カニベース

登録日:2024/04/27 Sat 00:09:02
更新日:2024/04/28 Sun 18:59:02
所要時間:約 4 分で読めます




カニベースとはゆでたまごの漫画キン肉マン』に登場した超人の1人。

▽目次

【概要】

CV:はせさん治
   竹本英史(II世)
所属:正義超人
出身地:イタリア
身長:208cm
体重:50kg
超人強度2パワー

弱さがネタにされる超人と言えばカナディアンマンレオパルドンが有名だろう。
しかし彼らにも恵まれた体格や超人強度といった長所はあり、本気を出せば遥かの相手にも一矢報いることはできる。
最弱の超人は誰か?」を考えた時、ほぼ唯一の正解とされる存在がカニベースである。

細身の緑色の身体に両手がハサミ、丸い頭部からはカネゴンのように目が突き出ている…といった容姿をしている。
こんなナリだが、怪人とかではなく一応正義超人らしい。
喋る際に語尾に「ガニ」をつけることもある。

もとは応募超人の1人であり、キン肉マンテリーマンはもとより、ラーメンマンカレクックなどといった面子と並び「第一次予選の巻」の扉絵に掲載されている。


【劇中での活躍】

超人オリンピック編

イタリア代表として出場。テリーマンからはすごいメンバーの1人に数えられていた。


第一次予選の「じゃんけん」では…

皆様予想の通り、チョキしか出せないのでキン肉マンにグーを出されてあっさり敗退となった。

…その後腹いせをするかのように、キン骨マン&イワオのコンビに加勢して彼らと共におふざけキン肉マンを妨害しようとしていた。
おい何やってる、曲がりなりにも正義超人なのに。

超人オリンピック ザ・ビッグファイト編




思えばあの時のわたしは ハサミ型の手だったばかりに

キン肉マンがだしたグーにやぶれさった…………………

しかし 大手術によって 両手をハサミからグローブ型にかえた

どうだ これならおまえのグーも歯がたつまい ワハハハハ――――ッ


キン肉マンに敗れたことを教訓に手術を受け、ハサミだった両手が5本指のグローブ状のものへと変化した。

…だったのだが、このグローブ状の手、よりによって

"指が可動しない"

という致命的な欠点を抱えていた。
…当然、パーしか出せない奴が相手ならキン肉マンはチョキを出してあっさり勝利。
カニベースは泡を吹いてぶっ倒れるのだった。

ひえーっ その手があったのか―――っ

ちなみに、このじゃんけん自体はあくまで内輪で行われたもので、第一次予選自体は「超人ふるい落とし」という競技だったがあえなく脱落している。

その後、キン肉マンとの試合を控えたベンキマンがデモンストレーションとして行った敗者復活戦にて果敢に挑むも、あっさりと流されてしまうのだった。
このため「じゃんけんには勝てないだけでレスリングは実は強いんじゃ?」という擁護も不可能になってしまった。やはり彼は弱かったのである。
なお、キン肉マンにパンツを詰まらされてベンキマンが水を逆流させてしまった際に無事脱出している。

ちなみにアニメ版だとこちらの登場シーンはカットされた。
その為アニメではグローブ状の手になった姿は『王位争奪編』でしか見ることができない。

キン肉マンⅡ世

まさかの再登場。

超人オリンピック ザ・レザレクションへの出場者。既に老人となっているがとある理由により、オーバーエイジ枠で出場権を得たとのこと。

キン肉マンに二度も敗れていたことでイタリア国民からは「史上最弱超人」「連敗超人野郎」「こいつジャンケン弱いんだぜ!」などと罵倒される羽目となり、キン肉族への恨みを募らせていた。
そしてまた手術を受けた彼はあの魔界のプリンスの如く腕を6本に増やし、グー・チョキ・パーがすべて揃った姿となったのである。

