ガジェット(遊戯王OCG)

登録日:2012/02/18(土) 16:48:24
更新日:2024/04/18 Thu 08:16:31
所要時間:約 8 分で読めます





遊戯王OCGでガジェットと名の付いたモンスターには、
などが存在するが、一般的にはリミテッド・エディション6で初登場した


グリーン・ガジェット


レッド・ガジェット


イエロー・ガジェット


たちのことを指す。通称「三色ガジェット」
全員レベル4の機械族という共通要素を持つ。

概要


《グリーン・ガジェット》
効果モンスター
星4/地属性/機械族/攻1400/守 600
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。
デッキから「レッド・ガジェット」1体を手札に加える。

《レッド・ガジェット》
効果モンスター
星4/地属性/機械族/攻1300/守1500
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。
デッキから「イエロー・ガジェット」1体を手札に加える。

《イエロー・ガジェット》
効果モンスター
星4/地属性/機械族/攻1200/守1200
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。
デッキから「グリーン・ガジェット」1体を手札に加える。

それぞれ召喚・特殊召喚した時にグリーンレッドを、レッドイエローを、イエローグリーンをサーチする効果を持ち、手札にモンスターが途切れるのを防ぎ効率良くビートダウンを行うことができる。
それぞれ信号機の逆順にサーチできると覚えれば分かりやすい。
一時は準制限化していたこともあったほどの単純かつ強力な効果を持ち、様々な派生デッキが誕生し登場時から現在に至るまで活躍し続けている古参のモンスター群である。

単独では貧弱、効果も仲間を呼ぶだけだが、この手の「召喚時サーチ効果」の強みの一つは「手札が減らずにモンスターが出る」ことにある。
なので、全体除去でフィールドを真っさらにした場合こいつらだけが最終的に残ることになる。


また、劇場版『遊戯王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』のムービーパックにて新規ガジェットが登場。

《ゴールド・ガジェット》
効果モンスター
星4/光属性/機械族/攻1700/守 800
「ゴールド・ガジェット」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。
手札から機械族・レベル4モンスター1体を特殊召喚する。
(2):このカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
デッキから「ゴールド・ガジェット」以外のレベル4の「ガジェット」モンスター1体を特殊召喚する。

《シルバー・ガジェット》
効果モンスター
星4/光属性/機械族/攻1500/守1000
「シルバー・ガジェット」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。
手札から機械族・レベル4モンスター1体を特殊召喚する。
(2):このカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
デッキから「シルバー・ガジェット」以外のレベル4の「ガジェット」モンスター1体を特殊召喚する。

それぞれが場に出した時に機械族・☆4を特殊召喚でき、破壊された時に同名以外の「ガジェット」をリクルート出来る。
これらにより展開速度と安定性が更に上がった。


また、Vジャンプ2019年1月号の付録としてリンクモンスターのガジェットが登場。

《プラチナ・ガジェット》
リンク・効果モンスター
◤ ▲ ◥
◀   ▶
リンク2/光属性/機械族/攻1600
機械族モンスター2体
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
このカードはリンク召喚されたターンにはリンク素材にできない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
手札からレベル4以下の機械族モンスター1体をこのカードのリンク先となる自分フィールドに特殊召喚する。
(2):このカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
デッキからレベル4の「ガジェット」モンスター1体を特殊召喚する。
使いやすい斜め下矢印2つに加え、リンク先にレベル4以下の機械族を特殊召喚、破壊された際にレベル4の「ガジェット」をリクルートと金銀ガジェット同様の効果を持つ展開補助に特化したリンクモンスター。
しかし、リンク召喚したターンはリンク素材に出来ないと言う重い制約があり、展開効果を持ちながらもリンク3以上に繋げる事が出来ずに自身が棒立ちで残ってしまう事が多いのが玉に瑕。
最も、制約を設けなかった先達達が仕出かした事を考えるとこれぐらいの制約はやむを得ないのかも知れない。


更に『LEGACY OF DESTRUCTION』にて表遊戯のカードが「光の黄金櫃」を中心にリメイクされる中、三色ガジェットもリメイクされた。

《トリコロール・ガジェット》
効果モンスター
星4/地属性/機械族/攻1300/守1100
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
「光の黄金櫃」またはそのカード名が記された魔法・罠カード1枚をデッキから手札に加える。
(2):このカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
デッキから「隠し砦 ストロング・ホールド」1枚を自分フィールドにセットする。

