忍道 戒

登録日:2010/06/11(金) 19:44:57
更新日:2024/03/02 Sat 14:44:14
所要時間:約 4 分で読めます




「忍道 戒(しのびどう いましめ)」とは、PS2で発売されたアクワイア開発の忍者ステルスアクションゲーム。
2005年11月10日発売。

大人の事情天誅シリーズに関われなくなったアクワイアが、天誅の代わりに開発したゲーム。
そのため天誅に似たシステムが使われており、当初は「天誅のパクリゲー」と言われた。
天誅と比較するとストーリー性は低いが、自由度は高い。 アクワイアらしいバカゲー。

出てくる敵の種類は多く、それぞれ攻撃手段や行動可能範囲が異なる。
だが基本行動はワンパターン、だがこちらの策が成功しやすく、自由度を高めている。
だが同じ策を使い続けると学習されて通じにくくなるなど、単純なだけではない凝った作りになっている。

台詞にも非常に凝っていて、その勢力で兵糧が不足すると腹が減ったと嘆き、その勢力が弱体化すると将来への不安を漏らす。
間抜けな動作も含めて非常に愛嬌がある。 


○登場人物


飛鳥の里


記憶喪失の主人公。
腕は立つが自意識過剰で精神は未熟。
我無乱の封印を暴いた張本人。
別ゲームに出演時は美少女化した。

  • 金糸雀のキヌ(CV:幸田夏穂)
鎖鞭という特殊な武器を使うくノ一
ゴウが我無乱の封印を暴いた際に片腕を失い、以降は義手を装着している。

ゴウの兄弟子にあたる寿司忍者。
ゴウが我無乱の封印を暴いた際に片目を失った。


一条家


  • 一条信輝(CV:森田順平)
宇高多を治めてきた一条家当主。
穏やかで平和を重んじる名君だが、メンタルは割と弱い。

  • 一条兵
義を重んじるがネガティブな兵。


阿無璃他教


  • 貞女(CV:幸田直子)
阿無璃他教教祖。
行き当たりばったりでテキトーな性格だが、カリスマ性は強い。

  • 阿無璃他兵
ピンチになると自爆特攻してくることがある。


赤目家


  • 赤目影虎(CV:飯塚昭三)
宇高多の隣国の大名。
豊富な資金力・兵力を有し、本人も多少の犠牲は厭わない主義。

  • 赤目兵
戦闘時に薬を飲んだり煙玉を投げたりしてくる。


毛伸衆


  • 蛇蜻蛉(CV:奥田啓人)、渦虫(CV:吉水貴宏)
毛伸衆筆頭の凸凹コンビ。
痩せ型でキレやすい蛇蜻蛉は伸縮式の手甲を、デブで鈍い渦虫は巨大な錘を武器に使う。
くだらない理由で任務失敗する事がしょっちゅうのため、実は他の毛伸忍者からは疎まれているらしい。

  • 毛伸忍者
見た目的にも一番忍者らしい忍者。だが頭巾を被ったまま酒場で密会するのはどうなのか。
モーションもゴウとほぼ同じで、常に走り回っているため背後を取るのが難しい。


喪巣忍者


喪巣忍者頭領の双子の姉妹。揚羽が姉で薄羽が妹。
本来はもう一人、立羽という末っ子が居たが我無乱を巡る騒動の際ゴウに殺害されている。
そのため飛鳥忍者、特に仇本人であるゴウを強く憎んでいる。

  • 喪巣忍者
紫の衣装を着たセクシーなくノ一。実は揚羽と薄羽姉妹の区別がついていないらしい。
苦無を投擲する遠距離攻撃をメインとし、中には町娘に変装する者も。


多羅場忍軍


  • (CV:大川透)
巨体を誇る多羅場忍軍首領。
大砲と大鉈で武装し、口の中には火炎放射器まで仕込む誰よりも忍者らしくない忍者だが、こう見えて敵の中では一番真面目。
我無乱に雇われ暗躍する。

  • 多羅場忍者
ゴツい甲冑と重武装で身を固めた武闘派忍者。お前らのような忍者が居るか。
鈍重そうな見かけに反しジャンプ力は高く、また手裏剣も通らないため正面から戦うのは危険。


その他


  • オンジ
記憶を失ったゴウに手紙で助言をくれる謎の人物。
しかしてその正体は……………

熊。見ての通りの熊。
前脚の引っ掻きと突進で全てを薙ぎ倒すこのゲームの最強キャラ。

  • 蛮族
見たまんま、宇高多周辺の山々に住む蛮族。
斧を武器とし、攻撃力は高いが耐久力と知力は低い。
リーダー格の「蛮族兄」も存在。

  • 用心棒
時代劇で「先生!お願いします!」と言われて出て来るアレ。
下手な侍大将以上の強敵だが、こちらは忍者。わざわざ正面から戦ってやる必要などない。

  • 我無乱(CV:黒田祟矢)
大昔の修験者。封印されていたがゴウにより解き放たれた。


○ゲームシステム


  • 血祀殺法
一撃必殺。天誅シリーズにおける忍殺。
敵に見つからずに接近したり、戦闘中に敵に隙が出来ると一瞬で敵を葬ることができる。
発動可能時には、操作キャラの目のあたりに、煌めくようなエフェクトが発生する。
特殊な体勢でも決められ、発覚中でも上手くすれば発動できるので、天誅の忍殺と比べて使う機会が多い。
背後や正面からだけではなく、上から、崖に捕まりながら、壁に張り付きながら、
相手が落ちている物に気を取られている時、相手が水上・土中にいる時等々…種類もとても豊富。

  • ハラキリエンジン
アクワイア恒例のシステム。侍道シリーズでも使われている。名前だけ違うがほぼ同じ。
主人公の行動によって各勢力との関係や舞台となる場所の情勢が変化する。それに対応してストーリー展開も変化したりする。

  • 死体運び
倒した敵の死体や救出対象を担いで運ぶことができる。メタルギアみたいなアレ。
死体を敵の前に落として敵を集合させたり、その後に死体を井戸に捨てようとする敵を井戸に潜んで倒したり、
埋火の上に死体を置いて死体を担ぐと爆発するブービートラップを作ったり、単純に囮にしたりと色々と使い道がある。
人だけではなくマップ上のオブジェクトも担ぐことができる。

  • 調合
集めた素材を調合して忍具を作ることができる。
当然それを任務に持っていって使用することもできる。
素材を壷に放り込むだけのダンジョンシリーズのような簡単システムだが、思い通りの物を作るにはコツが必要なのである。
調合システムを使わなくても十分に楽しめるが、オリジナルのアイテムを使えば自由度を高められて、さらに楽しめる。

  • 裏庭
蛮族や不仲の勢力が時折攻めてくる場所。地形やオブジェクトを自由にエディットすることができるため楽しい。
一歩も動かずに敵を殲滅できる要塞を作るも良し。
実用性を捨てて景観を重視するも良し。



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最終更新:2024年03月02日 14:44