アノーレ島

登録日:2010/05/21 Fri 00:38:38
更新日:2023/01/20 Fri 21:40:41
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◆アノーレ島

フローリア諸島を構成する四つの大島の内のひとつ、アノーレ島。
コルトレカン島から南東へ進んだ先にあるというその島へ渡る船舶を巡るも、アノーレへと向う船は軍の許可が必要であり名もない冒険者は渡ることができない。
コルトレカン島で"殺せない獣"との戦いを終えて、アノーレへ渡ろうとしたものの途方に暮れていた主人公の前に現れたのは軍服を着た少女だった。


■女賢者の弟子/ノエル・ガナッシュ
「わたしの用件は一つです。わたしと共に、アノーレ島へと渡っていただけませんでしょうか」

少年とも少女とも言えない人形のように淡麗な容姿をした金髪の娘。"殺せない獣"を斬ったという噂を聞き上官からの命で主人公をアノーレへと呼びにきた。
仕草は一つ一つが丁寧だが、気になったことは躊躇わず質問したり不躾な願いも顔色を変えずにしたりと冷静沈着を通り越したものを持っている。
機甲師[マーシナリィ]や銃士[ガンナー]が扱う機甲技術の結晶、黒銃――フォーレミュートを扱う。
魅力を語るほどネタバレになる為か、出番が遅い為か影の薄いヒロイン。
口癖は「~と、わたしは思います」


■ハマダン・オリオール
「──ちょ、待て待て! 撃つな、僕は敵じゃない!」

たまたま主人公を発見し、鬼の結界に括られていた様子を影から見ていたらノエルに何発も弾丸を打ち込まれた探検家
主人公とはランドリートで旅をした。
この島にいる理由は"もう一つの用事"を済ませるためだという。


■カナード・フハール
──昔から、苦手だったのだ。
あの頃は、まだ堪えられた。
だけど、今はもう堪えられそうにない。

アラセマ陸軍第十二師団団長。
アラセマ六家、フハール家の貴族であるため召喚術に必要な、異質存在と連結するための高い霊感をもっている。
しかし契約の技を含めた、技法を扱う同調力が決定的に欠けているため召喚術は疎か術式すら扱えず上流階級で肩身の狭い思いをしてきた。
技法も剣術も扱えず、人を従える力も技能もない自分にコンプレックスをもっている。更にそんな自分に尽くそうとするクスィークに嫌悪を抱いている。


■クスィーク・カナル・フハール
──どうして、こんな風に。
過去の思い出と、今ある関係との差。
それが酷く心を締め付ける。

アラセマ陸軍第十二師団副団長。
フハール家に従う、カナル家の女騎士。その優秀な能力から実質的に団長の役割を果たしている。
元々は孤児院出身で、カナル家に拾われ従者として育成された。
日常の暴力から解放されたものの、目標のない訓練の日々に苦しんでいたところでカナードに出会い慰められた。
そのときから彼に見合う力を手に入れようと、どのような訓練にも打ち込みはじめる。
しかし落ちこぼれから力を付け、カナードの許についてから仲が段々と悪くなってしまった。それでもクスィークは恨まれようと嫌われようとカナードから離れる気はないと考えている。


■マリカ/先見のエリンベル
「あら、くーちゃんかね。毎度毎度こんな朝っぱらからご苦労さんね」

クスィークが軍に雇った雑用係り。彼女は不安定な未来を幾つか見ることができ、クスィークの活動の指針とされている。噂話好きでカナードに尽くすクスィークの軍での評判を気にしている。


■カユリ・イムカ・フハール
「合意。ここに」

カナル家と同じくフハールの従家、イムカ家の少年。
しかしカナル家が表向きにフハールを支えるのに対しイムカ家は裏で支える役目を担う。
そのため「忍」の扱う暗殺技法やクスィークとは違う絶対忠従の精神を持っている。


●ガレー遺跡

アノーレに存在する四大遺跡の一つ。
現代魔術に使用される印章[シギル]の前進であり、人間に扱うことの出来ない概念異渉紋様である象形[グリフ]が
随所に施された『芯なる時代』に『芯なる者』が作ったとされる施設。"世界の澱み"などを引き寄せる力を持つ。