まさかの3体まとめて1体のモンスターに。
ガジェットと言えばサーチ、と言う事でテーマの中心となる「光の黄金櫃」をサーチする最重要ポジションのカードとなった。「光の黄金櫃」が既にあるなら関連魔法・罠のサーチに切り替えられるため状況に応じた立ち回りが出来るのも強み。
更に破壊された時に「隠し砦 ストロング・ホールド」をデッキからセットする効果もある。罠カードなのでセットしたターンには発動出来ないものの、後続手を確保できると言う点では有用。


◇関連カード

モンスター

古代の歯車機械(アンティーク・ギアガジェット)
効果モンスター
星4/地属性/機械族/攻 500/守2000
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、
カードの種類(モンスター・魔法・罠)を宣言して発動できる。
このターン、自分のモンスターが攻撃する場合、
相手はダメージステップ終了時まで宣言した種類のカードを発動できない。
(2):1ターンに1度、「ガジェット」モンスターのカード名を1つ宣言して発動できる。
エンドフェイズまで、このカードは宣言したカードと同名カードとして扱う。
まさかのアンティーク・ギア化を果たしたガジェット。かつてのストラクで何故か共演した縁だろうか。
場に出した際に選んだカードの種類を味方モンスターの攻撃中の発動を封じる効果と、選んだガジェットの名前を得る効果を持つ。
どちらの効果も「機械複製術」とコンボさせる事でモンスター・魔法・罠全てを封じたり、名前をコピーしたガジェットを展開したり出来るが、如何せんロマンの域を出ない。
アンティーク・ギアとガジェットの両方の名前を持つので「古代の機械合成竜」や「古代の機械熱核竜」のリリース元に使うのが無難。
ちなみにアニメARC-Vにも登場し、優等生用の特別デッキを使ったユーリが「古代の機械熱核竜」のアドバンス召喚に使用した。
…が、ユーリが“コンボに使用する訳でもなく名前を「レッド・ガジェット」に変えてからリリースする”と言うあからさまな舐めプ*1をしていたためどちらかと言えば悪目立ちしてしまった印象がある。

起動兵士デッドリボルバー
効果モンスター
星4/地属性/機械族/攻 0/守2000
自分フィールド上に「ガジェット」と名のついたモンスターが表側表示で存在する限り、このカードの攻撃力は2000ポイントアップする。
シリーズカード「リボルバー」の一つで、ガジェットの存在を条件に2000打点になる。
単体では力不足もいいところだが、「機械複製術」で3体並べれば2000打点×3+ガジェット分の打点を揃えることができる。

起動兵長コマンドリボルバー
効果モンスター
星4/地属性/機械族/攻 0/守2000
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分のフィールド・墓地の機械族の「ガジェット」モンスターを2体まで対象として発動できる(同名カードは1枚まで)。
このカードを手札から特殊召喚する。
その後、対象の自分の「ガジェット」モンスターを装備カード扱いとしてこのカードに装備する。
(2):このカードの攻撃力は、このカードの効果で装備しているモンスターの数×1000アップする。
デッドリボルバーの上官。
場か墓地からガジェットを2体装備して特殊召喚できる。
発揮できる打点は部下と同じで、基本的には司令官かギア・チャージとのコンボが前提になるか。


起動提督デストロイリボルバー
特殊召喚・効果モンスター
星8/地属性/機械族/攻2500/守2500
このカードは通常召喚できない。
手札及び自分フィールドの表側表示のカードの中から、「ガジェット」モンスターカード2枚を墓地へ送った場合のみ特殊召喚できる。
(1):自分フィールドに「ガジェット」モンスターまたは装備カード扱いの「ガジェット」モンスターが存在する限り、
このカードは戦闘・効果では破壊されない。
(2):1ターンに1度、このカード以外のフィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
リボルバーの司令官。
ガジェット2枚をコストに特殊召喚できる。蘇生や帰還が出来ないタイプの特殊召喚モンスターなので注意が必要。
ガジェットカードがあれば破壊耐性が付与されるが、それ以外にも無条件で場のカード1枚を破壊できる。対象を取る破壊という対策されやすい除去だが、ノーコストなので立たせておくと便利。
ちなみに召喚コストのガジェットは装備状態でもよいので、コマンドリボルバーで墓地から拾ってきた連中をコストにすると無駄がない。また三色ガジェットなら召喚するだけでコストが揃う。


