昇龍拳

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&font(#6495ED){登録日}:2010/01/01 Fri 04:29:28 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 3 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&font(b,20){昇龍拳を破らぬ限り、お前に勝ち目はない!}} *◆概要 昇龍拳とはカプコンの格闘ゲーム・[[ストリートファイターシリーズ]]の[[必殺技]]。 そして格ゲー[[三種の神器]]の一つ。 恐らく、[[対戦型格闘ゲーム>2D対戦型格闘ゲーム]]で最も有名な対空技だろう。 よくカエルパンチのような単純なジャンピングアッパーと誤解されるが、実は若干違う。 実際の動作はやや回転をかけてほぼ垂直にジャンプしながら出す&b(){アッパーカット+跳び膝蹴り}の複合攻撃。 まず左肩を敵に向けた半身の構えから、身体を捻って右手でボディへのアッパーカットを打ち込む。 更にそこからジャンプし、その勢いで右膝と伸ばした右腕の肘を敵の上半身に打ち込むという技。 当然ながらボディアッパーが届く距離、すなわち密着戦での技である。 ちなみに真・昇龍拳は先に逆の腕でアッパーを打ち込んでからと動作が異なる。 ごっこ遊びでは[[波動拳]]が出せずにこちらの方で妥協し、一人部屋で飛んでいた人も多いだろう。弱昇龍拳もどきぐらいなら現実でも可能。 →↓右下(623)のコマンドを「昇龍コマンド」と表現することも多い。 波動拳に化けるなど初心者が一番最初につまづくコマンド。 「歩きながら波動拳」あるいは「レバーで”Z”字を描くように」コマンドを入力するのが練習するコツである。   海外では「ドラゴンパンチ」という名称で、昇龍コマンドは「DP」と呼ばれる。((というか「ストⅠ」ではボイスも「ドラゴンパンチ!」になっている。竜巻旋風脚も同様に「ハリケーンキック!」で、どうもボイスは海外基準になっていたようだ。)) また、「ストⅡ」におけるリュウの勝利デモにおける「昇龍拳を破らぬ限り〜」というセリフが海外では「シェンロンを破らぬ限り〜」と誤訳され、 海外では長い間「シェンロンという隠しキャラがいるらしい」という[[都市伝説>ゲームに関する都市伝説]]になっていた。((しかもその内容から「シェンロンはリュウの師匠」だとか「シェンロンは剛拳の英語名」という誤解も生まれ、一部ゲームや説明書、スタッフインタビューなどではそのように紹介されていた事もある。)) この噂はCAPCOM側も認知しており、エイプリルフールには[[剛拳>剛拳(ストリートファイター)]]をパロディした「[[マスター・シェンロン>シェンロン(ストリートファイター)]]」の紹介ページを公開した事もあった。&b(){それも、2008年と2017年で二回も。} 初代ストリートファイターのラストステージでリュウがサガットの胸に昇龍拳で一生消えることのない傷痕をつけたことから、ストリートファイターの新たな物語が本格的に動き始めることになる。 *ゲームでの昇龍拳 飛んできた相手を昇龍拳で迎撃するのが一番の基本とされる。 波動拳で飛ばせて落とす戦法は、リュウの基本とされているが、近年の作品ではシステム的に弱体化していることが殆ど。 出始めに無敵が付く作品では相手の牽制を潰したり起き上がりの暴れを読んで潰せるようになったりなどが出来ることも稀にある。%%小足見てから昇龍が余裕になれば君もウメハラだ。%% ストⅠでは開始から終了まで完全無敵だが、入力が非常にシビアで出しにくい((レバーの入力受付の猶予時間が少なめであることと、初代では「押されたボタンを離した瞬間」が判定であるため))。その代わり、&bold(){フルヒットで相手が即死する}((より正確に言えば、初代昇龍拳は拳・膝および肘の辺りの3箇所が独立しており、連続ヒットという概念はないものの3つの攻撃が別々に判定されて同時にヒットする可能性があった。初代は三大必殺技の威力が一律で1ヒットあたり約ゲージ4割、3回ヒットすればKOとなる。))((なお、肘の辺りに判定があるのはあくまでゲーム内の仕様。公式な昇龍拳の設定は拳・膝による2点攻撃である(初代SFの取扱説明書にて、昇龍拳は「アッパーカットと膝蹴りを繰り出す」技と明記されている)))。まさしく必殺技であった。 ストⅡシリーズでは初代からスパⅡまでは上昇中は完全無敵である。最終作のスパⅡXでは無敵時間が出始めのみに削減された。 ストⅢシリーズでは空中でも出来るブロッキングの存在から、安定した対空技とは呼べなくなった。 ストⅣシリーズではセービングアタック(とセービングキャンセル)導入により、隙消しやリターンの大きさで相対的に強化された。 [[リュウ>リュウ(ストリートファイター)]]の昇龍拳は単発ヒットが多い。EX技でも2ヒット程度(ストリートファイターシリーズの場合) その代わり、一発あたりの威力が高いため、カス当たりでも威力が安定している。 単発の仕様が多いため、地上ヒットでもダウンしやすい。 [[ケン>ケン・マスターズ(ストリートファイター)]]の昇龍拳は、初期こそリュウと同性能だったが、シリーズを重ねるごとに差別化の点から変化した。 リュウの昇龍拳よりも前に飛ぶようになり、スパⅡ以降は強昇龍拳が炎を纏うファイアー昇龍拳になった。 中が2ヒット、強が3ヒットする作品が多く、削りにも有効だが、カス当たりだと威力が減る点がある。 地上ではフルヒットしないとダウンを取れない作品も多く、地上の相手に使う際の危険性が高い。 一方大きく横に伸びるためカバー範囲が広く、場合によっては敵の近距離飛び道具攻撃を「刈る」事すら可能。 **◆昇龍拳に関連した必殺技 ・ファイヤー昇龍拳 [[ケン>ケン・マスターズ(ストリートファイター)]]の強、EX昇龍拳の名称。単体の技として昇龍拳と区別されている作品は少ない。 ・タイガーブロウ、タイガーアッパーカット([[サガット>サガット(ストリートファイター)]]) サガット版昇龍拳。ブロウはまだ未完成の状態であり、ZEROシリーズで使われている。 アッパーと同じ側の脚で踏み切るため、膝蹴り部分がない。また大きく屈伸し、下から掬い上げるように跳び上がる。 ・豪昇龍拳([[豪鬼]]) 豪鬼の昇龍拳。強版では相手を紫の炎([[殺意の波動]])で燃やす事もある。 ・晃龍拳([[火引弾]]) ダン版昇龍拳。肘が伸び切っておらず曲がっている。キャラコンセプト的にも昇龍拳より性能は悪い。 ただ判定は強いため、ひきつければしっかり対空技になる。 ・咲桜拳([[春日野さくら]]) ・紅桜拳(同上) [[さくら>春日野さくら]]が見真似で会得した昇龍拳。気で上昇するコツを知らない為、助走をつけて跳んでいる。強版などでは大きく前に前進する。 紅桜拳はジャンプせずにアッパーだけ放つ。どちらも動きの関係上、対空技には不向き。 ・ドラゴンスマッシュ(ショーン) ケンの弟子であるショーン版昇龍拳。昇龍拳のように飛び上がったあと、頂点で相手を蹴り落とす。3rdでは両手で昇龍拳を行う。 ・魔龍裂光(カイリ) ・ライジングドラゴン([[アレン・スナイダー]]) ・実直拳/島津流実直拳([[ジャスティス学園・島津英雄>ジャスティス学園(ゲーム)]]) ・昇陽拳([[ジャスティス学園・若葉ひなた>ジャスティス学園(ゲーム)]]) ・昇龍弓(モンスターハンターフロンティアZZ) ・昇竜撃([[モンスターハンタークロス]]) ・ロックアッパー([[ロックマン>ロックマン(ゲーム)]]) ・昇''竜''拳([[ロックマンX5]]) ・ライジングアッパー([[サイクロップス>サイクロップス(X-MEN)]]) ・ライジングドラゴン/ディバインドラゴン/リアルインパクト([[ダンテ(DMC)]]) 、ライジングドラゴン/ドラゴンブレイカー([[バージル(DMC)]]) カプコンによるセルフパロディ。 ・波動昇龍拳([[ケン>ケン・マスターズ(ストリートファイター)]]) TVアニメストリートファイターII Vにてケンが習得した昇龍拳の発展業。 拳に波動のオーラを集めて繰り出す、波動をまとった昇龍拳。 他の昇龍拳系統の技と異なり、壁面を蹴って真横にすっ飛びながら使う形で繰り出すのが特徴。&s(){じゃあ昇り龍じゃないじゃん} 云わば、ケン版サイコクラッシャーのような技となっている。 ・じょうりゅうけん(完熟大統領) 「[[半熟英雄 ああ、世界よ半熟なれ…!!]]」に登場する他社にパロディされた技。 上流階級による、ここが川の下流ならば上流まで吹っ飛ばされるだろう勢いの攻撃であり、食らうと目を回して動けなくなる時がある。 ・ゴールド昇龍拳(ゴールドライタン) VSシリーズのひとつ「タツノコ VS. CAPCOM」のキャラ別エンディングにて、もし再び脅威が現れたとしてもこの世界を守ることができるようにと、ゴールドライタンが修行の果てに体得した必殺技。 「ゴールド昇龍拳」と叫びながら上昇するとライタンの体は黄金の光に包まれ、地球に落ちようとする巨大隕石を跡形もなく粉砕し%%ライタンが地上に着地するとその衝撃で大きなクレーターが出来%%た。 技名こそ「ゴールド昇龍拳」だが、ポーズは「片膝を上げたウルトラマンの[[ぐんぐんカット>ぐんぐんカット(ウルトラシリーズ)]]」に近いか。 ちなみにゴールドライタンのキャラ別エンディングは、[[ストリートファイターⅡ]]の[[リュウ>リュウ(ストリートファイター)]]のエンディングのオマージュとなっている。 **◆昇龍拳に関連したスーパー(ハイパー)コンボ ・&color(#8b0000){&bold(){真・昇龍拳}} [[リュウ>リュウ(ストリートファイター)]]が極めた究極の昇龍拳。実装される場合はたいてい、超必殺技の中でもパワーゲージ全消費する最高ランクが定位置。 最初の昇龍拳が根本ヒットすると、そこから逆の腕で強力な昇龍拳を放つ。 ・&color(#8b008b){&bold(){滅・昇龍拳}} 『ZERO3』リュウのスパコンで肘打ちから昇龍拳に繫げる突進技。間合いが広いが威力は並。 ただし突進距離が伸びるほど8段階で威力が急上昇する。 ・&color(#F54738){&bold(){昇龍裂破}} 前進しながら昇龍拳を連発するケンのスパコン。 設定上は全米格闘技戦の決勝戦で昇龍拳を見切られたケンがとっさに出した「フェイントにした弱昇龍拳→本命の昇龍拳」を実戦投入したもので、 メタ的にはCPUケンが弱中強の昇龍拳を連続で出していたパターン(通称ドラゴンダンス)をスパコンにしたものとされる。 ・&color(red){&bold(){神龍拳}} [[ケン>ケン・マスターズ(ストリートファイター)]]のスパコン。(炎柱とともに)敵を巻き込み何回転もする昇龍拳。 連続ヒットする技で、レバガチャおよびボタン連打でヒット数が増える。 ・&color(#8b008b){&bold(){滅殺豪昇龍}} 豪鬼版昇龍裂破。殺意リュウも使う。 ・&color(#8b008b){&bold(){昇龍煉獄}} 豪鬼のカウンター必殺技。攻撃を受け止めると、豪昇龍拳で返す。 ・&color(#3B4EF0){&bold(){双龍拳}} 『NAMCOxCAPCOM』でのリュウとケンのMA攻撃。 ・&color(#ff00ff){&bold(){晃龍烈火}} [[ダン>火引弾]]版昇龍裂破。 ・&color(#ff00ff){&bold(){真・晃龍拳}} 全身に気を纏った無敵の晃龍拳。 ・&color(#ff69b4){&bold(){乱れ桜}} [[さくら>春日野さくら]]版昇龍裂破。 ・&color(#60EE3C){&bold(){ショウリュウキャノン}} ショーン版昇龍裂破。 ・&color(#bc8f8f){&bold(){禁じ手・昇龍拳}} リュウ達の師・[[剛拳>剛拳(ストリートファイター)]]が人を殺めぬよう封印している昇龍拳。スパコン。 後述の中平版の逆輸入とも言われる。 ・&bold(){九頭龍裂破} 『EX2 PLUS』でケンのメテオコンボとして登場した技。洗脳されたケンも使う。 疾風迅雷脚の連続蹴り→竜巻キャンセル昇龍拳→キャンセル昇龍裂破→キャンセル神龍拳まで放つ大技。 *◆中平版ストリートファイターシリーズでの解釈 中平正彦氏の漫画『ストリートファイターZERO』によると、昇龍拳はリュウ・ケンの師[[ゴウケン>剛拳(ストリートファイター)]]のその師ゴウテツによって禁じ手とされていた奥義とされている。 理由は「天、即ち神仏に拳を向ける故に、未熟なまま使用すると殺意の波動に取り込まれるから」とのこと。 すなわち、昇龍拳は[[殺意の波動]]の入り口だというのがゴウテツ・ゴウケンの意見であった。 実際完全ではないにしろタイガーアッパーカットとして昇龍拳を模倣したサガットも後に殺意の波動に目覚めかけている その割には、エックスやゴールドライタン、猫ひろしが普通に使用している。まあ突っ込んだら負け。 結果的にリュウはその血と資質で自力で昇龍拳にたどり着いてしまい、ケンもあっさりラーニングしたのでタブーはムダになった。   上記の通りサガットの胸に消えない傷をつけたが、それは格闘家として死ぬより暗殺者として生きる道を選んでしまったことだった。 その結果リュウは昇龍拳を放った瞬間に殺意の波動に目覚めてしまう。 