■先生/学士イェア・ガナッシュ
「んー、汚くって御免なさいね。ノエルも居なかったし、最近篭もってばっかりだったからついついお掃除が面倒くさくなっちゃいまして。──えいえい」

芯形機構[グリフコンバータ]の研究者でノエルの上官。主人公を呼んだのも、イェアである。
コルトレカンの事件の影響"世界の澱み"が発生したらしく、ガレー遺跡を中心とした対処を任されている。マイペースで腹黒。


■杜人/リゼラ・マオエ・キヴェンティ
「──剣技を超えた剣技、我が古の月を見るがいい」

若干12歳にしてキヴェンティのマオエ氏族の長となった少年。子供の姿に不相応な大人びた瞳を持っている。
身体能力も高く気配から人間を察知する他、剣見切りを無効化するほどの剣技、技法との併用で軍馬以上の速度、
儀式魔術の威力を上回るほどの斬撃、翠霊の範囲を超えた九つの首を持つ巨大な炎の蛇『九継』を繰り出すことができる


■陸の海月/ノクトワイ・キーマ・フハール
「なんつーかこう、その“中途半端”なところがタマンナイわ。ウフフ……」

アラセマ陸軍第十二師団第二兵士隊団長。掴みどころのない性格をした髭のオジサン。
中途半端(中性的)なノエルの着替えを見たがったり、リゼラが12歳だというのを聞いて会いたがったりする怪しい人。
兵士からの信頼は高いが時々仕事を全て任せて逃げるときもある。
遠方の"環の国 リーンウナム"で使われる反りのある片刃剣と剣術を扱い、"心眼"を用いて銃以外の物理攻撃を全て回避できる。
主人公は"コロちゃんを倒した冒険者ちゃん"と、されている。


●ヴィタメール遺跡

ガレーと同じくアノーレ四大遺跡の一つで"過去に存在したどこかの空間"を移す機能をもっている。
現在はリゼラを長とするマオエ氏族のキヴェンティに占拠されており、ノクトワイ率いる第二兵士隊と睨み合いが続いている。


■女賢者/レェア・ガナッシュ
「私の銃、“レーゼラーファール”が全力射撃可能状態になるまであいつ等の気を引いて。一撃で決めるから」

魔術師にして機構学者[グランコレクター]
元々西大陸アラセマの"螺旋の理"学院より派遣された遺跡調査団の長にして、第十二師団の軍師を勤めた"女賢者"
現在は軍に反乱し、遺跡調査団と共にノイハウス遺跡を占拠している。更にキヴェンティと内通していてリゼラとは肉体関係がある。
「やったか!?」や「きっとまた会えるから、安心なさい。今度の事が一段落したら…」などのフラグを立てまくる。


●ノイハウス遺跡

アノーレ四大遺跡の一つ。今現在はイェアと遺跡調査団により占拠されている。
幻創の力を持っていて、その力を行使するレェア率いる幻創の亜獣達が守護をしている。


●ゴディバ遺跡

数ヶ月前に大爆発を起こし現在は瓦礫が残るのみとなっている。その爆発により四大遺跡のバランスは崩れたほか、近隣地域を氷の概念で閉ざした。


■イルギジド・マイゼル
「いやはや、時が来たというべきでしょうな。動くならば今であると、ワタクシは考えますがね」

カナードに近づく怪しげな小男の術師。レェアが離反したと同時に後任として現れた。
クスィークに警戒をされているが、カナードに気に入られているのと、カナード自身がクスィークを嫌っているため余計に状況がこじれている。
この男の使う亜流術式やクスィークの使う術式、アラセマのある西大陸に存在するという四聖地というのはLord of Monstersからの設定である。

ちなみにアノーレの地名は、街は札幌近辺、街道等は北海道全体から来ている。
ポロサ→札幌
ティネ→手稲
ノスキス→薄野(すすきの)
コートニー→琴似
ハザム→発寒(はっさむ)
シベツ街道→士別市
ユウベル街道→夕張市
カンクゥサ山地→喜登牛山(かんくうしさん)
カチト雪原→十勝
ラノフ芯林→富良野市
ワラン精錬所→螺湾


──ねえ、唄って?

──私を紡ぐ、追記修正の詩。

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最終更新:2023年01月20日 21:40