向するべくユニットを離脱する。
性格は現代っ子らしく明るく元気で、外では人から愛されるキャラだが、望まぬ汚れ仕事やストーカー被害により次第に追い詰められ、メンタルが衰弱しきるようになる。

◆日高ルミ
CV:[[松本梨香]]
未麻の専属マネージャー。
面倒見がよく姉御肌な頼れる性格だが、未麻の女優業転向に反対し、彼女をアイドルでい続けるべきだと、社長の田所に抗議する。
実は時代の波に抗えず業界から消えた元アイドルで、アイドルに固執するのもその過去があると思われるが、彼女自身、今は見る影もなくぽっちゃりおばさんに成り果てている。

◆田所
CV:辻親八
未麻の事務所の社長。
未麻の女優転身をゴリ押しし、彼女の大胆なイメチェン戦略を進める。
彼女への愛情は本物だが、そのためにどんな汚れ役も構わない、ある意味一番の職業プロとして振る舞う。

◆レイ
CV:[[新山志保]]
◆雪子
CV:古川恵美子
チャムのメンバー。
未麻が抜けた後は二人で活動を続けるが、彼女が抜けた途端にユニットがブレイクするようになる。
汚れ仕事をするかつての仲間には心配はするが大して気にしてはいないようだ。

◆内田
CV:大倉正章
未麻の卒業コンサートの警備員で、未麻の熱狂的ファン。
爬虫類のような、人間離れした顔をした、嫌悪感を掻き立てるような容姿をした、いかにもなキモオタ。
未麻が女優に転向したことで彼女に失望と逆恨みを抱き、コンサートの邪魔をした不良をボコにしたり脅迫FAXを送りつけたりと、悪質なストーカーと化す。
さらに、「アイドルの未麻」が経営しているHP「未麻の部屋」に入り浸り、その主とメールでやり取りし籠絡され、女優の未麻を偽者と断じ、彼女を殺そうとするが…。

◆手嶋
CV:秋元羊介
ドラマ放送局の社長。
田所に、当初はチョイ役だった未麻の大きな役どころを打診される。

◆渋谷貴雄
CV:塩谷翼
ドラマ「ダブルバインド」の脚本家。
田所に懇願され、未麻の役に重要な役どころ(という名の汚れ役)を作り出すも、完成後に何者かにメッタ刺しにされ殺害される。

◆村野
CV:[[江原正士]]
ヌード写真専門のカメラマン。
未麻のヘアヌード写真をいやらしい顔つきで撮影するが、出前のピザ屋のふりをした殺人鬼に惨殺される。

◆落合恵理
CV:篠原恵美
中堅の実力派女優。
「ダブルバインド」の主人公の精神科医の役を務める。

◆ヴァーチャル未麻
CV:岩男潤子
汚れ仕事で追い詰められた未麻の前に現れた、アイドル時代の彼女の幻影。
「アイドルの未麻」として振る舞い、「綺麗だったアイドルの自分」を誇らしげに彼女に見せつけ、「汚れた女優の偽者」を嘲笑う。
次第に自分を「本物の未麻」と主張し未麻を邪魔者扱いするようになる。
そして終盤、幻影ではない「実体としてのヴァーチャル未麻」が現れるが、その正体は醜悪なものであった…。











「でも、あの項目が本当の私らしいのかも」

「心の中にしまいこんでいたもう一つの項目、それが勝手に追記・修正しだしたとしたら…」


#right(){「大丈夫、妄想が追記・修正するなんてありえないわ」}
「え?」


#center(){「はいカット!」}

#include(テンプレ2)
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}
#include(テンプレ3)

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- 劇中の殺人が全て同一犯のものなのかどうか…  -- 名無しさん  (2014-11-15 15:32:11)
- 真犯人発覚であの人のそれまでの言動思い出すと怖すぎる。  -- 名無しさん  (2014-11-15 19:14:27)
- エピローグはハッピーエンドで本当よかったな  -- 名無しさん  (2014-11-16 00:28:45)
- カーレンジャーそっくりのヒーローがいた。  -- 名無しさん  (2017-06-23 23:59:06)
- ブラックスワンがパクったのは山岸凉子だと思うんだけどねえ  -- 名無しさん  (2017-08-11 22:42:09)
- 村野の殺害シーンの大袈裟ぶりは、何となくダリオ作品っぽかったな…あと、ピザを落っことした時の反応好き  -- 名無しさん  (2019-11-16 09:25:03)
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