ハンス・ブラント(カタハネ)

登録日:2011/01/25 Tue 01:32:55
更新日:2023/02/06 Mon 06:24:01
所要時間:約 3 分で読めます




Tarteのゲーム、カタハネの「クロハネ」編に登場するキャラクター。



【人物】
白の国の人間であり、隣国・青の国で二年間、大使の任に就いていた。
物語序盤、赴任先で世話になったヴァレリー・ジャカールが親善大使として白の国へ赴くのに合わせ、任期を終えた自身も帰国することとなる。


知的好奇心にあふれる学者肌の青年。
大使の任期中、書類に目を通すだけで退屈な仕事に辟易しつつ、青の国で次々生まれる人形技術に触れるのを楽しみとして過ごしていた。
若干気弱な性質ではあるが、帰国した際の報告の場ではココに用いられた新技術などを嬉々として語り、居合わせたデュアなどを驚かせる場面も。


基本的に頭の回転は速く、相手との話の流れを操作する術には長けているものの、動揺が表に出やすいのが弱み。
話を明後日の方へ飛ばしつつ突然余計なことを口走るユッシ相手にハラハラし、時に呆れもするが、彼のことは憎みきれない人物として捉えている。






シロハネの時代に伝わる史劇「天使の導き」には登場せず、歴史にも存在しないはずの人物である。
彼がクロハネで何を為し、後世に遺したのかはストーリー開始時点では明らかにされていない。










以下、クロハネ編ネタバレ













ヴァレリーにそそのかされ、ユッシを含めた三人で「クリスティナ姫誘拐事件」を演出し、後見人のアインを失脚させる計画に携わっていた。
密談の場を目撃されてアインやデュアには警戒され、ユッシが謎の死を遂げたことで慌てつつも、ヴァレリーより与えられた役割を果たして行く。


そして計画で予定された式典リハーサルの終盤、実際に起きたのは姫に刃が及びかけた「殺害未遂事件」だった。
ヴァレリーに詰め寄るハンスは、そこでようやく、彼がクリスティナ殺害を通して、国家間の戦争を起こすつもりであったと知らされる。


その後、事件の共犯者としてデュアに自白寸前まで追い込まれるも、偶然その場に居合わせたココを突き飛ばしてその場を逃れ、ヴァレリーの手引きで城外へと逃げ延びる。
そのままヴァレリーから亡命の為の連絡を待つつもりが、口封じのため彼に盛られていた毒により死亡、歴史からは葬り去られた。










以下、カタハネ最終ルートの重大ネタバレ注意
















クロハネ編でヴァレリーに協力する中、ハンスは計画の中で自らが関与した事の詳細を手帳に書き連ねていた。
この手帳は後世に伝わり、歴史の裏づけを試みるセロの目に留まるが、1・2周目では「実在したかも分からない、ハンスという人物が書いた手記」としてその他の根拠に欠ける書物に紛れてしまう。


しかし最終ルート(ココルート)では経緯が異なる。
セロはココにより「ハンス・ブラント」の存在を知っており、ココの持つメモ(ハンスが手帳の一部を破いて渡したもの)によって、新解釈「天使の導き」の裏づけとなるのである。より詳しく書くと、ココが持っていたメモの裏ページに記された文章が、現存するハンスの手帳の破れた部分の続きに内容が繋がるのである。


見事な伏線回収に、(項目登録者を含む)多くプレイヤーを脱帽させた場面であろう。
ちなみにこのメモ、ココにとってはハンスとの約束を示す大切な契約書。
それを離さず持ち続けたココの健気さが垣間見え、切なくなる場面でもある。


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最終更新:2023年02月06日 06:24