最終的には真・昇龍拳を編み出すことで克服した。 一方でケンは昇龍拳を得意技としておきながら一切殺意の波動に呑まれる様子が無い。 ケンも上記のリュウのように死線は超えているはずだが、それでも殺意の波動に目覚めないのは格闘家としての矜持を貫いているからなのかもしれない。 中平版ストZEROでは昇龍拳を使いまくってる事をリュウに抗議されるも、逆に 「愚直に禁じ手だからと封印して使い慣らさないからいざ使った時に殺意の波動にのまれてしまってる」と指摘された。 #center(){&font(#ff0000,b){「昇龍拳てなあ、建て付けの悪いドアみたいなモンだ} &font(#ff0000,b){コツを覚えないと余計ガタがくる」}} #right(){───&bold(){KEN MASTERS((とっさの状況で冷静に出せないと意味がないけど、とっさに出そうとすると気負って自滅する───昇龍拳コマンドに苦しんでいたプレイヤーにとって、実感込みで大変キツイ言葉であった))}} ケンはゴウケンから、リュウが殺意の波動に呑まれた時は殺してでも止めるように告げられていた。この事からも、 ケンが殺意の波動に呑まれる可能性はほぼ無いであろうとゴウケンが予想していた事がうかがえる。 NAMCO×CAPCOMでは殺意の波動に飲まれたリュウを目覚めさせるためケンが真・昇龍拳を使うシーンがある。 この作品中でもトップクラスの名場面である。 なお、上記のリュウとケンが昇龍拳を習得した経緯から、ダンもまず間違いなく昇龍拳を直接伝授されていないはずである。 にも拘わらず昇龍拳に酷似した、しかし拳を天に向けない晃龍拳を編み出している事から、ダンも自力で昇龍拳に辿り着いていたが、同時にその危険性も無意識に悟っていたのではないかという説も。 実際サガットですら完璧ではないにしろ昇龍拳を模倣したタイガーアッパーカットを編み出したせいか後に殺意の波動に目覚めかけてしまったので、晃龍拳を編み出したダンの対応は正しかったと言える。 &font(l){というと凄い話なのに技としては改悪という哀しみ} *◆その他の作品での昇龍拳 上述にもあるが、カプコンゲーにおいて瞬獄殺や波動拳に並んでパロられることが多い。 (例) GOD HAND:笑龍拳 デビルメイクライ:ライジングドラゴン [[MARVEL COMICS]]の問題児こと[[デッドプール]]も昇龍拳をコミック中で使用しているが、実は出す膝が左右逆なので厳密にはアパカッ。 後の『[[MVC3>MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds]]』出演時にはエリアル開始技として使用しているが、こちらでも原作漫画再現で「Syoryuken!」と叫びつつアパカッを出している。 **◆昇龍拳が登場するCAPCOM作品 -『[[ロックマンX2]]』 カウンターハンターステージ3の隠し武器として登場。 取りにいく為にはエアダッシュとチャージラッシングバーナーをフル活用して、針を飛び越えなければならない。 ケンの強昇龍拳と同じの、突き上げる拳に炎を纏うファイヤー昇龍拳である。 コマンドは→↓右斜め下。 体力満タン時、地上にいるときのみ出せる。 で、習得までのやりとりはこちら。 ライト よくぞ ここまできた!! エックス! こんかいのわざは これだ! ほれ!さっさと はいるのじゃ。 X1の波動拳イベントと比べてみると、あっさりし過ぎな感がある。胴着も着ていないし(普通の白衣)。 なお、この技を習得した直後に対峙するボス、[[アジールフライヤー(通称アジフライ)>アジール(ロックマンX2)]]は、エックスの真上に陣取っており、 いかにも&b(){当ててくれと言わんばかりの位置関係}であったため、多くのプレイヤーの試し撃ちの犠牲になった。 ほぼ真上に攻撃するという特性上、アジフライ戦ぐらいしか簡単に当てられる場面は少ないし、出始めから着地まで無敵状態だが、着地したところを攻撃されるとほぼ間違いなく避けられないし、多段ヒット技なのでカス当たりだと4分の1くらいしか体力を減らせられないなど、少々使いづらいロマン技といえよう。 だが前作の波動拳が地上で真横にしか出せない関係上、当てられない敵が多くいたのに対し、本作の昇龍拳はほぼ全ての敵に当てられるので、 アクションに慣れた人には、むしろこちらの方が使いやすいとの声もある。 -『[[ロックマンX4]]』 8大ボスの1体『[[マグマード・ドラグーン]]』が波動拳と共にファイヤー昇龍拳を使用。 流石にX2時代の威力には及ばないものの、8ボスの彼が長嶝氏の渋い声で平然と使いこなしてくる姿に 度肝を抜かれたプレイヤーは多いハズ。 更に、彼を倒せばエックスとゼロもセルフパロ的な形ではあるが修得可能。 エックスはチャージ版のライジングファイアがまんま昇龍拳に。ゼロは炎のセイバーを構えて空中へ舞い上がり、頭上の敵を切り裂く龍炎刃が使える。 -『ロックマンX8』 ゼロ(および隠しキャラのレイヤー)が覚えられる必殺技の一つ「氷龍昇」がKナックルを装備時「昇&bold(){竜}拳」に変化する。 氷属性の昇龍拳はこれしかないレア技である(21年時点)。 -『[[モンスターハンタークロス]]』 [[片手剣>片手剣(モンスターハンター)]]専用の狩技として登場。 見た目は昇龍拳そのまんまだが名前は「昇竜撃」である。 回転しながらその場でアッパーを繰り出す本家とは異なり、 突進斬り→盾によるアッパー→落下しながら追撃という三段構えの攻撃である(レベル3の場合)。 スタン値が高く、モンスターによってはこの狩技1発でスタンがとれる。 逆に初動で大きく前進するため、的確に頭に叩き込むには慣れが必要。 一説にはそのモーションから、通常の昇龍拳ではなく真・昇龍拳や滅・昇龍拳のオマージュとも。 余談だが、モンハンの片手剣は盾が存在しないもの((左手に小さな数珠を持つ等のパターンが見られる))がいくつかある。こういう武器で昇竜撃をすると&bold(){殆ど素手で巨大なモンスターにアッパーをかます}という本家もビックリな光景が見られる。 -『[[モンスターハンターライズ]]』 片手剣専用の鉄蟲糸技として「滅・昇竜撃」が登場。 クロスから名前が変更されたが、変更後も本家と似るという事態になった。 クロスでの昇竜撃とは色々攻撃モーションが異なる。 まず突進斬りが無くなった代わりに出だしにガード判定が発生し、ガードが成功するとアッパー攻撃が多段になり大きく強化される。 クロスでの落下追撃は、盾でのフォールバッシュか剣でのジャンプ斬りに派生可能という仕様に変更された。 その性質上、モンスターの攻撃のタイミングに合わせて使用するカウンターのような使い方が最も効果的である。 