ガリア(聖闘士星矢Ω)

登録日:2013/12/31 (火) 22:33:18
更新日:2022/05/07 Sat 21:00:26
所要時間:約 3 分で読めます






この世に愛など必要ない!

お前たち人間が味わうのは……絶望だ!!!


聖闘士星矢Ω』二期に登場するキャラクター。
名前は土星の外部衛星であるガリア群から。



【概要】

愛の女神パラスに仕える刻闘士(パラサイト)の1人。
最上位戦士である一級パラサイトであり、パラサイト四天王の一角として数えられている。

かつて神々が使用したという聖剣の内の一本「武神光臨剣」を固有の武器にしており「武神光臨剣のガリア」と名乗っている。

タイタン以外の四天王2人と同時に登場。しばらくの間は目立った行動は無かったが戦場が拠点であるパラスベルダに移った際には投獄されていたパラドクスをスカウトし、戦場をかき乱す事を画策する。

その後は戦場で戦う者たちを傍観し、嘲笑っていたがパラドクスが期待通りの動きを見せなかった事から彼女のいるヴァナヘイムの道に出現。
一刀でパラドクスを斬り伏せ、アテナを守護する黄金聖闘士達と対峙するのだった。


【人物】

長い金髪が特徴的な容姿をしている。
星矢シリーズにはこれまで女性と見紛うような美形がでてきたため断言出来ないが刻衣の胸部がおっぱい型なので多分女性。

過激な言動の多いハイぺリオンを諌める事が多い事から当初は穏やかな性格をしていると思われていた。
しかし話が進む度にその本性をのぞかせており、アイガイオンの敗北によってそれは明らかになった。

その本質とは徹底的に他者を見下した傲慢さである。
刻闘士には人間や聖闘士を見下した言動が多いが、ガリアはそれがより顕著に出ており、聖闘士や人間は「虫ケラ」扱い。
神でもアテナやパラスの力を侮りまくっており、同じ四天王であるアイガイオンに対しても「小物」と蔑んでいる。

とはいえ、さすがに四天王の一人。
星矢のペガサス流星拳やアトミックサンダーボルトを難なくかわし、ハービンジャーのグレートホーンを一刀両断し、貴鬼のスターダストレボリューションをかき消すほどの強さを持つ。

その傲慢な姿と最期はLCで人間を「塵芥」と見下した挙句マニゴルドと教皇セージに封じられ、無印(冥王ハーデス編)でエリシオンの戦いで神聖衣に覚醒した星矢らに敗北したタナトスを思わせる。

パラスの制止を鼻で笑い「お前の命令に従う義務は私にはない。なぜなら…私は刻闘士ではないのだからな!!!」と発言したことから、恐らく自身と自身が仕える真の主たる時の神サターン以外を見下している物と思われる。


【装備】

【武神光臨剣】

光を操る聖剣。複数の菱形を繋げたような刀身が特徴的な形状をしている。

光で巨大な刀身を作り標的を攻撃し、両断する。その威力は、黄金聖衣はおろか神の力を用いないと開けられないと言われるスニオン岬の岩牢をも一振りで真っ二つにするほど。

光臨刻衣(フォトンテクター)

ガリアの刻衣。武神光臨剣の鞘の役割も持つ。
一級の刻衣はそれぞれ12星座の内3つを象っており、光臨刻衣は「蟹座」「魚座」「水瓶座」に対応している。防御力も黄金聖衣の三倍の強度を誇る。

チョイスされた星座が星座なので視聴者の中ではその性能を疑問視されちゃったりしている。

装甲の色は黄色。オブジェ形態では顔が蟹の形になった人魚が水瓶の中に入った姿となっている。

装着時のデザインは流線的な鎧。各部に各星座の意匠が施されている。
それぞれマスク・両手の甲・左肩が蟹、右肩の形が鳥の頭のようになっており(恐らく魚の意匠)、腰に水瓶型の装甲が付いている。

