カトキハジメ

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&font(#6495ED){登録日}:2012/06/24(日) 07:33:35 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- カトキハジメは日本のメカデザイナー。埼玉県出身。1963年12月3日生まれ。本名は加藤 一。 主にアニメやゲームのメカデザインやリファインを手掛け、今日の日本の創作・キャラクター界を代表するメカデザイナーの一人である。 ◇カトキハジメとガンダム 同人作品でイラストレーターとしての手腕を磨き、1986年の『[[機動戦士ガンダムΖΖ]]』でプロデビュー。 しかし大先輩である出渕裕との対談で「(デザインした機体について)どうだった?」と訊かれた際、「ΖΖという作品自体許せないので別にどうでも良い」と、突っ慳貪な返答をしている。 1989年には雑誌モデルグラフィックスの企画『[[ガンダム・センチネル]]』でキャラクター・メカニック双方に於いてメインデザイナーを兼任。後期主役機であるEx-Sガンダムの複雑で緻密なルックスは「カトキハジメの最高傑作」との呼び声も高い。 1991年のOVA『[[機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY]]』では[[ガンダム試作1号機>ガンダム試作1号機/試作1号機フルバーニアン]](GP01)のデザインアシスト、後期主役機である[[ガンダム試作3号機>ガンダム試作3号機/試作3号機ステイメン]](GP03)のデザイン他を担当。 しかし大先輩河森正治が担当したGP01のフォルムに対し、「格好悪い」「こんなものファンは喜ばない」等と、ここでも辛辣な意見を述べている。 肝心のGP03は彼自身をしてオーパーツと呼ぶべき代物で、特に時代考証を重視するファンからは公開当時から不評であった。 1993年の『[[機動戦士Vガンダム]]』のデザインコンペにて、巨匠・大河原邦男から遂にTVシリーズ初のメインメカデザイナーの座を勝ち取る。 流石の彼もその重圧に苦しみ、大河原のアドバイスを受けつつ、主役機[[ヴィクトリーガンダム]]を完成させた。 その実力は御大・[[富野由悠季]]監督も「彼のデザインに助けられた」と語るものの、それと同時に「ゴテゴテし過ぎ」「ガンダムに囚われ過ぎている」との評価も下されている。 特に後期主役機の[[V2ガンダム]]のデザインは非常に辛辣な評価を下され、小説版に於いてV2ガンダムは登場せず、セカンドVガンダムと呼ばれるヴィクトリーのパワーアップバージョンに差し替えられた。 続く『[[機動武闘伝Gガンダム]]』『[[新機動戦記ガンダムW]]』では主役機に大河原氏のデザイン案が採用され(Wの量産機はカトキ氏がメインを務めた)、『[[∀ガンダム>∀ガンダム(アニメ)]]』にて自ら参加を表明するも断られた経緯がある。 一方OVA『[[新機動戦記ガンダムW Endless Waltz]]』ではメインに抜擢され、女性ファン層にアンケートを採りそれをデザインに反映させ、結果的に多くの支持を集めることに成功するなど型破りな面も。 2007年『[[機動戦士ガンダムUC]]』では久々にメインに復帰。 「MSが変身する」という意欲的なアイデアが話題を呼び、旧シリーズに登場するMS群のリファインには過去作のファンからの評価も高い。 メカの造形にも深い造詣を持ち、前述のGガンダムの主要MF、[[マスターガンダム]]のマントシールドの可動ギミックに頭を抱えていたバンダイ&font(#ff0000){ホビー事業部の社員}に対して図解書類を送付し、あっさりと解決したという逸話がある。 これが元でマスターグレードシリーズのデザインを担当することになり、[[ユニコーンガンダム]]の変身ギミックはそういった経験に裏打ちされた最たる物であると言えよう。 マスタグレード[[V2ガンダム]]の開発時には試作に自らパテを盛って形状を指示していた。 リファインに於いては原典に忠実なデザインを手掛ける一方で、独自のアレンジを加えたVer.Ka(バージョン・ケーエー)と呼ばれるシリーズが存在する。 より洗練された造型や現実的解釈によってデザインされた姿にはファンも多いが、表記をそのまま読んだ「&font(#ff0000){バカ}」等と呼ばれることも。 後に『GUNDAM FIX FIGURATION(G.F.F.)』