また「ストV」とのコラボクエストの報酬で製作できる豪鬼の重ね着装備を着用した状態でこの技を使うと、演出が豪昇龍拳に変化する。 他の技やアクションも豪鬼専用の演出になり、一部は性能も変化するなど再現にはかなり気合が入っているため、なりきってプレイするのも一興だろう。 余談だが、豪鬼の重ね着装備専用の素材は&bold(){殺意の波動}だったりする。滅・昇竜撃の使い過ぎで目覚めていたのかもしれない。 *余談 海外勢の科学的検証によれば、ゲーム中の挙動を無理やり再現するとなるとアッパー部分だけで頭部が吹き飛び成人男性くらいは死に至らしめられるとのこと。 そりゃサガットの胸も抉れようものである。   追記・修正は右、下、右下+ページ保存でお願いします #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ショーリューケン!/ #vote3(time=600,5) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 頑張れば飛べる -- 名無しさん (2013-09-23 08:56:05) - 禁じ手なのに、封印してるのは剛拳だけという… スパコンやウルコンでは使うけど -- 名無しさん (2014-02-04 21:44:50) - ↑外したら隙だらけだから禁じ手だったらウケる -- 名無しさん (2014-02-12 01:44:26) - ロックマンX2では一応全段ヒットすればボスが即死するレベルの威力だけはある。遥か未来世界のロボット兵器すら素手で叩き潰せるあたり、トンデモ技なのは確かw -- 名無しさん (2014-03-31 01:00:39) - ファイヤー昇龍拳……ひょっとして(強)昇龍拳の別名のこと? -- 名無しさん (2014-03-31 10:51:57) - アジフライを揚げるためだけの技 -- 名無しさん (2014-12-25 12:45:32) - アニメ映画の昇龍拳の空しさに泣き笑った。 -- 名無しさん (2015-03-30 17:16:01) - 昔、めちゃいけで有野がこの技を使う話があったな。 -- 名無しさん (2015-07-29 06:01:51) - ジャンプしながらアッパーって、結構いるよね。ダッドリー然り、極限流然り、ベルモンド一族然り -- 名無しさん (2017-01-28 12:06:31) - 足技が得意なケンも、切り札となる技は昇竜拳を昇華させた神龍拳なんだよな。紅蓮旋風脚の立場が・・・。 -- 名無しさん (2017-04-21 22:55:11) - 現実的な理屈で考えたら、食らった相手の人はほぼ確実に死んじゃうらしいよ。 -- セイ (2017-08-15 03:14:38) - ギルティでのソルのヴォルカニックヴァイパーやカイのヴェイパースラストもこのタイプにあたるよね -- 名無しさん (2018-06-28 17:01:42) - ショウ・リュウ・ケンなのでリュウとケンにはショウという兄弟弟子がいるなんて噂が友人の間で流てたことがあった -- 名無しさん (2019-11-18 08:09:40) - デップーさんも原作アメコミで使ってたね -- 名無しさん (2019-11-18 13:58:07) - スト2ダッシュのケンの大昇龍拳は恐怖だった。足払い波動拳を昇龍拳で斬られたのなんてこの時くらいだ -- 名無しさん (2019-11-18 22:06:09) - アニメで壁蹴りで横に飛んでいく昇竜拳打ってなかったっけ?波動昇竜拳だったかもしれんが…。 -- 名無しさん (2019-11-18 22:17:56) - 昇龍拳が出ない -- 名無しさん (2020-07-13 10:12:43) - ファミマガで連載されいたストリートファイターII-RYU-でも、威力の大きさから禁じ手とされいましたよね。拳に風を纏ませるような演出が好きだった。 -- 名無しさん (2020-10-09 02:20:19) - ケンが昇龍拳=禁じ手に囚われず得意技にまで昇華した件、豪鬼もZEROのサイドストーリーで先人達がそれまで存在を知りつつ殺意の波動に取り込まれる故に封印してきた瞬獄殺を使ってるのが興味深い。考え方は全く別だけど形に囚われない故に迷いがない2人。 -- 名無しさん (2020-10-09 09:32:58) - フロンティアの昇龍弓がなければ、クロスの片手剣昇龍拳もない -- 名無しさん (2020-10-15 17:40:18) - ↑10 YOUTUBEで検証動画を作っている人がいたが実際にあの威力で喰らえば良くて重傷下手すりゃアゴから上が消し飛ぶ文字通りの『暗殺拳』。ゲームとはいえ数発喰らって死なない連中も大概というある種の篩にもなっている。 -- 名無しさん (2021-05-17 12:53:02) - 3段目がヒジ打ちなので、動作としては右肘を曲げるリョウのビルトアッパーの方が説得力強かったりする -- 名無しさん (2021-05-17 15:08:05) - 初代のラストステージでサガットに傷を付けた所からストーリーは始まった、って何か変じゃないか?『ラストステージ』なんだからとっくにストーリー始まってるじゃん -- 名無しさん (2022-06-01 16:36:26) - ロックマンXシリーズの昇竜拳の初出はX4じゃなかったか?それとDMCシリーズでネロとバージルが派生技込みで使用していたな。 -- 名無しさん (2022-06-01 16:54:33) - 波動で飛ばして昇竜が狙い通りに決まったときの快感はヤバイ。(自分はめったに決まらないが笑) -- 名無しさん (2022-09-19 20:13:45) - 昇龍拳って膝も攻撃に入ってたのスト5の滅昇龍拳で初めて知ったわ・・・よくよく考えると真昇龍の4ヒットって膝も含めた攻撃回数だったんだなぁと感心してる -- 名無しさん (2023-01-19 05:25:25) - ↑8 確かに考え方は違うが(中平版)ケンと豪鬼が同じ回答に至ったのは実に興味深かったな。 -- 名無しさん (2023-03-29 09:36:43) - 無印スト2版は地上相手だと元祖「当てて反確」だったりする。同時代のワーヒーのハンゾウ等も同じ仕様をパク…参考にしてるんだリスペクトが深まるんだ -- 名無しさん (2023-03-29 10:40:29) - どちらの足も踏み込み・踏み切りなしに膝の力だけでその場ジャンプするので、リキを込めて高く跳ぶのは結構しんどい動作だったりする -- 名無しさん (2023-11-17 18:48:47) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2010/01/01 Fri 04:29:28 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 3 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&font(b,20){昇龍拳を破らぬ限り、お前に勝ち目はない!