マジすか学園2

登録日:2011/08/03(水) 00:54:45
更新日:2020/06/29 Mon 07:08:47
所要時間:約 7 分で読めます




マジすか学園2とはAKB48総出演(笑)のドラママジすか学園の続編である。
前作と異なり主人公の前田敦子中心でなく、前田の仲間やライバル校の人物の描写も描かれたハード(笑)でシリアス(笑)な群像劇風となっている。

あらすじ
ラッパッパ四天王たちが卒業し、前田は馬路須加女学園を託されラッパッパにも新たなる仲間が加わる。
そんな中、ネズミがライバル校矢場久根女子商業高校を巻き込んだ野望を実行しようとする・・・。

登場人物

馬路須加女学園

●ラッパッパ
前田敦子
3年生。ラッパッパ副部長。
街のヤクザを屠っている目的とは?

チームホルモン
「ティームホルモン チャッチャッチャ」
3年生。ご存知愛すべきバカたち。
ラッパッパに入部、マイナーチェンジをする。
ラッパッパを守るために体を張る。

洋ラン
3年生。新ラッパッパ四天王学ランが洋ランをまとい髪型がリーゼントとなり、女子生徒にモテる。
ヤバ女に単身乗り込み力尽きる。

能狂言シスターズ
3年生。新ラッパッパ四天王歌舞伎シスターズが能狂言の小道具を身につけたが、喧嘩時は邪魔なので外す。
小歌舞伎はプロレス技を駆使する。

ゲキカラ
単位が足りず留年。
甘口として狂気は抑えている。

尺(峯岸みなみ)
3年生。ラッパッパ四天王前作の生徒会長。能狂言シスターズを2人で1人扱いとし、ラッパッパ四天王を称する。
キャラを立て尺を得るために、ヤンキーにキャラ変する。もう一つの候補は野球部マネージャーだがすでに存在するとメタ発言する。

おたべ(横山由依)
3年生。ラッパッパ部長。
前田と拳を交えた縁で京都の進学校から転校した。
騒動の黒幕がネズミであると見抜くなど切れ者でまとも。
前作の卒業式に出席した生徒の進化形態


●つの字連合
ネズミとセンターの百合コンビを頂点とする2年生主体の反ラッパッパ軍団。
チームアンダーを力で降し、チームフォンデュを従える。

ネズミ
2年生。多くの者を巻き込んで野望を果たそうとするパーカー。
本作で父親は汚職をはたらく政治家であると判明する。
センターとの友情に触れ…

センター(松井珠里奈)
2年生。前作で大きな伏線を残す。
ラッパッパ部室に殴り込みをしチームホルモンを秒殺し、ゲキカラと互角の勝負を繰り広げる。
幼い頃のトラウマで光る物が苦手。
ネズミをひたむきに信じる熱い魂と寛い心がネズミの心に響く。

チームアンダー
「チームアンダーの部屋、略してアンダーヘアーだ!」
元ラッパッパの2年生。ギャグキャラ。

チームフォンデュ
1年生。期待の愛すべきバカたち。
チームホルモンと交流する。

矢場久根女子商業高校
サナエ
留年した。じゃんけんに負ける。

チハル
3年生。じゃんけんに(ry

ジャンケン(内田眞由美)
ご存知じゃんけん選抜覇者。
じゃんけんに勝ち新総長になるが大ショッカーの首領のような運命をたどる。
自分の存在を認めてもらうために殴り込みにきた尺と魂をぶつけ合った以降、通じるものを見出し認め合う仲となる。

裸足の会
上下関係を気にしないヤバ女新勢力。
じゃんけんをいじめる。

カムバック(菊地あやか)
現実にもAKBにカムバックしていた。

三色(佐藤すみれ)
ポテトと期待された。

まりやぎ(永尾まりや)