そうして見事仇敵の息子であるキン肉万太郎に勝利し、リベンジを果たしのだった…じゃんけんの方は。

第一次予選は実際には「あっちむいてホイ」であり、じゃんけんに勝つだけでは意味がなかった。

そして大方の想像通り、万太郎の文字通り汚い策にハマったカニベースはまたしても敗北してしまうのであった。
とりあえず本国に帰った後の彼が心配である…。

一応フォローしておくと、本作ではキン肉マンに敗れた敵の子孫や弟子が、万太郎に挑み父や師匠の雪辱を果たそうとする展開が数多見られる中で、ジャンケンとはいえ年老いながらも自らの手で雪辱を果たそうとしたカニベースのガッツは評価されてもよいだろう。志を継いでくれる息子も弟子もいなかっただけとか言ってはいけない

超人列伝 ウルフマンの巻−土俵上の士

まさかの再登場その2。
ウルフマンの引退による断髪式とそこで起こった騒動を描いた特別読み切りで、新シリーズ開始後としては初の顔見せとなる。
髷切りのためにわざわざ手術で手をハサミ状のものに戻してきており、これが彼なりのウルフマンへの敬意らしい。
そして自分の番が回ってきた…はいいのだが、久々にハサミ状にしたことによる緊張で手が震え、さらにスグルのパパことキン肉真弓にせかされたことで手元が狂い、
あろうことかウルフマンの髷を全部切り落としてしまうという失態を犯す。

その場はどうにかコヨーテ親方が取り繕ってくれたものの、カニベースは同じく参加していたカレクックから
「なんだってお前が重鎮のいる場所にいやがったんだ~っ」とどやされ、彼とキューブマンからストンピングでお仕置きされてしまうのだった…。

【超人強度について】


さて、このカニベースという超人、原作では初期のみ出ていたギャグキャラにすぎなかったのだが
ある一点から読者の印象にはそこそこ残っている(と思われる)超人である。
その一点というのが…

判明している中では本作史上最低の超人強度「2」。

2万パワーはおろか、2000パワーとか200パワーの誤植でもない。マジで2しかないのである。
戦闘力5のおじさんとどちらが強いんだろう

非戦闘要員のキャラでも
ミートくん:50万パワー
ビビンバ:10万パワー*1
キン肉小百合(ママ):6万パワー*2
…といった感じで万単位には達しているのに。

ちなみにカニベースに次いで低いのはビーンズマンで10パワー。
万単位に達してない仲間がいたぞ、よかったねカニベース。
もっとも、彼も前線に立って戦うタイプではないし、5倍くらいの差はあるんだけど。

バッファローマン「キン肉マンやロビンマスクはせいぜい100万パワーってところよ」→カニベース50万人分です。
ヘイルマンお前の超人強度は30万にも満たないんじゃないか?」→それでもカニベース12万5千人分です。
バイコーン「神は下天の際に1万パワー失うが、大して変わらぬ」→カニベース5000人分です。

このため普通に考えれば史上最弱超人はカニベースで確定としても良さそうである。
しかし、こんな彼でも超人オリンピックのイタリア代表である。つまりイタリア予選を勝ち進んでいるのである。
一体イタリア予選で何が起きていたというのか…。

ついでに、カニベースと同郷のイタリア出身の超人たちはこんな感じ。

ゾローマン*3:28万パワー
天タコルズ:120万パワー
スカーフェイス:138万パワー
ジャック・チー:3500万パワー

ちなみに新シリーズでは「お前らの超人強度のせいで宇宙がやべぇ」事態になっていると判明したので、カニベースは究極のエコ超人でもある。
それ超人である意味ある?というのはおいといて。




追記・修正はカニベースにじゃんけんで勝った人にお願いします。

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最終更新:2024年04月28日 18:59

*1 一応、初登場回ではキン肉マンを倒すための刺客として送り込まれたので一通り戦うことはできたのかもしれない

*2 作中での描写から怪獣を倒せるだけの実力はあることがわかる

*3 上記の扉絵でカニベースと共に紹介されている