Fate/Zero

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Fate/Zero - (2015/06/05 (金) 16:54:44) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2010/05/19(水) 14:43:57
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#center(){&bold(){&font(#ff0000){――これは、Zeroに至る物語}}}




[[TYPE-MOON]]と[[ニトロプラス]]の夢のコラボを実現したライトノベル。

作画:[[武内崇]]
著者:[[虚淵玄]]
全四巻。全六巻での文庫化も決定。

『[[Fate/stay night>Fate/stay night]]』の10年前の第四次[[聖杯戦争>聖杯戦争(Fate)]]を描いたスピンオフで、
stay nightと『[[Fate/hollow ataraxia>Fate/hollow ataraxia]]』の中で語られたエピソードや裏設定が取り込まれている。
ドラマCD化され、[[アニメ化]]と漫画化も決定した。
アニメーション製作は『[[空の境界]]』で同じく型月作品の劇場アニメ化を担当したufotable。

しかし、&font(#ff0000){あ の}虚淵が手掛けたという事でとにかく重い。
しかも、製作前に「本編は[[ハッピーエンド]]だったので遠慮なく[[バッドエンド]]を書けます」とコメントしていた。
因みに、原案は余りにも話が重すぎた為に大きく変更されたという逸話もある。
ある意味、登場人物が誰1人としてハッピーエンドを迎えない。




虚淵「頑張り過ぎちゃった♪」

大塚「泣いちゃった♪」

一応セイバー陣が主人公だが明らかに金ぴかとライダー陣の方が扱いが良い。
スタッフ曰く「Zeroはセイバーがライダーと金ぴかにひたすらイジメられる話」。









登場キャラクター

▼セイバー陣
〇[[セイバー>セイバー(Fate)]]
みんな大好き腹ペコ王。
主人公なためか、周りにブンブン振り回されて心労が酷いことに。

〇[[衛宮切嗣]]
セイバーのマスターであり[[イリヤ>イリヤスフィール・フォン・アインツベルン]]の父親。
「魔術師殺し」の異名を持つ。
「正義の味方」を目指していたが、色々あって挫折。
世界を救いたいと願っているが下手な悪役よりも悪役らしい。

〇[[アイリスフィール・フォン・アインツベルン]]
イリヤの母親で切嗣の嫁。
可愛すぎる母その1。

〇[[久宇舞弥]]
切嗣の助手。
名付け親は切嗣。



▼アーチャー陣
〇[[アーチャー>黄金のサーヴァント]]
みんな大好き金ぴか。
王気(オーラ)の持ち主。
今作の妖艶担当。

〇[[遠坂時臣]]
アーチャーのマスター。
ある意味コイツが元凶。

〇[[遠坂葵]]
時臣の妻で凛の母親。
可愛すぎる母その2で、武内祟のお気に入り。

〇[[遠坂凛]]
時臣と葵の娘。
綺礼の事を信用していない。最後の最後で綺礼に(精神的な意味で)弄ばれる悲惨な娘。


▼アサシン陣
〇[[アサシン>真アサシン(Fate)]]
ある意味一番可哀想な奴で一番最初に脱落する。

〇[[言峰綺礼]]
アサシンのマスター。
マーボー
今作では全盛期+とある要因によりチート化する。

〇[[言峰璃正]]
マーボーの父親。
マーボーよりも強い爺さん(これは八極拳の腕が綺礼より優れているだけで、純粋な殺しの技術は綺礼に及ばない。ようはスポーツと実戦の違い)。


▼ライダー陣
〇[[ライダー>ライダー(zero)]]
実質的な主人公。
Zero唯一にして最強の[[愛すべき馬鹿]]にして漢の中の漢。
通称「俺達の王」。

〇[[ウェイバー・ベルベット]]
ライダーのマスター。
実質的なヒロイン(一応男)。
Zero唯一にしてスタッフ公認の最強の萌えキャラ。


▼ランサー陣
〇[[ランサー>ランサー(zero)]]
マスターに恵まれなかった人。
サーヴァントの中では最も悲惨な最後を遂げる。


〇[[ケイネス・エルメロイ・アーチボルト]]
ランサーのマスターその1。
ある意味サーヴァントに恵まれなかった人。
そして悲惨な最後の人。

〇[[ソラウ・ヌァザレ・ソフィアリ>ソラウ・ヌァザレ・ソフィアリ]]
ランサーのマスターその2。
さりげなく今作一の巨乳。
拷問要員(どちらの意味でも)。


▼バーサーカー陣
〇[[バーサーカー>バーサーカー(zero)]]
Zero最大の燃え要素。
あの金ぴかを何度も翻弄したすごい人(もっとも金ぴかも本気ではなかったが)。

〇[[間桐雁夜>間桐雁夜]]
バーサーカーのマスター。
ある意味一番幸福であると同時に最も悲惨な最期を迎えた人。
虚淵曰く「ダメ人間系[[孔濤羅>孔濤羅(コン・タオロー)]]」。


▼キャスター陣
〇[[キャスター>キャスター(zero)]]
青ひげ。
めちゃくちゃイっちゃってる。

〇[[雨生龍之介>雨生龍之介]]
キャスターのマスター。
恐らくZero唯一の、ある意味最高の最期を迎えた人。
青ひげとは黄金コンビ。かなりイっちゃってる。
お前らの最大の敵。