魔法カード

起動指令ギア・チャージ
永続魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードの発動時に、自分フィールドの装備カード扱いの「ガジェット」モンスターカードを任意の数だけ対象にできる。
その場合、そのカードを特殊召喚する。
(2):手札を1枚捨てて発動できる。
デッキから「起動提督デストロイリボルバー」1体を手札に加える。
デストロイリボルバーのサポートカード。
コマンドとのコンボが前提であり、
墓地のガジェットを対象にストロングを出して装備
→このカードで装備状態のガジェットをモンスターゾーンに出しつつモンスター効果でサーチ
→サーチしたガジェットを捨ててデストロイリボルバーサーチ
→場のガジェット2体をコストにデストロイ召喚
という流れになる。

罠カード

機動砦 ストロング・ホールド
永続罠
(1):このカードは発動後、効果モンスター(機械族・地・星4・攻0/守2000)となり、モンスターゾーンに守備表示で特殊召喚する。
このカードは罠カードとしても扱う。
(2):自分フィールドに「グリーン・ガジェット」「レッド・ガジェット」「イエロー・ガジェット」が存在する場合、
このカードの効果で特殊召喚されたこのカードの攻撃力は3000アップする。
ガジェットの元祖サポートカードである罠モンスター
三色ガジェットが揃っていれば打点3000となるが、一体でもいなくなると無力化されてしまう。
罠モンスターにも汎用性の高い連中が増えた上に、レベル4には種族と属性を選択できる「量子猫」「鏡像のスワンプマン」がいるため、その辺での差別化も難しいのが現状。


機動要塞 メタル・ホールド
永続罠
(1):自分フィールドの機械族・レベル4モンスターを任意の数だけ対象として発動できる。
このカードは発動後、効果モンスター(機械族・地属性・星4・攻/守0)となり、モンスターゾーンに特殊召喚する。
その後、対象の表側表示モンスターを装備カード扱いとしてこのカードに装備する。
このカードは罠カードとしても扱う。
(2):このカードの効果で特殊召喚されたこのカードの攻撃力は、このカードの効果で装備したモンスターの攻撃力の合計分アップし、
相手は他の自分フィールドのモンスターを攻撃対象にできず、効果の対象にもできない。
藍神戦で遊戯が使用したストロング・ホールドの仲間。
自分の場の機械族・☆4を任意の数だけ装備してその攻撃力の合計分攻撃力が上がり、他のモンスターを相手の攻撃や効果対象から守れる。
ガジェットとのシナジーは一応あるが、真価を発揮するのはABCトリオを装備した時。ユニオンの効果もちゃんと発揮されるため、相手の効果を受けない4600打点のバケモノが完成する。
ただしこのカード自体には何の耐性もないので装備させ過ぎには注意。
使う場合は同胞の絆で並べたり一族の結束で強化したりするなどして一気に決めたい。


機動砲塁 パワー・ホールド
永続罠
(1):このカードは発動後、効果モンスター(機械族・地・星4・攻0/守2000)となり、モンスターゾーンに特殊召喚する。
その後、手札・デッキから機械族・レベル4の「ガジェット」モンスター1体を選び、装備カード扱いとしてこのカードに装備できる。
このカードは罠カードとしても扱う。
(2):このカードの効果で特殊召喚されたこのカードの攻撃力は、
このカードの効果で装備しているモンスターの攻撃力の倍の数値分アップする。
砦系罠モンスターの新顔。
デッキのガジェットも装備できる上、攻撃力の上がり幅は装備したガジェットの倍。ゴールドなら3400、シルバーでも3000、最も攻撃力の低いイエローですら2400までアップできる。
ちなみに発表当初「起動砲塁」というカード名だったが、後に公式から誤植であったと発表されている。


隠し砦 ストロング・ホールド
永続罠
(1):このカードは発動後、以下の効果を持つ効果モンスター(機械族・地・星4・攻0/守2000)となり、
モンスターゾーンに特殊召喚する(罠カードとしても扱う)。
●このカードの攻撃力は、自分フィールドの、
「光の黄金櫃」及びそのカード名が記されたモンスターの数×1000アップする。
●1ターンに1度、自分フィールドに「光の黄金櫃」が存在する場合、
相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
そのモンスターを破壊する。
「トリコロール・ガジェット」でサーチorセット出来るストロング・ホールドのリメイク。
「光の黄金櫃」とその関連モンスターの数だけ攻撃力アップとなったため、リメイク元以上の攻撃力を得る事も可能。
更に「光の黄金櫃」があれば相手の攻撃モンスターを破壊する効果も備わっているため相手の攻撃を牽制する事も出来る。


