レイガンド(BRAVE FENCER 武蔵伝)

登録日:2013/12/25(水) 14:16:15
更新日:2024/04/07 Sun 23:31:48
所要時間:約 12 分で読めます




レイガンドとは、PS用ソフト『BRAVE FENCER 武蔵伝』に登場する剣の名前である。


概要

正確には「光の剣レイガンド」と呼ぶ。
160年前にヤクイニック王国を襲った闇の魔人を封印するために、当時召喚された英雄武蔵が用いた剣。
ビンチョタイトのエネルギーを取り込む不思議な力を持っており、肉体の殆どがビンチョタイトで構成された闇の魔人には絶大な効果を発揮した。
封印後、魔人の力は「五輪の書」として属性ごとに各地に分けられ、レイガンドも英雄武蔵の手によって「らせんの塔」頂上に封印されたという。



第1章終盤、ムサシは早速そのレイガンドを手に入れるわけだが、ちょっとした謎解きを攻略しないと簡単には手に入らない。
最も直球的なヒントは「ゲット・インを利用しろ」。この一言に尽きる。
ただし、手に入れてもとあるハプニングがムサシを待ち受けているが・・・


自らの意思を持っており、地の巻入手後からたまに特定のイベント時にカタコト文章で語りかけてくる。
光の剣という割にはエフェクトのかかった怖い声のような気もするが、クレスト=ガーディアンの在り処を聞かれた時は知らないのかだんまりを決め込むカワイイ一面も。



ル・コアール帝国総統のテキーラは、レイガンドと五輪の書について何かを知っているかのような素振りを見せるが・・・?



性能

△ボタンで使う。
初期装備の雷光丸がスピード型ならば、レイガンドは生粋のパワー型というべきぐらい攻撃力に優れている。
攻撃前後の隙が大きいのが弱点ゆえに雷光丸を愛用する人も多いが、その隙を補えるだけのダメージ量は魅力的。
雷光丸とレイガンドは別々にレベルアップ要素が存在しており、重点的に鍛えれば突破口として十分役に立つ。

各地のビンチョフィールドを叩き割り、城の人々を救出する際には必須となる。
その際にムサシの最大BPが増えるボーナス付きなので、積極的に見つけ出していこう。

また、クレスト=ガーディアン達のコアはレイガンドの攻撃以外を受け付けない。
従って、通常のボス相手にゲット・インが役立たずな雷光丸よりも重要なアクションといえる。




レイガンドを使った技


  • レイガンド斬り/跳びレイガンド斬り
基本攻撃。
隙が大きめなものの、単発の攻撃力とリーチは雷光丸よりも上。
跳びレイガンド斬りは攻撃前の隙が少なく、タイミングさえ掴めば便利な技である。



  • レイガンド回転斬り
レイガンドの主力とも言うべき攻撃。
ゲージバーを溜めて開放し、回転斬りをぶちかます。
非常に攻撃力が高く、大体のザコ敵ならほぼ一撃で倒せる上に正面なら2ヒットする。
実はレイガンド斬りより少しだけリーチが短い。



  • 二天一流斬
レイガンドと雷光丸の合体カウンター技。
敵からの攻撃を防御した瞬間にこちらも攻撃を行うと発動し、剣で叩きつけた時の爆発と共に凄まじいダメージを与える。
爆発の攻撃力はレイガンド回転斬りをも上回る。
条件上、防御が成立しなければならないので思いのほか機会が限定されやすい。



  • 串刺し
修得技の一つ。
モンスターを上投げした後、レイガンドで一刺しして投げ飛ばす。
ヴァンビには4倍のダメージを与えられる有用な技。

修得には曲芸師ナムルを救出後、大きなミカンを持った状態で道化師キーチムと面会する必要がある。
ナムルは第2章の時点ですぐに救出できるため、後のヴァンビに備えて早く修得しておこう。
ミカンは別に腐っていてもOK。
彼らにはミカンが腐っていようがいまいが関係ないらしい。


ここからはレイガンドと雷光丸を併せて使う。


  • 十文字斬り
修得技の一つ。
一段目を雷光丸で横に、二段目をレイガンドで縦に斬ることで十文字を描く攻撃。
特に二段目はレイガンド斬りよりもダメージが大きいので積極的に使っていきたい。

