ガリルナガン

登録日:2013/08/13(日) 05:08:37
更新日:2023/05/26 Fri 21:18:20
所要時間:約 6 分で読めます





このガリルナガンで狩ってやる!


ガリルナガンは『スーパーロボット大戦シリーズ』に登場する機動兵器。

第2次スーパーロボット大戦OG』にて初登場。
劇中で敵として立ちふさがり、マオ社とプレイヤーの心に大きな爪痕を残した。



□ガリルナガン (Galilnagant)


分類:ハイ・パーソナルトルーパー
全高:22.0m
重量:80.3t
動力 :トロニウム・レヴ
パイロット:アーマラ・バートン
戦闘曲:黒焔の狩人
メカニックデザイン:カトキハジメ


□概要

鋼龍戦隊の前に度々出現する漆黒の人型機動兵器。

ヒュッケバインに酷似した形状をしており、初接触時の機動からヒュッケバインMk-Ⅲに匹敵する性能を持つと予想されている。
アーマラ曰く「凶鳥の血を取り入れた」らしい。

どのような出自の機体か分からないため鋼龍戦隊関係者からは『コード"エビル"』と呼称された。


その実態はガイア・セイバーズがヒュッケバインのデータをベースに開発した『ハイ・パーソナルトルーパー』と呼ばれる高性能機種。
しかし、この機体分類の名称はPTを生み出した開発者たちからは反発されている。

最大の特徴はが備え付けられた重火器「バスタックス・ガン」を主力武装にしている点。
その優れた機動性と併せ遠近問わない高い戦闘力を持つ。

ガイア・セイバーズの『オメガセイバー』アーマラ・バートンに運用され、総司令であるアルテウル・シュタインベックの手足となり、幾度となく鋼龍戦隊を襲撃する。


本機の名前の由来はイスラエルの歩兵用小銃「IMIガリル」とソビエト(ロシア)の銃器メーカー「モシン・ナガン」の組み合わせ。



□本編での活躍

マオ社のオルレアン工房をゲストが襲撃した際に登場。
ヒュッケバインを奪おうとした異星人機を撃破した。

この行動から「あれ、こいつ味方?」などと教導隊とプレイヤーが考えた直後。



ヒュッケバインを全機破壊してしまったのである



……ウゾダドンドコドーン!と思うかもしれませんが、本当のことです。

パイロットが乗ってない待機状態の各ヒュッケバインの内、Mk-Ⅱ2機は高出力ビームで焼却、Mk-Ⅰはブラックホールエンジンを抉って心臓部に直接ビーム、Mk-Ⅲ2機はトロニウムを取り出した後にフレームを叩き斬り、エクスバインは工場ごと爆破という徹底ぶりである。


後にイングが鋼龍戦隊に在籍している事がガイア・セイバーズに察知されてからは、その力を刺激するかのようにイングの乗るアッシュを何度も襲っている。

鋼龍戦隊と戦火を交えてきた本機はグランド・クリスマスにて撃墜、その因縁は断たれた。と思われたが…



ハードルート終盤

グランド・クリスマスにて撃墜されたと思われた本機だが決戦後も健在しており、ガンエデン撃墜後にエア・クリスマスと共に鋼龍戦隊の前に現れる。

しかし、アダマトロンを完成させたアルテウル(ユーゼス)から攻撃を受け吸収されてしまう。

同じくアダマトロンに吸収されたエグゼクスバインは無事に脱出できた一方、本機の行方は最後まで不明のままだった。



その後

なんとラ・ギアスに飛ばされており、アーマラ共々『魔装機神F』に参戦。
シュウ一行によってパイロットのアーマラ共々回収された。

動力源にトラブルがあり、機能を制限した上で運用している。
なお、回収したシュウ曰く「アダマトロンからの攻撃を受けた割には不思議なくらい修理された状態で発見された」らしいが…





□武装

  • トライ・スラッシャー
背部に搭載された遠隔誘導兵器。
リープ・スラッシャーやファング・スラッシャーの系列武装だと思われる。
『第2次OG』ではバスタックス・ガンを使わない唯一の武装。
『ムーン・デュエラーズ』ではマキシマムブレイク発動時の支援武器になっている。
唯一この時の全身カットインで揺れる