原作・アニメにおいて

武藤遊戯(AIBO)が構築したデッキのモンスターとして登場。
原作版ではサーチ効果はなかったが、小回りの利く下級モンスター及びストロング・ホールドとのコンボ用で採用していた様子。
アニメ版ではサーチ効果を発動したが、(デュエル展開を原作にある程度合わせる都合と)ハイランダー構築だったため、あまり意味はなかった。

5D'sでセキュリティーの詰めデュエルに【コアガジェ】が登場したりもしていた。


デッキの特徴

モンスターを絶やさず殴り続ける」。ただそれだけ。
ガジェットを出すだけで手札を補充し続ける事ができるので、毎ターンモンスターを途切らす事無く出していける。
ただしステータスは低いため、以下の派生デッキの欄にあるような工夫を凝らす必要がある。
非常に安定したデッキの代表のような存在であるため、環境の変わり目になると何処からとも無く現れている。
これだけ息の長いデッキを生み出すとは、流石初代デュエルキングの相棒。

ただし、ガジェット以上に安定してアドを取り続けられるデッキを相手にすると押し負けやすい為、
「【ガジェット】がメタとして台頭しない環境は暗黒時代」と言う意見さえも存在している。
もっとも、カードパワーのインフレが激しい9期以降はこの意見も消滅しつつあるが。

9期以降はガジェット以上にアドバンテージを取り続けられるデッキが増加しており、特に【テラナイト】等との差別化は非常に重要になっている。

一部のアンティーク・ギアをサポートする役割もあるが、デッキとしての相性はそれほど良いわけではない。


◆主な派生デッキ


【代償ガジェ】
ガジェット系デッキで最も早く誕生したデッキ。
500ポイントライフを支払うことで続けて通常召喚を行うことが出来る血の代償を使うことでガジェットを大量展開していく。
以前はリミッター解除でも使わない限り高い打点を出すのが困難でシンクロ召喚時代には押され気味だったが、
代償の展開力と強力なシナジーを持つエクシーズ召喚の登場で「代償を止められなければ詰み」と呼ばれるほど大幅に強化された。

その後も、ギアギガントXやブリキンギョなどの相性のいいカードが増え続けたが、血の代償が制限となり少々弱体化した。
尤も、その頃には代償は切り札扱いで二重召喚などの妨害されにくさと即効性を併せ持つカードが展開のメインになっていたのだが。
そして2014年に代償が禁止カードになりこのデッキは消滅した。

【除去ガジェ】
除去カードで「相手モンスターを除去しつつ、ガジェットを出し続けて殴る」という全てのガジェットの基本となるシンプルなデッキ。
モンスターが不足しがちな除去デッキの弱点と打点が低めなガジェットの弱点を互いにカバーしており、初心者でも扱いやすい。
ここからさらに派生しメタカードを標準搭載してそもそも相手に展開させないメタ軸も存在する。
例えばお互いの特殊召喚を封じるフォッシルダイナ パキケファロを投入した【パキケガジェ】なるデッキもありシンクロやエクシーズのメタとなりなかなか強力。

【コアガジェ】
サモン・チェーン、歯車街、トラゴエディアブラック・ローズ・ドラゴン、緊急テレポートなどを採用したコンボ性の高いデッキ。
サモン・チェーンでガジェットを大量展開したり、ブラック・ローズ・ドラゴンの効果で歯車街ごと場のカードを破壊するなど、
従来のガジェットデッキとは違った多彩な戦術を駆使する。
キングレムリンの登場により、サモン・チェーンの発動条件を満たせるカゲトカゲのサーチができるようになったのも追い風。
しかし、緊急テレポート等の強力なカードを駆使する関係上、リミットレギュレーションの影響を受けやすい。
ちなみにアニメにも少し登場したことがある。5D'sにて、ジャンの回想に出て来たアンドレの手札がちょうどこのデッキのキーパーツだった。
余談だが「コアガジェット」という名前はカード名からではなく考案者のハンドルネームが由来。