}} *◆概要 昇龍拳とはカプコンの格闘ゲーム・[[ストリートファイターシリーズ]]の[[必殺技]]。 そして格ゲー[[三種の神器]]の一つ。 恐らく、[[対戦型格闘ゲーム>2D対戦型格闘ゲーム]]で最も有名な対空技だろう。 よくカエルパンチのような単純なジャンピングアッパーと誤解されるが、実は若干違う。 実際の動作はやや回転をかけてほぼ垂直にジャンプしながら出す&b(){アッパーカット+跳び膝蹴り}の複合攻撃。 まず左肩を敵に向けた半身の構えから、身体を捻って右手でボディへのアッパーカットを打ち込む。 更にそこからジャンプし、その勢いで右膝と伸ばした右腕の肘を敵の上半身に打ち込むという技。 当然ながらボディアッパーが届く距離、すなわち密着戦での技である。 ちなみに真・昇龍拳は先に逆の腕でアッパーを打ち込んでからと動作が異なる。 ごっこ遊びでは[[波動拳]]が出せずにこちらの方で妥協し、一人部屋で飛んでいた人も多いだろう。弱昇龍拳もどきぐらいなら現実でも可能。 →↓右下(623)のコマンドを「昇龍コマンド」と表現することも多い。 波動拳に化けるなど初心者が最初につまずくコマンド。 「歩きながら波動拳」あるいは「レバーで”Z”字を描くように」コマンドを入力するのが練習するコツである。   海外では「ドラゴンパンチ」という名称で、昇龍コマンドは「DP」と呼ばれる。((というか「ストⅠ」ではボイスも「ドラゴンパンチ!」になっている。竜巻旋風脚も同様に「ハリケーンキック!」で、どうもボイスは海外基準になっていたようだ。)) また、「ストⅡ」におけるリュウの勝利デモにおける「昇龍拳を破らぬ限り〜」というセリフが海外では「シェンロンを破らぬ限り〜」と誤訳され、 海外では長い間「シェンロンという隠しキャラがいるらしい」という[[都市伝説>ゲームに関する都市伝説]]になっていた。((しかもその内容から「シェンロンはリュウの師匠」だとか「シェンロンは剛拳の英語名」という誤解も生まれ、一部ゲームや説明書、スタッフインタビューなどではそのように紹介されていた事もある。)) この噂はCAPCOM側も認知しており、エイプリルフールには[[剛拳>剛拳(ストリートファイター)]]をパロディした「[[マスター・シェンロン>シェンロン(ストリートファイター)]]」の紹介ページを公開した事もあった。&b(){それも、2008年と2017年で二回も。} 初代ストリートファイターのラストステージでリュウがサガットの胸に昇龍拳で一生消えることのない傷痕をつけたことから、ストリートファイターの新たな物語が本格的に動き始めることになる。 *ゲームでの昇龍拳 飛んできた相手を昇龍拳で迎撃するのが一番の基本とされる。 波動拳で飛ばせて落とす戦法は、リュウの基本とされているが、近年の作品ではシステム的に弱体化していることが殆ど。 出始めに無敵が付く作品では相手の牽制を潰したり起き上がりの暴れを読んで潰せるようになったりなどが出来ることも稀にある。%%小足見てから昇龍が余裕になれば君もウメハラだ。%% ストⅠでは開始から終了まで完全無敵だが、入力が非常にシビアで出しにくい((レバーの入力受付の猶予時間が少なめであることと、初代では「押されたボタンを離した瞬間」が判定であるため))。その代わり、&bold(){フルヒットで相手が即死する}((より正確に言えば、初代昇龍拳は拳・膝および肘の辺りの3箇所が独立しており、連続ヒットという概念はないものの3つの攻撃が別々に判定されて同時にヒットする可能性があった。初代は三大必殺技の威力が一律で1ヒットあたり約ゲージ4割、3回ヒットすればKOとなる。))((なお、肘の辺りに判定があるのはあくまでゲーム内の仕様。公式な昇龍拳の設定は拳・膝による2点攻撃である(初代SFの取扱説明書にて、昇龍拳は「アッパーカットと膝蹴りを繰り出す」技と明記されている)))。まさしく必殺技であった。 ストⅡシリーズでは初代からスパⅡまでは上昇中は完全無敵である。最終作のスパⅡXでは無敵時間が出始めのみに削減された。 ストⅢシリーズでは空中でも出来るブロッキングの存在から、安定した対空技とは呼べなくなった。 ストⅣシリーズではセービングアタック(とセービングキャンセル)導入により、隙消しやリターンの大きさで相対的に強化された。 [[リュウ>リュウ(ストリートファイター)]]の昇龍拳は単発ヒットが多い。EX技でも2ヒット程度(ストリートファイターシリーズの場合) その代わり、一発あたりの威力が高いため、カス当たりでも威力が安定している。 単発の仕様が多いため、地上ヒットでもダウンしやすい。 [[ケン>ケン・マスターズ(ストリートファイター)]]の昇龍拳は、初期こそリュウと同性能だったが、シリーズを重ねるごとに差別化の点から変化した。 リュウの昇龍拳よりも前に飛ぶようになり、スパⅡ以降は強昇龍拳が炎を纏うファイアー昇龍拳になった。 中が2ヒット、強が3ヒットする作品が多く、削りにも有効だが、カス当たりだと威力が減る点がある。 地上ではフルヒットしないとダウンを取れない作品も多く、地上の相手に使う際の危険性が高い。 一方大きく横に伸びるためカバー範囲が広く、場合によっては敵の近距離飛び道具攻撃を「刈る」事すら可能。 **◆昇龍拳に関連した必殺技 ・ファイヤー昇龍拳 [[ケン>ケン・マスターズ(ストリートファイター)]]の強、EX昇龍拳の名称。単体の技として昇龍拳と区別されている作品は少ない。 ・タイガーブロウ、タイガーアッパーカット([[サガット>サガット(ストリートファイター)]]) サガット版昇龍拳。ブロウはまだ未完成の状態であり、ZEROシリーズで使われている。 アッパーと同じ側の脚で踏み切るため、膝蹴り部分がない。また大きく屈伸し、下から掬い上げるように跳び上がる。 ・豪昇龍拳([[豪鬼]]) 豪鬼の昇龍拳。強版では相手を紫の炎([[殺意の波動]])で燃やす事もある。 ・晃龍拳([[火引弾]]) ダン版昇龍拳。肘が伸び切っておらず曲がっている。キャラコンセプト的にも昇龍拳より性能は悪い。 ただ判定は強いため、ひきつければしっかり対空技になる。 ・咲桜拳([[春日野さくら]]) ・紅桜拳(同上) [[さくら>春日野さくら]]が見真似で会得した昇龍拳。気で上昇するコツを知らない為、助走をつけて跳んでいる。