をはじめとするハイエンドフィギュアシリーズや、『RealG(通称お台場ガンダム)』でも頭部他各所デザインを担当、 バンダイゲーム事業部が展開するガンダム作品シリーズにはカトキデザイン版が採用される等、活動の場を広げた。 ◇カトキハジメとヒュッケバイン 『スーパーロボット大戦』シリーズに登場のスパロボオリジナル機体、[[ヒュッケバイン]]。これも彼の手によるものだが、 ある時を境に、ヒュッケバインのイラストはおろか各種キット、イラストすらもが悉くお蔵入りという憂き目に遭う。 昨今ではヒュッケバインが登場するシリーズでも、発売前情報ではその存在は徹底的に秘匿される。 各種攻略本や設定資料集でもゲーム中のグラフィックのみでイラストも掲載されず、メディアミックス作品に於いては呼称は型式番号で為され、名前すら出てこない。 ヒュッケバインはオリジナル機体の中でも特に人気が高く、この異常とも取れる扱いには多くの疑問が残る。 『ヒュッケバイン問題』と言われるこの騒動の原因は明らかにされてはいないものの、「顔がガンダムに似てるから」という理由でバンダイまたは創通から警告を受けたとの説が有力とされる。 ヒュッケバインの関連機体であるSRXシリーズ、エクスバイン、エグゼクスバインなどのデザインも手がけており、アニメ[[スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター]]ではエクスバイン登場回の作画監督を務めている。 ◇カトキ立ち カトキハジメのデザイン画でよく目にするあのポーズのこと。これは氏が、ロボットの地に脚が付かないデザイン画に違和感を覚え編み出したものであり、 顎を引き、腕は軽く曲げ、脚は肩幅よりやや広く開き、向かって右斜め45度辺りから投影するもの。 右斜め45度というのは「物体が一番格好良く映る角度」という見解もあり、カトキハジメ本人も「一番見映えするポーズ」と評している。 ◇カトキハジメ&ruby(うじ){氏}、カトキ&ruby(うじ){氏} 日本では文章で敬称を使う場合、大抵「&ruby(し){氏}」をつけるのが慣例であり、カトキハジメも大抵「カトキ氏」と呼ばれる。 それとは別に、[[吉崎観音]]が執筆した漫画「[[ケロロ軍曹]]のガンプラレポウト」に登場する&b(){筋骨隆々とした顔がガンダム}(またはGP-03)のカトキハジメを指して、「カトキハジメ&ruby(うじ){氏}」と呼ぶ(漫画内の呼称) 「リファイイイイイン」という擬音で命を削りながらモビルスーツをリファインしたり、「お前は今までに盛ったモリモリくんの量を覚えているのか?」とモデラーにしかわからないジョーク((モリモリとは模型用のポリエステルパテの商品名))を飛ばしたりしていた。 先生役になって生徒たちに「カト公」と呼ばれたりもしており、こちらで呼ぶファンもたまにいる。 ◇キャラクターデザイナー・イラストレーターとしてのカトキハジメ このようにメカデザイナーとしての名声を欲しいままにしているカトキ氏だが、イラストレーターとしての技量も知る人からの評価が高い。 ガンダム・センチネル-ALICEの懴悔-では各キャラクターのキャラクターデザインを担当。男臭い物語にふさわしく、劇画風の渋いデザインで統一されている。 いわゆる「萌絵」も描くことができ、アンソロジーコミック『涼宮ハルヒの絢爛』にハルヒのイラストを寄稿(後にこのハルヒをモチーフとしたフィギュアがシリーズ化された) 他にも[[初音ミク]]と[[電脳戦機バーチャロン]]のコラボ機体「フェイ・イェンHD」のデザインついでにミクのイラストを描いたりもしている。 他にもアイカツ!122話ではまさかの絵コンテを担当して視聴者を驚かせ、ライトノベル[[とある魔術の禁書目録]]と[[電脳戦機バーチャロンシリーズ]]のコラボ企画『とある魔術の&ruby(バーチャロン){電脳戦機}』では、キャラクターデザイナーの[[はいむらきよたか>灰村キヨタカ]]に代わり&b(){全ての表紙絵・挿絵を手がけている}。 メカデザイン専門というわけではなく、デザイン関連なら割と何でもやるタイプの人なのである。 ◇その他 コナミが発売した『[[ポリスノーツ]]』には同業者であり同社社員の新川洋司からの推薦により、EMPSと呼ばれるパワードスーツをはじめ、スペースコロニーや月面基地施設等の総合的なデザインを担当。 セガが開発した『[[電脳戦機バーチャロン>電脳戦機バーチャロンシリーズ]]』シリーズに、こちらも同社社員尾崎弘一の紹介で参加。