遅刻

登録日:2012/07/30(月) 04:55:27
更新日:2020/11/29 Sun 22:56:23
所要時間:約 3 分で読めます




ジリリリリン!

朝か…起きなくちゃ…

ああ…と…5分…Zz…Zzz

ピリリリリ

はっ!?電話!?今何時だ?!
発信者「上司」
うわぁ終わったな俺…

「すいません二度寝してしまいました!」

「クビ!」



遅刻とは、制限時間内に特定の場所に居なかった時の事を指す。
遅刻には様々な理由が付きまとうが、冒頭の理由、即ち「寝坊」は社会的信用を失い非常に危険。

社会に出たら10分前行動を心がけよう。

大体の遅刻の理由は寝坊である。親の元で生活していれば親が起こしてくれるが一人暮らしだとそうもいかない。
冒頭のように目覚ましを切って寝てしまったらもうどうしようも無いのだから。
さて、遅刻と言えば聞こえは悪いが、どうしようもない理由もある。

例えば
1 雪で電車が不通になった
2 身内が亡くなった
3 体調不良で病院へ
4 妹が涙目でお兄ちゃん行かないで!と訴えて来た。
5 道端で困ってた妊婦さんを助けて病院に行っていたので遅れた
いくつか上げたがこれらの理由はどうしても遅れてしまうだろう。特に4
遅刻は仕方が無いと言えば仕方が無い。

しっかりとした事情があり、ちゃんと連絡をすれば相手は許してくれるだろう。
だからこそ「寝坊」だけは最悪なのだ。

事前に連絡も無い為相手は心配するし、余計な手間も取らせてしまう。

そこの君!遅刻はしていないか?一度の遅刻で信用はガクンと落ちるぞ!
嘘はついていないか?何回も身内は亡くなって無いか?

「伯母の母が亡くなって…」

と、馬鹿な嘘はあまりつかないように。

遅刻はしてしまったものは仕方が無い。
が、しっかり正直に理由を話し、そして謝罪しよう。


扱いと対処法

さて……
社会人ともなると遅刻は会社に迷惑をかけてしまうので基本的には大罪である。
ドラマなんかでは

バターン
「すいやせん!遅刻しました!」
「ばっかもーん!」

と笑える日常のひとコマとして描かれがちだが、現実社会では割りと深刻な事態である。

ひどい場合には理由によらず一発解雇も有り得る厳しい現実が待っている。
一応一回のみの遅刻で即解雇は裁判では不当解雇として扱われる可能性が高い。ただし、会社との関係に巨大なヒビが入るのは目に見えている。
もちろん繰り返したりすれば解雇が近づいてくることは避けられない。

だからこそ、理由と証明は大切な対象である。
先述の場合を例として挙げるならば……

1:理由『電車の遅延』
何らかの事故により電車が遅れてしまった場合、申請すれば『遅延証明』を貰うことができる。受験シーズンになると(特に大学受験で)発行が増えるアレである。
会社にはこれを提出するとよい。
無論、それでも会社に損害を出してしまうようなら、責任は免れないが。

それと、遅延が発生した時点で速やかに会社に報告したほうがいいが、電車内での携帯の使用は本来マナー違反であることを忘れずに。
しかし、近年は電車の遅延はテレビなどで報じられる為、会社側が通勤手段を把握している場合は「ああ、やっぱり」みたいな対応をされるかも…


2:『身内の急な不幸』

扱い的には「私用での遅刻理由」となる。
人間の社会生活において優先されるべきは私生活である、と言う基本理念はあるが、残念ながら働き者の多い日本では通用しない傾向にある。

とは言え、さすがに身内の不幸である。
社会もこの辺りは『暗黙の了解』があり、「仕方がない」とされるケースが殆ど。

しかし、やはり会社への連絡は迅速に行うべきで、いくら身内の不幸でも無断欠勤は有り得ない。
また近年ではペットが死亡した際にこの理由を使う人もいる。
同情はするが、やはり会社や同僚に迷惑をかけないように努めるのが筋というものだろう。

なお、速やかに連絡するなどの対応をきちんとしたのに「本物の身内の不幸」による欠勤を責める企業は逆にブラックであることを疑った方がよい。

3:『体調の不良』

持病で通院が必要な場合に似ているが、事前の届出が無い点で異なる。
中小企業ともなると「ちょっとカゼぎみなので休みます」とは行かない事も多く、他人に伝染する恐れもない限りおいそれと休み・遅れはできないのが現実。
とは言え、やはり「優先されるべきは私生活」と言うように、個人の健康も優先されるべきであるので、この辺り寛容なこともある。
インフルエンザのような伝染する病気の場合、他人に移してしまうのでむしろ出勤自体バイオテロだろうという意見もある。インフルエンザに感染した部長が無理して出勤しバイオテロを引き起こした結果、親を通じて受験生の子に感染し進学出来なかった、なんて事例もあるレベルなので、社員の状況によっては人一人の人生を大きく狂わせる可能性も高い。

あまり無理をさせると労働関連の法律にひっかかる恐れもある為、よほどのブラック企業でもない限りこの理由での遅刻・欠勤は比較的安全にできると言える。
だが本来体調管理は社会人の義務である。あまりやりすぎると仮病を疑われたりと口クな事にならない。

場合によっては証明として医師の診断書が必要となる。
「診断書 仮病」でググると上司を納得させられる症状の訴え方を指南したサイトが引っかかるが。


ちなみに鉄道乗務員の遅刻は「欠乗」と呼ばれる。担当する列車に置いてけぼりにされるシチュエーションがこれに当てはまる。
運転手の置いてけぼりという事案はまずないが、車掌や車内販売員の置いてけぼりというのは時々発生しており、最近だと京浜急行で車掌がホームにワイヤレスマイクを落としてしまい、一駅全力ダッシュして置いて行かれた列車に追いついたという事案があった。ドラマとかアニメじゃないんだから…
欠乗というのはたとえ負傷者がいなくても社内的には事故として扱われ、欠乗を起こした乗務員は暫くの間乗務から外され、乗務区で晒し者になるのである。

ここまで会社での遅刻にばかり触れたが、私生活での遅刻も立派に大罪である。
気心の知れた仲、などと油断すると思いかけず関係を損ねることにもなりかねない。
そもそも遅刻しないようにするのはもちろんのこと、してしまった場合の埋め合わせもしておこう。

余談だが、我々にも馴染み深い乾電池の誕生の経緯自体、時計のズレによる「遅刻」である。



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最終更新:2020年11月29日 22:56