【マシンガジェ】
マシンナーズとの混合デッキ。マシガジェとも呼ばれる。
手札に機械族モンスターを貯めておけるガジェットの性質がマシンナース・フォートレスと最高にシナジーしており、
ガジェットの低めの打点を補いつつ、機械族サポートを共有することができる。
【代償ガジェ】と組み合わせた【代償マシンガジェット】も環境で活躍していた。
TF6ではブルーノの使うデッキがこれ。歯車街+古代の機械巨竜を隠し玉として仕込み、A・ジェネクス・バードマンと共にシンクロも取り入れた強力な構成となっている。

ストラクを3つ買えばほぼキーカードが揃う上に安値で組むことができるので、
尚且つ強くて扱いやすいためよく遊戯王入門にも使われた。(ただし、現在はそのストラクは絶版している)。

【未来ガジェット】
ガジェットに未来オーバーのギミックを取り入れたデッキ。エル・プサイ・コングルゥとは関係ない。…がTF6でデッキレシピが配信されネタ化された。
未来融合が禁止になったため構築不可だったが、現在はエラッタされ制限解除となっているので、構築そのものは可能。
ただし未来融合を融合目的より墓地肥やし&デッキ圧縮の面で使うことが多いため安定性が失われている。

【音響ガジェット】
ギータスのリクルートやマイクスの召喚権増加を活用する、音響戦士との混合デッキ。
手札を減らさずに展開出来るガジェットとペンデュラム召喚は相性が良く、
エクシーズは元より、音響戦士チューナーのおかげで無理なくシンクロ召喚をも取り込んだ、新時代のガジェット。


◆相性のいいカード

・ランク4エクシーズ
ガジェットはレベル4であり複数体並べやすいため簡単に呼び出すことができる。
デッキ、環境に合わせて複数種類投入したい。

  • 機械族サポートとして優秀な《ギアギガントX》
  • 優秀な除去効果を持つ《鳥銃士カステル》
  • 劣勢時に強い《励輝士 ヴェルズビュート》
  • 墓地対策の効果を持ち《ブリキンギョ》を素材にすれば打点を上げられる《深淵に潜む者》
  • 《外神アザトート》とセットで採用したい《外神ナイアルラ》
  • 1:1効果が可能な《恐牙狼 ダイヤウルフ》
  • 2つの効果を持つ《ガガガガンマン》
  • 相手の攻撃を防ぐ効果を持ち、《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》も採用できる《No.39 希望皇ホープ
  • 相手の特殊召喚対策になる《インヴェルズ・ローチ
  • 2つの効果を持ち、墓地のガジェを回収しつつドローできる《ダイガスタ・エメラル
  • 効果を持たないが、《ダイガスタ・エメラル》で蘇生可能でステータスも安定している《ジェムナイト・パール》
など。

・ナチュル・ビースト、ナチュル・パルキオン
地属性チューナーと地属性モンスターを素材としたシンクロモンスター。
ビーストは魔法を、パルキオンは罠を無効にする強力な効果を持つ。
TGストライカー、グローアップ・バルブ辺りの地属性チューナーが【ガジェット】でも扱いやすい。

・二重召喚
召喚権を増やすカード
ガジェットなら実質1枚の消費でモンスターが2体並ぶ。

リミッター解除
機械族デッキの切り札。トドメの一撃に。
しかし、エクシーズ召喚をメインとする場合は投入しないこともある。

・貪欲な壺
墓地のガジェットをデッキに戻しつつ、ドローすることができる。
だが、エメラルさんの登場に伴い採用率低下中。

・機甲部隊の最前線(マシンナーズ・フロントライン)
機械族モンスターが戦闘破壊されたときに、そのモンスターよりも攻撃力の低い同属性のモンスターをデッキから特殊召喚する。
戦線を維持しつつ手札を補強でき、その名のとおり【マシンガジェ】のサポートカード。

・サモン・チェーン
召喚権を3回に増やすことが出来る、チェーンカードの一種。
一見チェーン3以降というのは厳しそうだが、誘発効果(主にガジェットのサーチ効果)→フリーチェーンのカード(緊テレ等)→サモン・チェーン、という具合に意外と簡単に発動する事が出来る。
後述するカゲトカゲとも相性は抜群。