尾崎はかつて『ガンダム・センチネル』に立体造型担当として参加していた縁があり、 背中にセガサターン乃至ドリームキャスト型のVコンバータ(所謂エンジン。起動時には展開し中にあるVディスクと呼ばれるCD状のパーツが展開する)を背負ったロボット、バーチャロイドのデザインは大きな反響を呼んだ。 ちなみに、同シリーズのスピンオフドラマCD『"CyberNet Rhapsody" Episode#14』に於いて、フェイ・イェンの擬人化イラストを掲載している。 追記・修正(Ver.ka)をお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,7) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - でもかっこいいMSも多いんだよなぁ…。ジェガンD型が特に好きw -- 名無しさん (2013-10-01 11:58:07) - アキトのヴェルキンゲトリクスはいい仕事したと思う。騙されたと思って二章見てみてくれ -- 名無しさん (2013-10-24 19:45:44) - サザビーバカモデルは大変だったがカッコいいのでよし -- 名無しさん (2014-01-03 14:02:06) - デザインはかっこいいんだけどたまにいらんことするんだよなぁ。 -- 名無しさん (2014-02-07 16:21:40) - アレンジは賛否両論だけど、オリジナルは文句なしに傑作揃いだよね -- 名無しさん (2014-02-07 16:25:48) - まぁ文句言ってる奴らも十分偏見だよなぁ…媒体によってデザインや設定が違う事なんて珍しくも何ともないし元のデザインがなかった事になる分けでもないし、当然元のデザインの方が嫌いな奴もいる -- (2014-03-01 01:01:59) - タグのデカール厨に吹いたwwさっきプロトゼロのシールとデカール全部張りおえたけどなかなか大変だった -- 名無しさん (2014-03-27 11:19:29) - 不必要な線増やしたり他をコケにするような発言しなければいい -- 名無しさん (2014-06-20 12:57:57) - ぶっちゃけνとサザビーのサイコフレーム展開はいらないと思った。 -- 名無しさん (2014-06-20 15:06:27) - ↑なら展開させなきゃいいじゃん。飽くまでギミックの一つでしょ? -- 名無しさん (2014-06-20 16:16:05) - 展開有りと展開無しで両方売れば良いのに。両方買いたいなら買えば良いし、好きな方だけ買っても良いし。個人的には展開機能よりνのバランスの悪さの方が気になるかな -- 名無しさん (2014-07-31 22:31:30) - 最近盾を背中に真っ直ぐ背負わせるのにハマってるのだろうか…? -- 名無しさん (2014-08-01 00:07:02) - かっこいいがバーザムのあのリファインだけは困る -- 名無しさん (2014-08-01 02:36:05) - ↑腰無くてこそのバーザムだからなw でもあのリファインも好きだ -- 名無しさん (2014-08-01 03:35:05) - バンプレがやらかしたから、センチネル出せんとか…。 -- 名無しさん (2014-12-08 16:33:50) - OZ機体群みたいに曲線を上手く使える人なのに最近は直線ばかりで勿体ない気がする。 -- 名無しさん (2015-02-28 08:24:32) - ↑金型屋の都合かもしれん。曲面をうまく表現できる金型職人が減ったんで、模型化を考えると曲線を多用できないとか。 -- 名無しさん (2015-02-28 12:33:13) - 富野御大は相当この人のデザイン気に入らないんだろうなぁ……∀への参加を突っぱねたって話だし。まぁあの世界観に確かにそぐわないデザインラインだが。 -- 名無しさん (2015-07-03 19:15:22) - ↑カトキ版の∀を見てみるといい シド・ミードのデザインありきで語ってしまうのは否めないが、これはないわ・・・ -- 名無しさん (2016-04-07 13:22:13) - ガンダムWFTの機体デザインはアニメになるまで出したくなかったらしいな。そもそもアニメになりそうにないんだが…… -- 名無しさん (2016-04-07 13:33:06) - ↑4 実際MGV2開発時はバンダイが作った試作品にカトキ自らパテ盛ってボリュームを指示したくらいだからね。おかげでなんかカクカクしてるVと違ってV2はかなり良い形状してた。 -- 名無しさん (2016-05-18 17:44:02) - この人がデザインしたマウスが存在するんだけど、正直あんまかっこよくない… -- 名無しさん (2016-10-01 22:47:08) - メカデザの人という印象だったからまさか萌絵が描けるとは思わなかった。カトキ画のMS少女を初めて見た時の衝撃よ -- 名無しさん (2017-01-07 10:03:26) - メカデザインで食っていける人は概ね画力自体がしっかりしてるので、絵柄のウケ次第ではそっちでも食っていける。駒都えーじ、島田フミカネ、Niθ、倉持キョーリュー、しずまよしのりetc...潜在的なぶん(実際にはできる画力を持ってるけどお仕事ではどちらかしか描かない)ものも含めると、とにかく、多いぞ(白目 -- 名無しさん (2017-01-07 11:10:52) - ↑6 なるほど「ガンダムに囚われすぎている」ね… -- 名無しさん (2017-07-05 14:42:43) - いいかげん脚細すぎガンダム気持ち悪いからやめてほしいなあ -- 名無しさん (2019-01-21 21:57:40) - ゼロはいいからサンドロックを強化してあげて -- 名無しさん (2019-01-29 16:16:17) - カトキ自身がデザインしたMSは好きなの多いけどリファインはほんとダメ。7号機とGP01が顕著だがオリジナルの味を完全に消しちまって「カトキ製のガンダムっぽい何か」にしかなってない。なんとかガンダムって他の名前付けて出されても全然気づかないレベルで。 -- 名無しさん (2020-03-12 09:14:20) - 「オーラバトラー、カトキバージョン」は未だ? -- 名無しさん (2021-10-02 04:31:10) - ホントかどうか知らんが脳内でCAD展開できるとのこと、マジかよ… -- 名無しさん (2022-04-19 11:32:54) - プロペラントタンクとデカール大好きおじさん -- 名無しさん (2023-02-26 01:40:49) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2012/06/24(日) 07:33:35 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- カトキハジメは日本のメカデザイナー。埼玉県出身。1963年12月3日生まれ。本名は加藤 一。 主にアニメやゲームのメカデザインやリファインを手掛け、今日の日本の創作・キャラクター界を代表するメカデザイナーの一人である。 ◇カトキハジメとガンダム 同人作品でイラストレーターとしての手腕を磨き、1986年の『[[機動戦士ガンダムΖΖ]]』でプロデビュー。 しかし大先輩である出渕裕との対談で「(デザインした機体について)どうだった?」と訊かれた際、「ΖΖという作品自体許せないので別にどうでも良い」と、突っ慳貪な返答をしている。 1989年には雑誌モデルグラフィックスの企画『[[ガンダム・センチネル]]』でキャラクター・メカニック双方に於いてメインデザイナーを兼任。後期主役機であるEx-Sガンダムの複雑で緻密なルックスは「カトキハジメの最高傑作」との呼び声も高い。 1991年のOVA『[[機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY]]』では[[ガンダム試作1号機>ガンダム試作1号機/試作1号機フルバーニアン]](GP01)のデザインアシスト、後期主役機である[[ガンダム試作3号機>ガンダム試作3号機/試作3号機ステイメン]](GP03)のデザイン他を担当。 しかし大先輩河森正治が担当したGP01のフォルムに対し、「格好悪い」「こんなものファンは喜ばない」等と、ここでも辛辣な意見を述べている。 肝心のGP03は彼自身をしてオーパーツと呼ぶべき代物で、特に時代考証を重視するファンからは公開当時から不評であった。 1993年の『[[機動戦士Vガンダム]]』のデザインコンペにて、巨匠・大河原邦男から遂にTVシリーズ初のメインメカデザイナーの座を勝ち取る。 流石の彼もその重圧に苦しみ、大河原のアドバイスを受けつつ、主役機[[ヴィクトリーガンダム]]を完成させた。 その実力は御大・[[富野由悠季]]監督も「彼のデザインに助けられた」と語るものの、それと同時に「ゴテゴテし過ぎ」「ガンダムに囚われ過ぎている」との評価も下されている。 