修得には騎士ラードと第3章以降に面会することが必要。
ラード自体は第2章で必ず救出することになる。



  • まき割りダイナマイト
修得技の一つ。
雷光丸斬りを2段目まで当てた後、ジャンプしながらレイガンドで斬り上げ・斬り下げ1セットの3段目を繰り出す。
2段目まで敵にヒットしないと成立しない。
3段目のダメージが大きい。

修得には騎士ニックと面会する必要がある。



  • デスペラードアタック
修得技の一つ。
十文字から更に雷光丸の斜め斬り→踏み込んで2本の剣を振るう、というコンボを追加したもの。
総ダメージ量が最も大きいであろう大技。

修得には十文字斬りを修得後、騎士コブクローネと面会する必要がある。



  • タンシオーネ・クロスアタック
修得技の一つ。
2段ジャンプの回転中に繰り出すことで斜め前に突撃する、ジャンプ距離延長も兼ねた大変使い勝手のいい技。
特に風のクレスト=ガーディアンことアントヒルクイーン戦では絶大な効果を発揮してくれる。

修得には騎士団長タンシオーネと面会する必要がある。



五輪の書

闇の魔人から抜き取った属性の力が封じ込められた石版。
全部で地・水・火・風・空に分かれており、それぞれに対応した紋章を守護獣クレスト=ガーディアン達が守っている。
石版を破壊することでレイガンドは更なる力を得ることが出来、それぞれの属性に対応した力を発揮する。

ゲーム中ではもっぱら謎解き用の向きが強く、ゲット・イン技に比べると戦闘での汎用性はあまり良くない。


ふたご山の弟山頂上に封印されている。
大地を揺るがす衝撃波で大岩をも動かす。
また、周囲の敵は痺れて少しのあいだ動けなくなる。


アミヤクイ村の井戸の底に封印されている。
水の泡を身にまとい、水面を歩けるだけでなく泡を吹き出して消火することも可能。
植物のモンスター達には無効化されるどころか巨大化を促してしまう。


ガンリュー島中央に封印されている。
周囲に炎のバリアが回り、更に火炎放射で敵を焼き尽くす。
植物のモンスター達には弱点であり、炎上の追加ダメージも与えられる。


風の巻の地に封印されている。
風をまとって回転攻撃を繰り出し、向かい風を相殺したり柔らかい地面に穴を掘ることができる。


空の巻の地に封印されている。
一定時間、宙に浮かんで移動することができる。





追記・修正お願いします。






























!!警告!!

これより先は本作の超重大ネタバレにつき閲覧注意!!!!
































よみがえりし闇の魔人









ダークレイガンド




  • 闇の魔人レイガンド
レイガンドの意思の正体は、英雄武蔵によって封印された闇の魔人そのものである。
ある人物曰く「レイガンドによって封印されたのではなく、レイガンドの中に封印された」。
見た目は赤い肌に角が生えた筋骨隆々の巨人といったもので、額にはビンチョタイトのコアが埋め込まれている。
というか、ダークドレアムって言えばだいたい伝わる。



剣の中に長い間閉じ込められ続けた闇の魔人―――ダークレイガンドが、己の封印を破らせるために利用したのがムサシであった。
五輪の書を手に入れ、クレスト=ガーディアンを倒すべきだと助言したのも、全ては自由の身を得るための方便に過ぎなかった。
そもそも紋章自体が、ダークレイガンドの封印を強固なものとするために英雄武蔵が残し、クレスト=ガーディアン達に守らせたもの。
つまり、ムサシは知らず知らずのうちにとんでもないバケモノを世に放つ協力をしていたのである。


ただ一人、テキーラ総統はレイガンドの真実を知っており(厳密にはもう一人いるが)、ル・コアール帝国を中心に世界征服を成すための切り札として闇の魔人を欲していた。
空中要塞リカーバレルを舞台に、人質に取ったフィーレ姫と引き換えにレイガンドを入手。
遂に最後の封印であった空の紋章を解放することに成功する。
しかし・・・・・・



ヤットノオモイデ、ソトニデラレタンダ・・・
モウダレニモジャマハサセナイ・・・



今更ダークレイガンドが人間風情に従うはずもなく、自身を甦らせ指図したテキーラを踏みつぶして殺害。
そして次なる標的に、ムサシとフィーレ姫を狙って襲い掛かるのだった。