なお、[[奈須>奈須きのこ]]氏と武内氏は、当初は虚淵氏に『Fate/hollow ataraxia』のおまけシナリオを書いてもらうつもりだったため、
そのまま企画が通れば、『Zero』は切嗣VSマーボーのみだったらしい。
しかしその提案に乗った虚淵氏は、「どうせなら第四次聖杯戦争そのものを書かせてほしい」と打診。
その嬉しい提案に奈須氏が乗り、『Fate/Zero』はスタートしたのであるが、
実はこの話が持ちかけられた時、虚淵氏は自分のバッドエンド症候群に絶望してライターを辞めようと考えていたらしい。
しかし、前述の通り、ライターを辞めるという決意を告げる前に打診された『Fateの外伝を書く』という企画に魅力を感じた虚淵氏は、
その執筆を通してライターとしての楽しみを再び見出だし、今に至るのである。
虚淵氏が先に話しかけたり、別の人に先に相談して辞めていたらジャンゴやまどかが作られなかったかも知れないと思うと、人生の不思議さを感じずにはいられない。

ちなみに虚淵が第四次聖杯戦争を書きたいと思ったそもそものキッカケは、
Fateの初回特典サイドマテリアルに載っていた若き言峰の短髪&イヤリングに胸キュンしてしまったからである。
そんな虚淵氏は『Zero』の執筆が楽しくて仕方がなかったのか、奈須氏がドン引きするほどのペースで1巻(1章ではない)を書き上げたらしい。

余談だが、ドラマCDの[[王の軍勢]]のシーンには虚淵氏やきのこさん等のスタッフ総勢で参加していた。

色んな意味で異色な本作は他のFateシリーズとの対立が桁違いに多い作品でもある。
原作SNとはかなり設定が異なる部分があったり等、諸々の事情でかなり賛否両論がある。
公式でも時期によっては正史やらパラレルやらと発言がぶれてる為に尚更どちらなのか揉める一因になっている。

また、アニメ化に際しては前作アニメ「Fate/stay night」を罵倒するファンが続出、zeroショックと呼ばれるかつてない作品闘争が始まってしまった。
本作ではセイバーが基本的に不遇であり、セイバーに関連した対立が苛烈を極めている。

ZeroにはZeroの、stay nightにはstay nightの良さがあるので
どちらが面白いかは実際に作品を観た上で、各々で判断して貰いたいところである。
だからと言って自分は合わないからとその作品を罵倒して良い理由にはならない
ということを念頭に置いておいて欲しい。

ちなみに最近では「Fate/stay night」の再アニメ化決定の際に、
武内氏は『監督である近藤さんには「Fate/stay night」は「Fate/Zero」から続く話でありながら、違う作品なんだと。矛盾したことを何度もお願いしています』
とコメントしており、公式としても矛盾点は認めており、同一世界ではなくあくまで別作品として見てそれぞれ楽しんで貰いたいと発言している。

奈須きのこ氏はZeroについて『strange Fake』(小説版)1巻解説にて「stay nightと条件は同じだけど微妙に違う世界」と発言。
『stay night』とはパラレルである事が公式に認められた。
しかしながらufotable制作の『Fate/stay night Unlimited Blade Works』前半期最終話の実況ツイートにおいて
「鏡界汚染世界。橋は昔から境界であり、現世と幽世を隔てるきざはしである。加えて、ここは十年前に異界の邪神が呼びだされ、
汚染された川。そのあたり利用して、キャスターはまるっと位相をズラして標的を招き入れたって寸法よ」とも発言している。これと前述の
「《微妙に》違う世界」と言う発言からstay nightの世界の第四次で召喚されたサーヴァントの顔ぶれや起きた戦闘行為、
第四次聖杯戦争の大まかな流れはZeroと同様である可能性がある。
パラレルだけれどもstay naight内の第四次聖杯戦争の内容とZero内の第四次聖杯戦争の
内容、流れは似ている程度の認識が良いのかもしれない。

アニメ版は分割2クール(2011/10~2011/12、2012/4~2012/6)で放送、
更に放送の尺の都合上、放送出来なかった映像を収録したクール毎の&font(#ff0000){BD-BOXのみ}の発売となる。
&font(#ff0000){単巻発売は無い!!!} ディスク枚数は10枚。単巻発売に換算すると全10巻になる。
売り上げは前後期平均で約48000。
それぞれ2011年秋、2012年春の覇権アニメとなった(2011年覇権は魔法少女まどか☆マギカ、2012年覇権は偽物語)。

OPテーマ、EDテーマも振るい、多くの疑似MADが生まれるなど大きな話題となった。
一方、サウンドトラックは前作を務めたのが大御所・川井憲次である事もあり賛否議論が交わされている。中でも約束された勝利の剣は、元々曲調が似ていた上にコーラス入りのアレンジの結果「スーパーカズヤのテーマ」に似てしまった為、エクスカリバーならぬ、エクスカズヤのテーマとネタにされている。

ファンの期待に応えた一作となったが、視聴者の中にはラストが尻すぼみだという声も多い。
これはそもそも原作が発売された時点で指摘されていたことで、原作を知っていた人はラストが清々しい終わり方ではないことはわかっていたことなのだが、
アニメで初めて見た人からすると物足りなかったのかもしれない。



▼余談
アニメ版一期EDテーマを作詞・作曲した安田史生は、[[onちゃんの中の人>安田顕]]の実兄だったりする。









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