  • バスタックス・ガン
本機の象徴である銃斧一体の携帯武装。
巨大な火器の銃身部分に斧が付いており、ビームによる高出力砲撃が可能。
この機体と戦う味方パイロットの戦闘台詞によると銃ではなく斧だと認識されてる模様。

  • バスタックス・マッシャー
バスタックス・ガンの攻撃パターンの一つ。
バスタックス・ガンで相手を殴り飛ばした敵をビームで撃ち落とす。
『魔装機神F』では打撃の後に両手のツイン・クローを初使用。

  • バスタックス・シーケンス
バスタックス・ガンの攻撃パターンの一つ。
バスタックス・ガンで相手に斬り込んだ後、先端に敵を引っ掛けビームで吹き飛ばし、さらに斬り捨てる。
『魔装機神F』では全身カットインがあり少し揺れる。

  • アキシオン・アッシャー
虚空の彼方に消え去れ!
唸れ、トロニウム・レヴ!
デヒル・デレット!ゲマトリア修正!
マキシマム・シューート!!

お前はもう終わりだ!!

デッド・エンド・スラァァッシュ!!


ガリルナガンの最強武装。
バスタックス・ガンを放り投げたあとにトロニウム・レヴの出力を全開。
機体から赤いラインが現れ魔法陣を描き、その中心にバスタックス・ガンを配置。
黒いビームを放って敵を魔方陣に閉じ込めた後、球体による連続攻撃で動きを止める。
そして最後にバスタックス・ガンでデッドエンド・スラッシュする。

どう見てもバルマーの機体です。本当にありがとうございました。
そのバレバレな攻撃方法から、ライR-GUNリヴァーレとの関連機であると推察。
本機にエアロゲイターの技術が使われている、もしくはバルマー自体が関与した可能性を指摘している。
この攻撃にトロニウムの反応があり、実際に本機の動力源『トロニウム・レヴ』にトロニウムが使用されている。
そのトロニウムはMk-Ⅲから奪った物ではなく、バルマーから持ち込まれた物。
『魔装機神F』では機体が不完全な状態であるため使用できない。


□その他情報


地球バルマーの技術のハイブリッド」
「バルシェムが操る黒い機体」
「アストラナガンが天使と呼ばれるのに対し、悪魔(コード"エビル")と呼ばれるガリルナガン」
など本機にはアストラナガンを意識したと思われる設定が多い。
名前の由来であるIMIガリルは他国の部品を寄せ集めた模倣銃である事から。アストラナガンのデッドコピー機という皮肉を込められた名前だと思われる。
問題はそのデッドコピーが「ストーリー上での役割としてゲームスタッフが用意した物」なのか「本当にアストラナガンのデッドコピー機」なのかである。

バルマー本国にてユーゼスが開発したフーム・ツェレム(ヘブライ語で黒き神の似姿)という機体がベースになっている。
トロニウム・レヴ以外に、メラフティー・ディーンという動力システムが搭載されていて、上位次元からエネルギーを取り出せる。
潜在スペック的には、トロニウム・レヴを遥かに上回るらしい。
エンソフ(無限なるもの)からオウル(光)を取り出すとかいうのが本来の開発目的だったが、適性のあるパイロットじゃないと発揮できないらしくユーゼスも研究中だった。

虚憶を元にティプラー・シリンダー、ディーン・レヴ、インフィニティシリンダー=アインソフオウルあたりを再現しようしていたのだろうか。


  • 凶鳥を狩る者
初登場時の悪行から、近年のヒュッケバイン問題の一般見解もあってかプレイヤーから『創通の使者』と呼ばれている。
真実はスパロボスタッフのみが知る…



□余談

前述のように本機にはコード"エビル"と呼称され、正式名称は初登場時まで隠されていた。
ゲーム予約特典の『電撃スパロボ!SP』内の設定画でも正式名称は不明と書かれていたが、同誌のアーマラの設定画においてあっさりバラしてしまっていた。





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最終更新:2023年05月26日 21:18