この時のダークレイガンドには一切の攻撃が効かず、ひたすら逃げ続けることになるのだが
肝心のダークレイガンドが腕を組んだまま仁王立ちの体勢で追いかけてくるため、何だかシュール。
が、油断していると足場を渡れず落下死するため笑ってばかりもいられない。


ある程度まで進むと、フィーレ姫が何故かコジローに捕らわれている。
こんな時に決闘とかのたまわれても・・・・・・
しかし、そこへダークレイガンドが追いつき、何とコジローを吸収した挙句姫をマンガチックに吹き飛ばす。
復活時のイベントといい、姫のボロ雑巾みたいな扱われ方は重苦しい展開の中でシリアスな笑いを誘う。

(ちなみに、召喚された人物はビンチョパワーを失うと生命力が低下するという設定があり、コジローが狙われたのも彼を食糧と見なした可能性が高い)

吸収したダークレイガンドの身体には変化が起き・・・






・・・ム・・サ・・・シ・・・・
カ・・・ク・・・ゴッ・・・・、
セッ・・・しゃガ・・たおス・・・。


ケットウ・・・・ケット・・・ウ。



ダークレイガンド第2形態

コジローを吸収したダークレイガンドの次なる形態。
デスピサロばりの禍々しい変身を遂げたその肉体は、緑色の醜悪なトカゲのバケモノという表現が相応しく、元のいかつい面影が微塵も残っていない。
ついでに言語能力が更に低下している節も見られる。
辛うじてコジローの思念がムサシとの決闘に執着させている辺り、コジローがどれだけ決闘厨であったかがうかがえる。


変身直後はまだ戦えず、ビンチョクリスタルタワーを舞台にまだまだ逃げることになる。
この時はムサシを狙って壁に飛びついてくるので、立ち止まらずとにかく動くこと。
(どっちにしろ一定時間経過で足場が落ちる)
フィーレ姫(※無事でした)との会話後、ようやくダークレイガンドとの世界を賭けた決戦が始まる。



攻撃パターン

額のコアを何度も攻撃して赤くさせた上で反撃を誘い、疲れたところをレイガンドで叩き斬る必要がある。
また、第2形態の行動は非常に単純で、ダメージを与えても変化することは無い。


  • キャッチ
右手でムサシを掴み、じっくり眺め回した後にブン投げる。
投げ自体の攻撃力は高くないが、投げられた勢いでそのまま場外に落とされるため更に追加ダメージを受ける。
また、ムサシとの距離が開いているといきなりダッシュからのキャッチも行ってくる。
普段の動きが鈍間なので初めて見るとビビらされる。



  • テイルアタック
キャッチが空振りした場合、一定確率で使用。
尻尾を一回転させてムサシを吹き飛ばす。
キャッチに比べると攻撃力が高く、避けにくい。



  • ブレス
コアが赤い時に使用。
2WAYのホーミングブレスを3回吐き出すが、ムサシが懐に潜り込めば空振りに終わる。



  • ショックウェーブ
コアが赤い時に使用。
アングルが変わった後にその場でジャンプし、衝撃波を2連続で発生させる。
なぜか水の巻のバリアで防げる。



頭部に絶え間なく攻撃を叩き込めば、ブレスとショックウェーブ以外は一切使わせずに勝てるため
ワンパターンな行動も相まって、人によっては全ボス中最弱だったりする。
コジローェ・・・
タンシオーネ・クロスアタックは特にうってつけで、うまくいけばあっという間にコアを赤くさせられる。


撃破後、小さなコアだけが残ると周囲の巨大ビンチョタイト群を吸収し・・・




ダークレイガンド最終形態

膨大なビンチョパワーを得たダークレイガンドの最後の姿。
その外見はぶっちゃけ戦闘力53万様のそれ。真っ白い人型のシンプルな身体である。
ただし最終形態とある通り、これ以上変身体を残していない追い詰められた状態。
体力ゲージが本作のボスで最も長く、かつ白く点滅している特別仕様になっている。