特に後期主役機の[[V2ガンダム]]のデザインは非常に辛辣な評価を下され、小説版に於いてV2ガンダムは登場せず、セカンドVガンダムと呼ばれるヴィクトリーのパワーアップバージョンに差し替えられた。 続く『[[機動武闘伝Gガンダム]]』『[[新機動戦記ガンダムW]]』では主役機に大河原氏のデザイン案が採用され(Wの量産機はカトキ氏がメインを務めた)、『[[∀ガンダム>∀ガンダム(アニメ)]]』にて自ら参加を表明するも断られた経緯がある。 一方OVA『[[新機動戦記ガンダムW Endless Waltz]]』ではメインに抜擢され、女性ファン層にアンケートを採りそれをデザインに反映させ、結果的に多くの支持を集めることに成功するなど型破りな面も。 2007年『[[機動戦士ガンダムUC]]』では久々にメインに復帰。 「MSが変身する」という意欲的なアイデアが話題を呼び、旧シリーズに登場するMS群のリファインには過去作のファンからの評価も高い。 メカの造形にも深い造詣を持ち、前述のGガンダムの主要MF、[[マスターガンダム]]のマントシールドの可動ギミックに頭を抱えていたバンダイ&font(#ff0000){ホビー事業部の社員}に対して図解書類を送付し、あっさりと解決したという逸話がある。 これが元でマスターグレードシリーズのデザインを担当することになり、[[ユニコーンガンダム]]の変身ギミックはそういった経験に裏打ちされた最たる物であると言えよう。 マスタグレード[[V2ガンダム]]の開発時には試作に自らパテを盛って形状を指示していた。 リファインに於いては原典に忠実なデザインを手掛ける一方で、独自のアレンジを加えたVer.Ka(バージョン・ケーエー)と呼ばれるシリーズが存在する。 より洗練された造型や現実的解釈によってデザインされた姿にはファンも多いが、表記をそのまま読んだ「&font(#ff0000){バカ}」等と呼ばれることも。 後に『GUNDAM FIX FIGURATION(G.F.F.)』をはじめとするハイエンドフィギュアシリーズや、『RealG(通称お台場ガンダム)』でも頭部他各所デザインを担当、 バンダイゲーム事業部が展開するガンダム作品シリーズにはカトキデザイン版が採用される等、活動の場を広げた。 ◇カトキハジメとヒュッケバイン 『スーパーロボット大戦』シリーズに登場のスパロボオリジナル機体、[[ヒュッケバイン]]。これも彼の手によるものだが、 ある時を境に、ヒュッケバインのイラストはおろか各種キット、イラストすらもが悉くお蔵入りという憂き目に遭う。 昨今ではヒュッケバインが登場するシリーズでも、発売前情報ではその存在は徹底的に秘匿される。 各種攻略本や設定資料集でもゲーム中のグラフィックのみでイラストも掲載されず、メディアミックス作品に於いては呼称は型式番号で為され、名前すら出てこない。 ヒュッケバインはオリジナル機体の中でも特に人気が高く、この異常とも取れる扱いには多くの疑問が残る。 『ヒュッケバイン問題』と言われるこの騒動の原因は明らかにされてはいないものの、「顔がガンダムに似てるから」という理由でバンダイまたは創通から警告を受けたとの説が有力とされる。 ヒュッケバインの関連機体であるSRXシリーズ、エクスバイン、エグゼクスバインなどのデザインも手がけており、アニメ[[スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター]]ではエクスバイン登場回の作画監督を務めている。 ◇カトキ立ち カトキハジメのデザイン画でよく目にするあのポーズのこと。これは氏が、ロボットの地に脚が付かないデザイン画に違和感を覚え編み出したものであり、 顎を引き、腕は軽く曲げ、脚は肩幅よりやや広く開き、向かって右斜め45度辺りから投影するもの。 右斜め45度というのは「物体が一番格好良く映る角度」という見解もあり、カトキハジメ本人も「一番見映えするポーズ」と評している。 ◇カトキハジメ&ruby(うじ){氏}、カトキ&ruby(うじ){氏} 日本では文章で敬称を使う場合、大抵「&ruby(し){氏}」をつけるのが慣例であり、カトキハジメも大抵「カトキ氏」と呼ばれる。 それとは別に、[[吉崎観音]]が執筆した漫画「[[ケロロ軍曹]]のガンプラレポウト」に登場する&b(){筋骨隆々とした顔がガンダム}(またはGP-03)のカトキハジメを指して、「カトキハジメ&ruby(うじ){氏}」と呼ぶ(漫画内の呼称) 「リファイイイイイン」という擬音で命を削りながらモビルスーツをリファインしたり、「お前は今までに盛ったモリモリくんの量を覚えているのか?」