まゆ毛(前田亜美)
名は体を表す。
ゲキカラにピアノで潰されそうになる。
この人の靴の匂いを嗅いでゲキカラは吐きそうになった。

ミソ(木本花音)
マジ女との戦争を有利にしようと独断でゲキカラを刺す。
名前の由来は名古屋名物の味噌料理。
つまりSKEであることしかアイデンティティがない。

編入組
ある人物を慕って編入した者たち。

ダンス
愛すべきバカに磨きをかける。
新総長に殴られたりしてロクな目に遭わない。

山椒姉妹二枚刃
殴り込みにきた洋ランに負るも、目つぶしで赤ゲージに追い込む。
二人なのは外の人の都合。

シブヤ
すべての元凶。


●マジ女卒業生
それぞれの道を歩み出す。
ゲキカラ見舞いに行ったり、ヤバ女との決闘に馳せ参じたりとマジ女と関わりを持っている。

サド
看護学生として人の傷を癒やすことの大変さを知る。

ブラック
息子を養いながらスーパー勤務。
加速能力を仕事に役立てている。
色っぽい。
息子について質問されると半殺しらしい。

トリゴヤ
風俗嬢。
覚醒せずとも能力を使える。
さらに色っぽい。

チョウコク
格闘家だが、ファイトマネーを全額母親の医療費に充てる。
前田と戦う代わりに医療費の立て替えをネズミに唆されるが、ネズミの工作でセンターと戦う。
素人相手に優位に戦いを進めるが、メンタルの弱さにより惜敗する。

大島優子
故人だが、スタンドとして登場。
前田に残された短すぎる時間で見つからなかった人が生きている意味を見つけるよう遺す。
生死の境の世界にいるゲキカラを励ましたことにより、ゲキカラは蘇生する。

その他の人物
警部補(高橋みなみ)
前田による連続暴行事件を追う。
前作のみなみとは別人。

大島優香・大島優希
優子の三つ子。
遺言で前田に優子の遺志を伝える。
最終回でピンチの前田に高飛びを勧める。


●捨照護路高校
ネズミと繋がっていた第三勢力。
全員がオールバックヘアー。
最終回にマジ女勢とヤバ女勢が和解すると何もせず引き上げる。
何したかったの?
伏線の可能性も。

ネタバレ















前田は優子の言う人が生きている意味を履き違え、強くなるために仕置き人のような真似をしてしまう。

最終回で優香・優希のふたりに優子は人が生きている意味を見つけていたと聞かされ、自分が本当に生きている意味を見つけるためにマジ女対ヤバ女の決闘の場に赴き、シブヤと拳を交えることなく張り込みの警部補に逮捕される。

前田は今まで遺言の意味を履き違え、道を踏み外したことへのケジメをつけることを選んだのだ。
前田の潔さに心動かされたシブヤは、マジ女勢と和解する。
前田はネズミとセンターにマジ女のテッペンを託して連行される。


このラスボス不在の盛り上がりに欠けるグダグダ展開が非難されることになる。



微妙な小ネタ集
人によっては不快に感じる場合が考えられますのでご了承お願いします。















マジ女のテッペンを取った前田敦子に対してネズミが
「仏頂面・咳払い後輩を寄せ付けない感じ、イヤッスよねぇ」
と毒づくが、
現実に前田敦子は演技派と言われ正直天狗になっており、ちょっかいを出した佐藤亜美菜という年上の後輩を咳払いで追い払っている。

またネズミがチームアンダーに
「いつまでたってもアンダー止まり。他人の背中しか見えねえんだよ。」
と吐き捨てたが、本人たちはどう思っているかはわからないが総選挙5位渡辺麻友の言葉に重みがありすぎる。
皮肉なことに、チームアンダーのメンバーは2011年の総選挙で誰も40位以内に入れていない。

ヤバ女でもジャンケンが下克上によりかませ犬になったが、
「運だけじゃテッペン取れねえんだよ」
と言われている。
これもじゃんけんだけの人と思われている内田には相当堪えたに違いない。

しかし、一番ザンギャックな現実に直面したのは、最終回の決闘に参加したガヤ…ではなくエキストラであろう。
れっきとしたAKB48メンバーであるはずなのに、エキストラ故に固定した役ではない。

前回もエキストラは卒業式の在校生役として出演したが、大部分は最終回に使い回され一部は名前の付いたレギュラーとなった。
鈴木刑事だって鬼退治出来なかったのに。


前回の当たり障りのない王道展開に心熱くした視聴者は
「おい、学園ドラマしろよ!」
と思ったに違いない。

その一方で
  • 道を踏み外した代わりにこれから前向きに生きようという者の決意
  • 最終的に大きな教訓を残す主人公
  • 勢力・価値観の垣根を越えた友情
  • 脱力系のギャグ
を評価する声も少なくない。


追記・修正は桜の花びらを食べながらお願いするッス。

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最終更新:2020年06月29日 07:08