SV-51

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SV-51 - (2018/07/21 (土) 09:40:20) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/11/08(月) 19:35:29
更新日:2023/02/24 Fri 06:00:52
所要時間:約 5 分で読めます




マクロスゼロに登場する可変戦闘機
敵側の反統合同盟が製造、投入した機体でペットネームは判明していない。

設計・製造 スホーイ/イスラエル航空工廠/ドルニエ共同開発
全長: ファイター 22.77m
重量:17,800kg
エンジン:(主機)アビアドビガデルD-30F6X ターボファンジェット×2
(副機)VTOL用ファンジェット×2
エンジン推力:(主機)102.5KN×2 、 204.7KN×2(アフターバーナー時)
最高速度:(高度11.000m):マッハ2.81
航続距離:1,910km
(マイクロミサイルランチャー/増槽複合ポッド装備時)
上昇限度 :22,500m
乗員:1名
攻撃武装
Gsh-231 12.7mm機銃×1
Gsh-371 55mmガンポッド×1(装弾数120発、予備弾倉×1)
マイクロミサイルランチャー/増槽タンク複合ポッド×2
(主翼下ハードポイント6ヶ所のうち2ヶ所を使用、ツロポフSA-19 MI/IR誘導ミサイルを片方18発ずつ格納)
燃料気化爆弾
【防御武装】
SPO-18C 360度パッシブ・レーダー警戒システム
APP-60 フレア&チャフディスペンサーシステム
RP-51 アクティブステルスシステム
SW-51 SWAGエネルギー転換装甲システム



統合戦争末期に反統合軍がVFシリーズより先に実戦投入した機体。
その戦闘力に脅威を感じた統合軍はVF-1 バルキリーの試験モデルの一つを急遽改造し、VF-0 フェニックスとして実戦投入。その結果史上初の可変戦闘機同士の戦闘が行われる事になった。

こちらの機体も熱核反応タービンエンジンの小型化が実用段階に達してない為、従来のジェットエンジンをオーバーチューンして搭載している。
その為、ジェットエンジンの特性上、宇宙空間での運用は不可能。

あらかじめ実戦で使用することを想定して製造されている為、信頼性・完成度はVF-0より高い。
VF-0と比較すると積載量やエンジン出力に優れているが、装甲も厚く武装も重火器が多い為機体が重く、燃費が悪くなってしまい行動時間が短い。更に現在のVFシリーズの中で最も複雑な変形機構を有しており、重量に対して変形機構のアクチュエーターの出力が不足している為に少しだけ変形時間が長い。

VTOL用ファンジェットを搭載している為、主機の偏向ノズルと合わせてファイター形態のまま垂直離着陸が可能な他バトロイド時の急加速に使用される。
頭部カメラは首の部分をまるでろくろ首の様に伸ばせる為、岩影などから覗き見ることが可能。

主翼は折り畳むタイプの可変翼でバトロイド時は背部に折り畳まれるが、ハードポイントに複数のミサイルが搭載されている場合はミサイル同士や主翼と腕が干渉しないように主翼が機体に垂直に移動し、放物線を描く様に曲がった状態になる。

現在判明している可変戦闘機の中で最も長大な機体で、ファイター形態はソ連の戦闘機を彷彿させ、バトロイド形態は上記の様に異質な外見をしており、全体的に細長い。
どの位細長いかバトロイドで比較するとVF-0より頭一つ分高く、小型なVF-1とは大人と子供程の身長差がある。
その為か破損時は爆散せずにバラバラになる事が多かった。



VF-0とSV-51の戦闘が行われたマヤン島の事件は統合軍のトップシークレットにされており、SV-51の存在は一般には隠されていたと思われる。

50年後の2050年代にはある程度情報が発表されており、工藤シンの伝記としてフロンティア船団で映画化された際に希少ではあるものの熱核反応エンジンに換装された機体が残っていた為、映画撮影に使用された。
こっちは残ってたのに、VF-0は無い…何故だろうか?

マクロス30にてリオン榊の最初期の機体および野良VF-0が出現している。つまりF時代でもなかったわけではない模様。



【バリエーション】
SV-51α
一般機
カラーはサンドブラウン
標準的な機体
作中では一般兵が使用した。

SV-51γ
エース用スペシャルチューン機
作中ではノーラ・ポリャンスキーがワインレッドにゴールドのラインが塗装された機体を、D.D.イワノフがブラックにデイジーとスカルマークが塗装された機体を使用した。特にイワノフの操縦技術は特筆に値するもので、機体性能差があったとは言えあのロイ・フォッカーと殺り合って被弾したのはガンポッド一発のみ。しかもフォッカーはリアクティブアーマーを装備し、奇襲を掛けて超近接戦に持ち込んだ状態だった。

SV-52
かつての反統合同盟に属していた地域で開発された、歴史の闇に消えた傑作機。熱核反応エンジンへの換装の他、細部に改良が施されている。SV-51同様、エース用にチューンしたγ型も存在する。

SV-52γ オリョール
マクロスRに登場。2058年にバンキッシュレースの花形の一機として甦った。
ロシア、ウクライナ、ポーランドなどのシェルターに保全され、戦果を免れた機体をさらにチューンしつつレストアした機体。
外見はSV-51にかなり近くなっているが、頭部形状、低速エルロン部が大きく異なる。
特に頭部はレース仕様ということもあってセンサーが増設されている。
もともとあったコクピットやフレームは極力残してはいるが、OTもろくになかった時代の大型な機体である。
そのため2058年の時代においてはかなり余裕のある設計とみなされ、エネルギー転換装甲などの第一次星間戦争前後の新技術を詰め込んである。
搭載エンジンはVF-17Dに搭載されていたバーストエンジンを更にチューンナップしたものに換装しており、当時最新鋭制式採用機だったVF-171に匹敵する性能を叩き出す。
この仕様変更により、ノーマル仕様のままでも衛星軌道上に到達可能。おそるべしSVシリーズ。
最高速度はマッハ21だが、高度3万m以内ではマッハ4.8。大気圏内での全開飛行では限界温度を超えて機体が燃えるというハチャメチャっぷり。
ここまで来るとほぼAVFだが、ピンポイントバリアだけは展開する事ができない。なお本分はレース機ということでアクティブステルスも搭載されていない。
搭乗者はRのヒロイン枠の一人、マグダレーナ・ツェロナスカ。
ラフプレイで客を魅了するも、SV-52γオリョールはそれにもびくともしない堅牢性を見せる。
彼女いわく、「最古にして最良の可変戦闘機」
有事の際に持ち出したのはVF-11アーマードが使用する長砲身高貫通6バレルガンポッド。ケレン味の塊である。
スタッフ、乗り手にトコトン愛された機体である。

【追加装備】
ツインブースター
主翼の可動ヒンジ上部のハードポイントに搭載される二機の一撃離脱用ジェットブースター。余剰推力を頼みにハードポイント全てに無数のミサイルポッドを搭載している。
最終決戦にてノーラとイワノフが使用した。



ちなみに機銃×1となっているが、原作3巻やYAMATO 1/60 SV-51を見る限り2門付いている
(バトロイド時に両腰に位置している)
河森監督が変形で最も気に入っている可変戦闘機であり、長い機首を分割する、主翼を折り畳み背部に移動させる、腕部をファイター時に脚部の外側に配置、脚部の付け根を回転させる事によりガウォークの逆間接を無理なく可能にする等かなりこだわっている。



「チッ…ガス欠か。また追記・修正しよう」

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