強版などでは大きく前に前進する。 紅桜拳はジャンプせずにアッパーだけ放つ。どちらも動きの関係上、対空技には不向き。 ・ドラゴンスマッシュ(ショーン) ケンの弟子であるショーン版昇龍拳。昇龍拳のように飛び上がったあと、頂点で相手を蹴り落とす。3rdでは両手で昇龍拳を行う。 ・魔龍裂光(カイリ) ・ライジングドラゴン([[アレン・スナイダー]]) ・実直拳/島津流実直拳([[ジャスティス学園・島津英雄>ジャスティス学園(ゲーム)]]) ・昇陽拳([[ジャスティス学園・若葉ひなた>ジャスティス学園(ゲーム)]]) ・昇龍弓(モンスターハンターフロンティアZZ) ・昇竜撃([[モンスターハンタークロス]]) ・ロックアッパー([[ロックマン>ロックマン(ゲーム)]]) ・昇''竜''拳([[ロックマンX5]]) ・ライジングアッパー([[サイクロップス>サイクロップス(X-MEN)]]) ・ライジングドラゴン/ディバインドラゴン/リアルインパクト([[ダンテ(DMC)]]) 、ライジングドラゴン/ドラゴンブレイカー([[バージル(DMC)]]) カプコンによるセルフパロディ。 ・波動昇龍拳([[ケン>ケン・マスターズ(ストリートファイター)]]) TVアニメストリートファイターII Vにてケンが習得した昇龍拳の発展業。 拳に波動のオーラを集めて繰り出す、波動をまとった昇龍拳。 他の昇龍拳系統の技と異なり、壁面を蹴って真横にすっ飛びながら使う形で繰り出すのが特徴。&s(){じゃあ昇り龍じゃないじゃん} 云わば、ケン版サイコクラッシャーのような技となっている。 ・じょうりゅうけん(完熟大統領) 「[[半熟英雄 ああ、世界よ半熟なれ…!!]]」に登場する他社にパロディされた技。 上流階級による、ここが川の下流ならば上流まで吹っ飛ばされるだろう勢いの攻撃であり、食らうと目を回して動けなくなる時がある。 ・ゴールド昇龍拳(ゴールドライタン) VSシリーズのひとつ「タツノコ VS. CAPCOM」のキャラ別エンディングにて、もし再び脅威が現れたとしてもこの世界を守ることができるようにと、ゴールドライタンが修行の果てに体得した必殺技。 「ゴールド昇龍拳」と叫びながら上昇するとライタンの体は黄金の光に包まれ、地球に落ちようとする巨大隕石を跡形もなく粉砕し%%ライタンが地上に着地するとその衝撃で大きなクレーターが出来%%た。 技名こそ「ゴールド昇龍拳」だが、ポーズは「片膝を上げたウルトラマンの[[ぐんぐんカット>ぐんぐんカット(ウルトラシリーズ)]]」に近いか。 ちなみにゴールドライタンのキャラ別エンディングは、[[ストリートファイターⅡ]]の[[リュウ>リュウ(ストリートファイター)]]のエンディングのオマージュとなっている。 **◆昇龍拳に関連したスーパー(ハイパー)コンボ ・&color(#8b0000){&bold(){真・昇龍拳}} [[リュウ>リュウ(ストリートファイター)]]が極めた究極の昇龍拳。実装される場合はたいてい、超必殺技の中でもパワーゲージ全消費する最高ランクが定位置。 最初の昇龍拳が根本ヒットすると、そこから逆の腕で強力な昇龍拳を放つ。 ・&color(#8b008b){&bold(){滅・昇龍拳}} 『ZERO3』リュウのスパコンで肘打ちから昇龍拳に繫げる突進技。間合いが広いが威力は並。 ただし突進距離が伸びるほど8段階で威力が急上昇する。 ・&color(#F54738){&bold(){昇龍裂破}} 前進しながら昇龍拳を連発するケンのスパコン。 設定上は全米格闘技戦の決勝戦で昇龍拳を見切られたケンがとっさに出した「フェイントにした弱昇龍拳→本命の昇龍拳」を実戦投入したもので、 メタ的にはCPUケンが弱中強の昇龍拳を連続で出していたパターン(通称ドラゴンダンス)をスパコンにしたものとされる。 ・&color(red){&bold(){神龍拳}} [[ケン>ケン・マスターズ(ストリートファイター)]]のスパコン。(炎柱とともに)敵を巻き込み何回転もする昇龍拳。 連続ヒットする技で、レバガチャおよびボタン連打でヒット数が増える。 ・&color(#8b008b){&bold(){滅殺豪昇龍}} 豪鬼版昇龍裂破。殺意リュウも使う。 ・&color(#8b008b){&bold(){昇龍煉獄}} 豪鬼のカウンター必殺技。攻撃を受け止めると、豪昇龍拳で返す。 ・&color(#3B4EF0){&bold(){双龍拳}} 『NAMCOxCAPCOM』でのリュウとケンのMA攻撃。 ・&color(#ff00ff){&bold(){晃龍烈火}} [[ダン>火引弾]]版昇龍裂破。 ・&color(#ff00ff){&bold(){真・晃龍拳}} 全身に気を纏った無敵の晃龍拳。 ・&color(#ff69b4){&bold(){乱れ桜}} [[さくら>春日野さくら]]版昇龍裂破。 ・&color(#60EE3C){&bold(){ショウリュウキャノン}} ショーン版昇龍裂破。 ・&color(#bc8f8f){&bold(){禁じ手・昇龍拳}} リュウ達の師・[[剛拳>剛拳(ストリートファイター)]]が人を殺めぬよう封印している昇龍拳。スパコン。 後述の中平版の逆輸入とも言われる。 ・&bold(){九頭龍裂破} 『EX2 PLUS』でケンのメテオコンボとして登場した技。洗脳されたケンも使う。 疾風迅雷脚の連続蹴り→竜巻キャンセル昇龍拳→キャンセル昇龍裂破→キャンセル神龍拳まで放つ大技。 *◆中平版ストリートファイターシリーズでの解釈 中平正彦氏の漫画『ストリートファイターZERO』によると、昇龍拳はリュウ・ケンの師[[ゴウケン>剛拳(ストリートファイター)]]のその師ゴウテツによって禁じ手とされていた奥義とされている。 理由は「天、即ち神仏に拳を向ける故に、未熟なまま使用すると殺意の波動に取り込まれるから」とのこと。 すなわち、昇龍拳は[[殺意の波動]]の入り口だというのがゴウテツ・ゴウケンの意見であった。 実際完全ではないにしろタイガーアッパーカットとして昇龍拳を模倣したサガットも後に殺意の波動に目覚めかけている その割には、エックスやゴールドライタン、猫ひろしが普通に使用している。まあ突っ込んだら負け。 結果的にリュウはその血と資質で自力で昇龍拳にたどり着いてしまい、ケンもあっさりラーニングしたのでタブーはムダになった。   上記の通りサガットの胸に消えない傷をつけたが、それは格闘家として死ぬより暗殺者として生きる道を選んでしまったことだった。 その結果リュウは昇龍拳を放った瞬間に殺意の波動に目覚めてしまう。 最終的には真・昇龍拳を編み出すことで克服した。 一方でケンは昇龍拳を得意技としておきながら一切殺意の波動に呑まれる様子が無い。 