他の一級の刻衣と違い背部に巨大なパーツが無いので迫力やヒロイックさに欠ける。


【技】

ナイト・オブ・ネメシス

武神光臨剣から放つ光の柱が敵を拘束し、稲光のごとく全身に襲い掛かる。
一人だけでなく大勢の敵をも攻撃する恐るべき技。

飛天大閃光

ガリア最大の奥義。
「武神光臨剣よ!!極限にまで輝きを放て!!!」の台詞と共に光の渦が周囲に展開され背に羽にを生やした後、凄まじき閃光となって敵に襲い掛かる。
最大の奥義とはいえ、窮地に陥った昴が異常なまでに強大な小宇宙を放ったため結局威力は半減、相殺されてしまった。


【最期】

姉と慕うアテナへの愛に決着をつけるためならこの身が果てようと構わないと愛の女神としての矜持を見せるパラス。

フッ、くだらん。
愛など何の役にも立たん…しょせん一時の気の迷い!
惰弱な感情だ!!!

傀儡の主君に冷笑しながらガリアは獲物を始末せんとアテナへと一歩一歩近づく。
しかし、傲慢な神に一矢報いんと、双子座の黄金聖闘士の運命を塗り替えんと瀕死のパラドクスがインテグラと共にアナザーディメンションを放ち、若き聖闘士たちをエウロパの創り出した無限回廊から抜け出させる。

アテナと黄金聖闘士らを先に進ませた光牙らを相手にガリアは武神光臨剣を暴虐に振りかざすが、窮地に陥った昴の攻撃的なな小宇宙が武神光臨剣にヒビが入り、憤慨し放った最大の奥義・飛天大閃光をもかき消されてしまう。

そして、互いが互いを思う心と小宇宙が光牙ら6人の若き青銅聖闘士に更なる力を与え、ガリアを圧倒していく。
蒼摩と栄斗に武神光臨剣の軌跡を見切られては左右同時に放った蹴りで両肩にヒビが入る。
ユナの飛び蹴りでヘッドギアを砕かれては龍峰の鞭が左腕を拘束する。
そして、エデンのオリオンズエクスターミネーションが武神光臨剣の刀身を打ち砕き、光牙がガリアの背後を羽交い絞めにする。

ペガサスローリングクラッシュ!!!

激しい動揺に陥ったガリアが天馬のはばたきから逃れるのは不可能に等しかった。

虫ケラがァァァァァ――――――――――ッ!!!

信じられぬと叫びながら、地面に叩きつけられた邪悪な光の闘士は屈辱と共に消えていった……。


【備考】

最初こそ穏やかな雰囲気だったため、かなりの大物と見られていたが明らかになった人物像とその余裕の無い行動から皮肉にも視聴者から「四天王で一番の小物ではないか?」と疑惑を掛けられた。

本性を現した翌話ではパラスに最初から「アテナと自身を共倒れさせることにある」という真意を見抜かれたり、その次の話では最終的に光牙ら6人の強化イベントの踏み台にされる有様に…

  • パラスの愛に心打たれ本来の主に背を向ける覚悟を決めたタイタン
  • 人間と聖闘士の強さを理解し、一輝との因縁の対決の末相打ちとなったアイガイオン
  • 弟弟子の玄武の遺志を受け継ぎ天秤座の黄金聖衣を纏った紫龍と相まみえ、彼と貴鬼とフドウ・そして玄武の魂の小宇宙がひとつとなったアテナエクスクラメーションに聖剣を折られてもなお強さを見せつけたハイペリオン

他の三人に比べると、あまりにもぞんざいな扱いだとしかいえない。

……どうしてこうなった。





「一寸の虫にも五分の魂」、というものらしいが…
神の前では何の価値もない。

たかが虫ケラのクソ記事、追記しようが修正しようが削除しようが、
私の気分次第ということだ!!!


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最終更新:2022年05月07日 21:00