とモデラーにしかわからないジョーク((モリモリとは模型用のポリエステルパテの商品名))を飛ばしたりしていた。 先生役になって生徒たちに「カト公」と呼ばれたりもしており、こちらで呼ぶファンもたまにいる。 ◇キャラクターデザイナー・イラストレーターとしてのカトキハジメ このようにメカデザイナーとしての名声を欲しいままにしているカトキ氏だが、イラストレーターとしての技量も知る人からの評価が高い。 ガンダム・センチネル-ALICEの懴悔-では各キャラクターのキャラクターデザインを担当。男臭い物語にふさわしく、劇画風の渋いデザインで統一されている。 いわゆる「萌絵」も描くことができ、アンソロジーコミック『涼宮ハルヒの絢爛』にハルヒのイラストを寄稿(後にこのハルヒをモチーフとしたフィギュアがシリーズ化された) 他にも[[初音ミク]]と[[電脳戦機バーチャロン]]のコラボ機体「フェイ・イェンHD」のデザインついでにミクのイラストを描いたりもしている。 他にもアイカツ!122話ではまさかの絵コンテを担当して視聴者を驚かせ、ライトノベル[[とある魔術の禁書目録]]と[[電脳戦機バーチャロンシリーズ]]のコラボ企画『とある魔術の&ruby(バーチャロン){電脳戦機}』では、キャラクターデザイナーの[[はいむらきよたか>灰村キヨタカ]]に代わり&b(){全ての表紙絵・挿絵を手がけている}。 メカデザイン専門というわけではなく、デザイン関連なら割と何でもやるタイプの人なのである。 ◇その他 コナミが発売した『[[ポリスノーツ]]』には同業者であり同社社員の新川洋司からの推薦により、EMPSと呼ばれるパワードスーツをはじめ、スペースコロニーや月面基地施設等の総合的なデザインを担当。 セガが開発した『[[電脳戦機バーチャロン>電脳戦機バーチャロンシリーズ]]』シリーズに、こちらも同社社員尾崎弘一の紹介で参加。尾崎はかつて『ガンダム・センチネル』に立体造型担当として参加していた縁があり、 背中にセガサターン乃至ドリームキャスト型のVコンバータ(所謂エンジン。起動時には展開し中にあるVディスクと呼ばれるCD状のパーツが展開する)を背負ったロボット、バーチャロイドのデザインは大きな反響を呼んだ。 ちなみに、同シリーズのスピンオフドラマCD『"CyberNet Rhapsody" Episode#14』に於いて、フェイ・イェンの擬人化イラストを掲載している。 追記・修正(Ver.ka)をお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,7) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - でもかっこいいMSも多いんだよなぁ…。ジェガンD型が特に好きw -- 名無しさん (2013-10-01 11:58:07) - アキトのヴェルキンゲトリクスはいい仕事したと思う。騙されたと思って二章見てみてくれ -- 名無しさん (2013-10-24 19:45:44) - サザビーバカモデルは大変だったがカッコいいのでよし -- 名無しさん (2014-01-03 14:02:06) - デザインはかっこいいんだけどたまにいらんことするんだよなぁ。 -- 名無しさん (2014-02-07 16:21:40) - アレンジは賛否両論だけど、オリジナルは文句なしに傑作揃いだよね -- 名無しさん (2014-02-07 16:25:48) - まぁ文句言ってる奴らも十分偏見だよなぁ…媒体によってデザインや設定が違う事なんて珍しくも何ともないし元のデザインがなかった事になる分けでもないし、当然元のデザインの方が嫌いな奴もいる -- (2014-03-01 01:01:59) - タグのデカール厨に吹いたwwさっきプロトゼロのシールとデカール全部張りおえたけどなかなか大変だった -- 名無しさん (2014-03-27 11:19:29) - 不必要な線増やしたり他をコケにするような発言しなければいい -- 名無しさん (2014-06-20 12:57:57) - ぶっちゃけνとサザビーのサイコフレーム展開はいらないと思った。 -- 名無しさん (2014-06-20 15:06:27) - ↑なら展開させなきゃいいじゃん。飽くまでギミックの一つでしょ? -- 名無しさん (2014-06-20 16:16:05) - 展開有りと展開無しで両方売れば良いのに。