ムーンクレスタ

登録日:2009/06/21(日) 22:54:10
更新日:2022/07/31 Sun 14:20:31
所要時間:約 3 分で読めます




TRIP TO THE SPACE WAR
MOON CRESTA

TRY IT NOW !!
YOU CAN GET A LOT
OF FUN AND THRILL


1980年に日本物産から発売された縦画面縦方向の固定画面シューティングゲーム
移植版はプレイステーション系列SFCWiiSwitchなど多数存在する。

形状の違う3つのカラフルな宇宙船を駆使して宇宙生物を倒しながら、宇宙船同士のドッキングでパワーアップもできるなど、当時としては画期的な要素が数々取り入れられていた
左右2方向レバーと1ボタンで自機(1号機、2号機、3号機の3機)を操作する。


自キャラ

1号機は最も小さくて敵をよけやすいが、弾は中心から1発しか撃てない。
2号機は1号機よりやや幅広く、左右の突起からそれぞれ同時に2発の弾を出せる。
3号機は左右から弾を出すが、自機の中心よりかなり離れた位置から発射されるため敵に狙いがつけ辛い上、機体が他の2機に比べかなり大きいため小回りが利かず標的になりやすいので使い勝手が悪い。

ゲーム開始時は画面下から3機合体状態で現れた後、1号機だけが切り離されて敵に向かう。
デフォルトのハイスコアは5000点


敵キャラ

本作の特徴として『敵は弾を発射しない』点がある。全ての敵が挙動だけで絶妙な難度を構成しているのである。
この独特な挙動によるいやらしい追い込みはニチブツシューティングの隠れた特徴として受け継がれていく。

  • コールドアイ
目玉模様のような姿の敵。
2組1編隊で4編隊が空中を∞の字に飛び、撃つと半分になって半円を左右交互に描くように降下してくる。
半円ではなくそのまま円を描くように宙返りすることもある。
撃たずに放っておいても一定時間で分裂し、同様の動きで降下する。
降下中はスピードが不規則に変わる。紫→黄の順に出現。

  • スーパーフライ
蠅のような姿の敵。
画面上方から8体が一斉に現れる。
降下中の軌道はコールドアイとほぼ同じだが、スピードはほぼ一定。
黄→紫の順に出現。この敵の出現後、1回目ドッキングシーンとなる。

  • フォーディ
戦闘機のような姿の敵。
行動はスーパーフライとほぼ同じだが、スピードが速い。
紫→黄の順に出現。

  • メテオ
隕石のような敵。
独特の効果音とともに2体ずつが画面のやや上側から斜めに横切る。
スピードが速く、出現のタイミングを把握しないと直撃してやられることもあるが、画面端で回避してやり過ごすこともできる。
この敵のみ、画面外に逃しても再攻撃をしてこない。
紫→黄の順に出現。
この敵の出現後、2回目のドッキングシーンとなる。

  • アトミックパイル
小さな五角形の敵。
画面上方で左右に小さく動き、ミサイルのような姿に変形すると同時にまっすぐ落ちてくる。
画面下に消えたあとはミサイルの姿のまま自機の上空から再出現する。
黄→紫の順に出現。


ドッキングシステム

レバーとボタンでドッキングせよ
ゲーム最大の特徴
自機が複数残っていれば、1周につきドッキングのチャンスが2度訪れる。
スーパーフライまたはメテオの面が終わった直後、自機が画面中央付近に上昇してドッキングの準備が始まる。
自機はある程度の慣性を働かせながら下降し始めるため、レバーの左右移動とボタンの逆噴射を操作して画面下中央の2号機または3号機を目指し、中心軸がうまく合えばドッキング成功。
成功すれば、合体した状態で次の面に進めるが、失敗すると操作中の自機のみ失われる。
制限時間の30秒以内にドッキングできなかった場合は残機に変化はなく、それまでと同じフォーメーションのまま次の戦闘が始まる。

ドッキングは3機まで可能で、単発だった個々の機体が順に弾を発射することで連射を使えるなるが、敵のスピードが速くなってしまう。
3機合体は2度目のドッキングでしか行えない。
このドッキングで失敗すると1・2号機を同時に失い、3号機だけとなる。
ドッキングするとボーナス点が与えられる。


サウンド

自機が出撃する時にかかるジングルは、後継作である『テラクレスタ』でもアレンジ版がラスト1機の出撃時に鳴る。
さらにその後継作である『ソルクレスタ』の4/1公開のPVでも使用。
そして、今作と『テラクレスタ』および『テラクレスタⅡ マンドラーの逆襲』と『ソルクレスタ』を含めて『クレスタ・サーガ』とカテゴライズされている。
2020年発表の際はオーケストラ風*1で、2021年バージョンではチップチューン風。


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最終更新:2022年07月31日 14:20

*1 場面自体が『2001年宇宙の旅』のパロディゆえか