ケンも上記のリュウのように死線は超えているはずだが、それでも殺意の波動に目覚めないのは格闘家としての矜持を貫いているからなのかもしれない。 中平版ストZEROでは昇龍拳を使いまくってる事をリュウに抗議されるも、逆に 「愚直に禁じ手だからと封印して使い慣らさないからいざ使った時に殺意の波動にのまれてしまってる」と指摘された。 #center(){&font(#ff0000,b){「昇龍拳てなあ、建て付けの悪いドアみたいなモンだ} &font(#ff0000,b){コツを覚えないと余計ガタがくる」}} #right(){───&bold(){KEN MASTERS((とっさの状況で冷静に出せないと意味がないけど、とっさに出そうとすると気負って自滅する───昇龍拳コマンドに苦しんでいたプレイヤーにとって、実感込みで大変キツイ言葉であった))}} ケンはゴウケンから、リュウが殺意の波動に呑まれた時は殺してでも止めるように告げられていた。この事からも、 ケンが殺意の波動に呑まれる可能性はほぼ無いであろうとゴウケンが予想していた事がうかがえる。 NAMCO×CAPCOMでは殺意の波動に飲まれたリュウを目覚めさせるためケンが真・昇龍拳を使うシーンがある。 この作品中でもトップクラスの名場面である。 なお、上記のリュウとケンが昇龍拳を習得した経緯から、ダンもまず間違いなく昇龍拳を直接伝授されていないはずである。 にも拘わらず昇龍拳に酷似した、しかし拳を天に向けない晃龍拳を編み出している事から、ダンも自力で昇龍拳に辿り着いていたが、同時にその危険性も無意識に悟っていたのではないかという説も。 実際サガットですら完璧ではないにしろ昇龍拳を模倣したタイガーアッパーカットを編み出したせいか後に殺意の波動に目覚めかけてしまったので、晃龍拳を編み出したダンの対応は正しかったと言える。 &font(l){というと凄い話なのに技としては改悪という哀しみ} *◆その他の作品での昇龍拳 上述にもあるが、カプコンゲーにおいて瞬獄殺や波動拳に並んでパロられることが多い。 (例) GOD HAND:笑龍拳 デビルメイクライ:ライジングドラゴン [[MARVEL COMICS]]の問題児こと[[デッドプール]]も昇龍拳をコミック中で使用しているが、実は出す膝が左右逆なので厳密にはアパカッ。 後の『[[MVC3>MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds]]』出演時にはエリアル開始技として使用しているが、こちらでも原作漫画再現で「Syoryuken!」と叫びつつアパカッを出している。 **◆昇龍拳が登場するCAPCOM作品 -『[[ロックマンX2]]』 カウンターハンターステージ3の隠し武器として登場。 取りにいく為にはエアダッシュとチャージラッシングバーナーをフル活用して、針を飛び越えなければならない。 ケンの強昇龍拳と同じの、突き上げる拳に炎を纏うファイヤー昇龍拳である。 コマンドは→↓右斜め下。 体力満タン時、地上にいるときのみ出せる。 で、習得までのやりとりはこちら。 ライト よくぞ ここまできた!! エックス! こんかいのわざは これだ! ほれ!さっさと はいるのじゃ。 X1の波動拳イベントと比べてみると、あっさりし過ぎな感がある。胴着も着ていないし(普通の白衣)。 なお、この技を習得した直後に対峙するボス、[[アジールフライヤー(通称アジフライ)>アジール(ロックマンX2)]]は、エックスの真上に陣取っており、 いかにも&b(){当ててくれと言わんばかりの位置関係}であったため、多くのプレイヤーの試し撃ちの犠牲になった。 ほぼ真上に攻撃するという特性上、アジフライ戦ぐらいしか簡単に当てられる場面は少ないし、出始めから着地まで無敵状態だが、着地したところを攻撃されるとほぼ間違いなく避けられないし、多段ヒット技なのでカス当たりだと4分の1くらいしか体力を減らせられないなど、少々使いづらいロマン技といえよう。 だが前作の波動拳が地上で真横にしか出せない関係上、当てられない敵が多くいたのに対し、本作の昇龍拳はほぼ全ての敵に当てられるので、 アクションに慣れた人には、むしろこちらの方が使いやすいとの声もある。 -『[[ロックマンX4]]』 8大ボスの1体『[[マグマード・ドラグーン]]』が波動拳と共にファイヤー昇龍拳を使用。 流石にX2時代の威力には及ばないものの、8ボスの彼が長嶝氏の渋い声で平然と使いこなしてくる姿に 度肝を抜かれたプレイヤーは多いハズ。 更に、彼を倒せばエックスとゼロもセルフパロ的な形ではあるが修得可能。 エックスはチャージ版のライジングファイアがまんま昇龍拳に。ゼロは炎のセイバーを構えて空中へ舞い上がり、頭上の敵を切り裂く龍炎刃が使える。 -『ロックマンX8』 ゼロ(および隠しキャラのレイヤー)が覚えられる必殺技の一つ「氷龍昇」がKナックルを装備時「昇&bold(){竜}拳」に変化する。 氷属性の昇龍拳はこれしかないレア技である(21年時点)。 -『[[モンスターハンタークロス]]』 [[片手剣>片手剣(モンスターハンター)]]専用の狩技として登場。 見た目は昇龍拳そのまんまだが名前は「昇竜撃」である。 回転しながらその場でアッパーを繰り出す本家とは異なり、 突進斬り→盾によるアッパー→落下しながら追撃という三段構えの攻撃である(レベル3の場合)。 スタン値が高く、モンスターによってはこの狩技1発でスタンがとれる。 逆に初動で大きく前進するため、的確に頭に叩き込むには慣れが必要。 一説にはそのモーションから、通常の昇龍拳ではなく真・昇龍拳や滅・昇龍拳のオマージュとも。 余談だが、モンハンの片手剣は盾が存在しないもの((左手に小さな数珠を持つ等のパターンが見られる))がいくつかある。こういう武器で昇竜撃をすると&bold(){殆ど素手で巨大なモンスターにアッパーをかます}という本家もビックリな光景が見られる。 -『[[モンスターハンターライズ]]』 片手剣専用の鉄蟲糸技として「滅・昇竜撃」が登場。 クロスから名前が変更されたが、変更後も本家と似るという事態になった。 クロスでの昇竜撃とは色々攻撃モーションが異なる。 まず突進斬りが無くなった代わりに出だしにガード判定が発生し、ガードが成功するとアッパー攻撃が多段になり大きく強化される。 クロスでの落下追撃は、盾でのフォールバッシュか剣でのジャンプ斬りに派生可能という仕様に変更された。 その性質上、モンスターの攻撃のタイミングに合わせて使用するカウンターのような使い方が最も効果的である。 また「ストV」とのコラボクエストの報酬で製作できる豪鬼の重ね着装備を着用した状態でこの技を使うと、演出が豪昇龍拳に変化する。 