本作のラストボス。
第2形態から間髪入れずに戦闘開始するわけだが、普段はバリアを展開しており一切の攻撃が通用しない。
しかも、困ったことにそのバリアを打ち破るないしダメージを与える方法が全くのノーヒント。
これまでのクレスト=ガーディアン戦は直前に手に入れた五輪の書自体が攻略のヒントになっていたが、ダークレイガンドにそんなヌルイものは一切無い。
プレイヤー自身の手でダークレイガンドの弱点を暴き出さねばならないのだ・・・
酷い場合だと1時間以上もただひたすら避け続けたプレイヤーもいたぐらい、コイツとの戦いは弱点に気付けるかどうかが肝となる。


五輪の書の力を取り戻しただけあって、戦闘ではそれらの属性を使った攻撃やコジローの思念が使わせる攻撃を行う。
また、弱点を暴いたプレイヤーに対してもダメージの有無に関わらずカウンターを仕掛けてくる。



攻撃パターン

全てガード不可。
第2形態と同じく、体力が減っても内容に変化が無い。
それぞれの攻撃時は技に対応した色のオーラをまとう。


・メテオストーム
火の攻撃。
天から無数の炎の雨を降り注がせ、着弾してからも約4秒間残り続ける。
水の巻のバリアで防げる他、床に影ができるのでそれを目安に避けてもいい。



  • デモンシード
コジローの思念が使わせる攻撃。
右手を剣に変え、ムサシに接近して地を這う衝撃波を1回、弧を描く三日月型のウェーブを2回繰り出す。
どっちに当たってもダメージは同じ。
あと無意味に宙返りする。



  • ドゥームズハリケーン
風の攻撃。
背中に翼を生やし、はばたきで強風を起こしてムサシを場外落ちさせようとする。
唯一直接的なダメージを伴わない攻撃だが、すぐに風の巻で対抗しないと相殺が間に合わないことも。



  • サイコイリュージョン
空の攻撃。
ムサシの周りを囲むように5体へ分裂し、ランダムの順番で体当たりしてくる。
何気に一番ダメージが大きい攻撃。
また、この攻撃中は中央に謎のバリア*1が発生しており、うかつに踏み入れると身動きが取れなくなる。



  • ショックウェーブ
地の攻撃。
基本的に第2形態のそれと全く同じだが、3発目が追加されていることに注意。



  • インフェルノスプラッシュ
水の攻撃。
空から巨大な水の泡を4つ降らせ、着弾すると8方向に巨大な水しぶきを撒き散らす。
ダメージは低めだが攻撃範囲が最も驚異的と思われる技。



  • 吸収
ある方法で弱点を暴き出した後の反撃。
周囲を3秒間吸い込みながら肉体を再生する。



ラスボスだけあって全体的に攻撃力が高く、回復アイテムのストックは必須。
タワーさんは仕方ないにしても第2形態なんぞで使っていたら確実に足りなくなる。
日付が殆ど経過しないことを利用してワギュウおにぎり等の食い物を大量に持ち込むか、或いは偉大な納豆様の力に頼るか・・・
後はプレイヤー次第である。


弱点を知り、見事ダークレイガンドとの戦いを制すれば物語は大団円に・・・


ちなみに解体真書のアフターストーリーで判明するが、コジローはちゃんと無事のようである。






以下、最後の衝撃のネタバレ(ステルス)












実は雷光丸のゲット・インのみ無効化できない。




コジローという不純物を取り込んだ第2形態と違い、最終形態の肉体は高密度のビンチョパワーで構成されているため、敵のビンチョパワーを抜き取って技を得る雷光丸には格好の獲物だったという訳である。

一番初めにお世話になったアクションが最後で役に立つとは、まさに熱いシチュエーションと言えよう。


しかし、今の今までボスに効かなかったアクションが、ここに来て必要になるとは思わなかったプレイヤーもまた多い。

解体真書でようやく弱点を知った人もいるのでは?


なお、雷光丸が刺さるのは各攻撃の合間であり、各色のオーラをまとっている時は効かない。

(ここまでステルス)




追記・修正は英雄にお願いします。
この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • BRAVE_FENCER_武蔵伝
  • 武蔵伝
  • 英雄武蔵伝説
  • 大剣 ←ムサシにとっては
  • パワータイプ
  • 大振り
  • 業物
  • 闇の魔人
  • ネタバレ項目
  • 対クレスト=ガーディアン
  • しゃべる剣
  • 五輪の書
  • レイガンド

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年04月07日 23:31

*1 恐らく透明状態になっている本体