このギミックに重点を置いたのが前述の【コアガジェット】である。
血の代償に比べ腐り易く事故要因になりやすいのが難点だが、此方は速攻魔法故の速攻性や防がれ難くさ、ライフコストが不要な点で勝る。

音響戦士
前述した通り。状況に応じて☆1~3のチューナーか☆4をリクルートするギータスと召喚権を増やせるマイクス、
そしてガジェット達のサーチ効果とペンデュラム召喚の展開力が合わさり、かなりの展開力と制圧力を発揮する。

・ブリキンギョ
当時のガジェットにエクシーズ方面の活路を拓けさせた画期的な一枚。
同じレベル4機械族かつ、手札のカードを特殊召喚できるという特性から簡単にギアギガントを作り、ガジェットの効果とギアギガントの効果であっという間にアドを得て後続を用意できた。
かつてのガジェットでは最優先で投入されていた展開札だが、金銀がある現在は採用数は減りつつある。

無限起動ロックアンカー
地属性機械族テーマの無限起動に属する一枚。金銀やブリキンギョと同じく、3色ガジェを手札から特殊召喚出来る。
出せるのは地属性である3色のみだが、このカードの場合は「ロックアンカー自身と場の機械族1体選択し、それらのレベルを2体の合計レベルに変更する」という効果が特徴。
要するにこいつさえいればガジェットでランク8を立てられるようになるディンギルス神竜騎士フェルグラントのような優秀なランク8も採用可能になる点は非常に大きい。

・カゲトカゲ
ブリキンギョ共々、エクシーズ全盛期のガジェットを支え続けてきた1枚。レベル4の召喚をトリガーに自身を手札より特殊召喚可能。
ガジェット召喚時のサーチ効果にチェーン発動する事でサモン・チェーンの条件も満たせる上に、爬虫類族なのでキングレムリンにも対応している。

セリオンズ“キング”レギュラス
現代遊戯王における機械族向け出張カードといえばこれ。万能無効効果持ちのレベル8。
何かと墓地に機械族が落ちているであろうガジェットにおいて、このカードが腐る場面は少ない。
マシンナーズと合わせている場合は墓地のギアフレーム、ピースキーパー辺りのユニオン機械族を装備する事で、ユニオンの共通効果を利用して装備解除からの特殊召喚も可能。

スプリガンズ・メリーメイカー
スプリガンズに属するエクシーズ。レギュラスを出張する場合はこちらもあり。
出張採用では効果をほぼ無視し、もっぱらギガンティック“チャンピオン”サルガスを重ねる為の下敷きとしての採用。
サルガス効果でレギュラスを引き込める。

・春化精
地属性サポートに特化した天使族テーマ。
ほぼ全ての下級がレドックスみたいな効果を持つ」といえばその展開・サーチ性能のヤバさがわかるだろう。
手札の地属性ガジェットと春化精モンスターを捨てつつ、別の春化精をサーチして落としたガジェットを特殊召喚。これだけで2アド消費があっという間に回復する。
そこから続けてその別の春化精とサーチした地属性ガジェットを落とし、さらに別の春化精と地属性ガジェットをサーチして……と、召喚権を使わずに墓地肥やしと手札補充を行い続ける事が可能。
ただし、下級春化精の効果使用後は地属性しか効果発動が出来なくなる為、それを考慮した上での展開が必要になる。


弱点

サーチ系デッキの宿命としてライオウによって全てを止められてしまう。
また、キメラテック・フォートレス・ドラゴンにも弱いので展開したらさっさとエクシーズ召喚でもしてしまおう。

王虎ワンフーや魔のデッキ破壊ウイルスなどの低攻撃力メタは一番の天敵。
特に魔のデッキ破壊ウイルスはフィールドと手札のガジェット達が全滅してしまうので何らかの対策を用意しておきたい。
オシリスの天空竜? 頑張って魔法と罠でドジリスにするんだ!

またアドを稼ぐ手段は主にガジェット自身の召喚・特殊召喚時の効果に依存しているため環境のインフレに追いつきにくいという、地味に致命的な弱点が大きい。

追記・修正は機動砦の攻撃力を3000にしてからお願いします


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最終更新:2024年04月18日 08:16

*1 「古代の機械熱核竜」はアンティーク・ギアモンスターをリリースすると守備貫通効果を得るため、アンティーク・ギアの名前を捨てるのは無意味どころかマイナスである。