両方買いたいなら買えば良いし、好きな方だけ買っても良いし。個人的には展開機能よりνのバランスの悪さの方が気になるかな -- 名無しさん (2014-07-31 22:31:30) - 最近盾を背中に真っ直ぐ背負わせるのにハマってるのだろうか…? -- 名無しさん (2014-08-01 00:07:02) - かっこいいがバーザムのあのリファインだけは困る -- 名無しさん (2014-08-01 02:36:05) - ↑腰無くてこそのバーザムだからなw でもあのリファインも好きだ -- 名無しさん (2014-08-01 03:35:05) - バンプレがやらかしたから、センチネル出せんとか…。 -- 名無しさん (2014-12-08 16:33:50) - OZ機体群みたいに曲線を上手く使える人なのに最近は直線ばかりで勿体ない気がする。 -- 名無しさん (2015-02-28 08:24:32) - ↑金型屋の都合かもしれん。曲面をうまく表現できる金型職人が減ったんで、模型化を考えると曲線を多用できないとか。 -- 名無しさん (2015-02-28 12:33:13) - 富野御大は相当この人のデザイン気に入らないんだろうなぁ……∀への参加を突っぱねたって話だし。まぁあの世界観に確かにそぐわないデザインラインだが。 -- 名無しさん (2015-07-03 19:15:22) - ↑カトキ版の∀を見てみるといい シド・ミードのデザインありきで語ってしまうのは否めないが、これはないわ・・・ -- 名無しさん (2016-04-07 13:22:13) - ガンダムWFTの機体デザインはアニメになるまで出したくなかったらしいな。そもそもアニメになりそうにないんだが…… -- 名無しさん (2016-04-07 13:33:06) - ↑4 実際MGV2開発時はバンダイが作った試作品にカトキ自らパテ盛ってボリュームを指示したくらいだからね。おかげでなんかカクカクしてるVと違ってV2はかなり良い形状してた。 -- 名無しさん (2016-05-18 17:44:02) - この人がデザインしたマウスが存在するんだけど、正直あんまかっこよくない… -- 名無しさん (2016-10-01 22:47:08) - メカデザの人という印象だったからまさか萌絵が描けるとは思わなかった。カトキ画のMS少女を初めて見た時の衝撃よ -- 名無しさん (2017-01-07 10:03:26) - メカデザインで食っていける人は概ね画力自体がしっかりしてるので、絵柄のウケ次第ではそっちでも食っていける。駒都えーじ、島田フミカネ、Niθ、倉持キョーリュー、しずまよしのりetc...潜在的なぶん(実際にはできる画力を持ってるけどお仕事ではどちらかしか描かない)ものも含めると、とにかく、多いぞ(白目 -- 名無しさん (2017-01-07 11:10:52) - ↑6 なるほど「ガンダムに囚われすぎている」ね… -- 名無しさん (2017-07-05 14:42:43) - いいかげん脚細すぎガンダム気持ち悪いからやめてほしいなあ -- 名無しさん (2019-01-21 21:57:40) - ゼロはいいからサンドロックを強化してあげて -- 名無しさん (2019-01-29 16:16:17) - カトキ自身がデザインしたMSは好きなの多いけどリファインはほんとダメ。7号機とGP01が顕著だがオリジナルの味を完全に消しちまって「カトキ製のガンダムっぽい何か」にしかなってない。なんとかガンダムって他の名前付けて出されても全然気づかないレベルで。 -- 名無しさん (2020-03-12 09:14:20) - 「オーラバトラー、カトキバージョン」は未だ? -- 名無しさん (2021-10-02 04:31:10) - ホントかどうか知らんが脳内でCAD展開できるとのこと、マジかよ… -- 名無しさん (2022-04-19 11:32:54) - プロペラントタンクとデカール大好きおじさん -- 名無しさん (2023-02-26 01:40:49) - ケロロの映画に出てたジムスナイパーカスタム Ver.Kaってまだキット化されてないんだwww 存在忘れられてない・・・よね? -- 名無しさん (2023-12-14 16:24:12) #comment #areaedit(end) }

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