他の技やアクションも豪鬼専用の演出になり、一部は性能も変化するなど再現にはかなり気合が入っているため、なりきってプレイするのも一興だろう。 余談だが、豪鬼の重ね着装備専用の素材は&bold(){殺意の波動}だったりする。滅・昇竜撃の使い過ぎで目覚めていたのかもしれない。 *余談 海外勢の科学的検証によれば、ゲーム中の挙動を無理やり再現するとなるとアッパー部分だけで頭部が吹き飛び成人男性くらいは死に至らしめられるとのこと。 そりゃサガットの胸も抉れようものである。   追記・修正は右、下、右下+ページ保存でお願いします #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ショーリューケン!/ #vote3(time=600,5) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 頑張れば飛べる -- 名無しさん (2013-09-23 08:56:05) - 禁じ手なのに、封印してるのは剛拳だけという… スパコンやウルコンでは使うけど -- 名無しさん (2014-02-04 21:44:50) - ↑外したら隙だらけだから禁じ手だったらウケる -- 名無しさん (2014-02-12 01:44:26) - ロックマンX2では一応全段ヒットすればボスが即死するレベルの威力だけはある。遥か未来世界のロボット兵器すら素手で叩き潰せるあたり、トンデモ技なのは確かw -- 名無しさん (2014-03-31 01:00:39) - ファイヤー昇龍拳……ひょっとして(強)昇龍拳の別名のこと? -- 名無しさん (2014-03-31 10:51:57) - アジフライを揚げるためだけの技 -- 名無しさん (2014-12-25 12:45:32) - アニメ映画の昇龍拳の空しさに泣き笑った。 -- 名無しさん (2015-03-30 17:16:01) - 昔、めちゃいけで有野がこの技を使う話があったな。 -- 名無しさん (2015-07-29 06:01:51) - ジャンプしながらアッパーって、結構いるよね。ダッドリー然り、極限流然り、ベルモンド一族然り -- 名無しさん (2017-01-28 12:06:31) - 足技が得意なケンも、切り札となる技は昇竜拳を昇華させた神龍拳なんだよな。紅蓮旋風脚の立場が・・・。 -- 名無しさん (2017-04-21 22:55:11) - 現実的な理屈で考えたら、食らった相手の人はほぼ確実に死んじゃうらしいよ。 -- セイ (2017-08-15 03:14:38) - ギルティでのソルのヴォルカニックヴァイパーやカイのヴェイパースラストもこのタイプにあたるよね -- 名無しさん (2018-06-28 17:01:42) - ショウ・リュウ・ケンなのでリュウとケンにはショウという兄弟弟子がいるなんて噂が友人の間で流てたことがあった -- 名無しさん (2019-11-18 08:09:40) - デップーさんも原作アメコミで使ってたね -- 名無しさん (2019-11-18 13:58:07) - スト2ダッシュのケンの大昇龍拳は恐怖だった。足払い波動拳を昇龍拳で斬られたのなんてこの時くらいだ -- 名無しさん (2019-11-18 22:06:09) - アニメで壁蹴りで横に飛んでいく昇竜拳打ってなかったっけ?波動昇竜拳だったかもしれんが…。 -- 名無しさん (2019-11-18 22:17:56) - 昇龍拳が出ない -- 名無しさん (2020-07-13 10:12:43) - ファミマガで連載されいたストリートファイターII-RYU-でも、威力の大きさから禁じ手とされいましたよね。拳に風を纏ませるような演出が好きだった。 -- 名無しさん (2020-10-09 02:20:19) - ケンが昇龍拳=禁じ手に囚われず得意技にまで昇華した件、豪鬼もZEROのサイドストーリーで先人達がそれまで存在を知りつつ殺意の波動に取り込まれる故に封印してきた瞬獄殺を使ってるのが興味深い。考え方は全く別だけど形に囚われない故に迷いがない2人。 -- 名無しさん (2020-10-09 09:32:58) - フロンティアの昇龍弓がなければ、クロスの片手剣昇龍拳もない -- 名無しさん (2020-10-15 17:40:18) - ↑10 YOUTUBEで検証動画を作っている人がいたが実際にあの威力で喰らえば良くて重傷下手すりゃアゴから上が消し飛ぶ文字通りの『暗殺拳』。ゲームとはいえ数発喰らって死なない連中も大概というある種の篩にもなっている。 -- 名無しさん (2021-05-17 12:53:02) - 3段目がヒジ打ちなので、動作としては右肘を曲げるリョウのビルトアッパーの方が説得力強かったりする -- 名無しさん (2021-05-17 15:08:05) - 初代のラストステージでサガットに傷を付けた所からストーリーは始まった、って何か変じゃないか?『ラストステージ』なんだからとっくにストーリー始まってるじゃん -- 名無しさん (2022-06-01 16:36:26) - ロックマンXシリーズの昇竜拳の初出はX4じゃなかったか?それとDMCシリーズでネロとバージルが派生技込みで使用していたな。 -- 名無しさん (2022-06-01 16:54:33) - 波動で飛ばして昇竜が狙い通りに決まったときの快感はヤバイ。(自分はめったに決まらないが笑) -- 名無しさん (2022-09-19 20:13:45) - 昇龍拳って膝も攻撃に入ってたのスト5の滅昇龍拳で初めて知ったわ・・・よくよく考えると真昇龍の4ヒットって膝も含めた攻撃回数だったんだなぁと感心してる -- 名無しさん (2023-01-19 05:25:25) - ↑8 確かに考え方は違うが(中平版)ケンと豪鬼が同じ回答に至ったのは実に興味深かったな。 -- 名無しさん (2023-03-29 09:36:43) - 無印スト2版は地上相手だと元祖「当てて反確」だったりする。同時代のワーヒーのハンゾウ等も同じ仕様をパク…参考にしてるんだリスペクトが深まるんだ -- 名無しさん (2023-03-29 10:40:29) - どちらの足も踏み込み・踏み切りなしに膝の力だけでその場ジャンプするので、リキを込めて高く跳ぶのは結構しんどい動作だったりする -- 名無しさん (2023-11-17 18:48:47) #comment #areaedit(end) }

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