ヒロイック(遊戯王OCG)

登録日:2014/01/29 00:20:55
更新日:2023/10/01 Sun 15:45:12
所要時間:約 3 分で読めます




ヒロイックとは遊戯王オフィシャルカードゲームに登場するカテゴリーの一つ。
本項目ではこちらヒロイックデッキについて解説する。


【良いノリしてる概要】

アニメ遊戯王ZEXAL一期に登場するキャラクター、ゴーシュ操るカテゴリー。
それこそがバウンサーだったのだが、それは支給品でした。
そんなゴーシュの真のデッキこそヒロイックなる戦士族デッキである。
ヒロイックという名に恥じず、わりとリスキーな効果を持ちながら脳筋気味の攻撃力で圧殺する「パワープレイ」に特化させた実に彼らしいデッキであった。

さてさて。
現実の遊戯王オフィシャルカードゲーム8期を飾る最初のパック”RETURN OF THE DUELIST”に登場した。
先史遺産マドルチェ魔導というそうそうたるメンツの新規と共にデビューした後、2012年7月21日発売ABYSS RISINGにもいくつかの新規をひっさげ登場。
そしてその後コレクターズパックZEXAL編にて二枚の新規を新たに加えた。
更にTHE DUELIST ADVENTのWP枠に更なる新規も加わっている。


では現実においてのヒロイックデッキについて解説に移ろう。
ヒロイックモンスターは大きく分けて2つのカードに分かれている。
「ヒロイック・チャレンジャー」という効果モンスターと「ヒロイック・チャンピオン」というエクシーズモンスターだ。
設定としては未熟なチャレンジャーがいつかオーバーレイして栄光のチャンピオンになるみたいな流れをイメージしているのだろう、それだとウォーハンマーやナイフやアンブッシュ何時までもチャンピオンになれねえとか知ら管。

そんなヒロイックだが…実際の評価はネタ程度なのが現状。
エクスカリバーは戦士族が見えるデッキならどこでも出張するイケメンなのだがその他大勢が中途半端過ぎる。
エクストラソードやダブルランスやガーンデーヴァ等光るカードはあるが、こいつらですら比較的ましなレベルというかなんと言うか。
ただヒロイックチャンス等を絡めた爆発力や戦士族特有の拡張性は優秀な方。
エクストラソード&エクスカリバーという比較的出張しやすいパーツも有るため一応延びしろはまだまだあるテーマと言える。

ちなみにエクスカリバーが光属性なのだがそれ以外は地属性テーマ。
地属性戦士族と相性良いカードの数だけはやたらたくさんあるテーマなので他の地属性テーマや戦士族テーマと混ぜても面白いだろう。
エクスカリバーとピン差しエクストラソード以外消えたとか言わない。

その後デュエリスト・アドベントでの追加モンスターにより、展開力の大幅な上昇とロマン気味だが新たな切り札を手に入れてネタ程度だった評価を払拭した。
ハルベルトが出張しまくることになったけどな!

【良いノリしてるカード群】

〇モンスターカード
●ヒロイック・チャレンジャー

  • H・C アンブッシュ・ソルジャー
効果モンスター
星1/地属性/戦士族/攻 0/守 0
自分のスタンバイフェイズ時、フィールド上のこのカードをリリースして発動できる。
自分の手札・墓地から「H・C アンブッシュ・ソルジャー」以外の
「H・C」と名のついたモンスターを2体まで選んで特殊召喚できる。
「H・C アンブッシュ・ソルジャー」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。
この効果で特殊召喚に成功した時、墓地のこのカードをゲームから除外する事で、
自分フィールド上の全ての「H・C」と名のついたモンスターのレベルを1にする。
星1の攻守0のヒロイックモンスター。
スタンバイフェイズに手札・墓地のヒロイック・チャレンジャーを自身のリリースと引き換えに2体まで特殊召喚できる。
そして自身を墓地から除外しレベルを1に統一する。
タイミングの都合上今一つ使いにくい。「トゥルース・リインフォース」で相手エンドフェイズに特殊召喚したり和睦や後述のソード・シールド等で守ってあげよう。
下記のエクストラソードをレベル1にして、LL-アセンブリー・ナイチンゲールをエクシーズ召喚すれば結構なダメージを与えられる。

  • H・C エクストラ・ソード
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1000/守1000
このカードを素材としたエクシーズモンスターは以下の効果を得る。
●このエクシーズ召喚に成功した時、
このカードの攻撃力は1000ポイントアップする。
星4の攻守1000のヒロイックモンスター。
単体ではバニラだがこいつを素材にしたエクシーズの攻撃力は1000ポイント上昇する。
こいつ素材のブラックコーン号やガーンデーヴァやブレードハートの攻撃力がえげつない事になる。
なのでたまに戦士族デッキで見かけたりホープデッキにピン差しで入る事も。
エクスカリバーには今一つ相性が悪いがロンゴミアントとの相性は良好。3枚積めば攻撃力6000で無敵耐性のバケモノが出来上がる。

  • H・C クラスプ・ナイフ
効果モンスター
星1/地属性/戦士族/攻 300/守 100
このカードが「H・C」と名のついた
モンスターの効果によって特殊召喚に成功した時、
デッキから「H・C」と名のついたモンスター1体を手札に加える事ができる。
「H・C クラスプ・ナイフ」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
星1攻撃力300守備力100のヒロイックモンスター。
ヒロイックサーチと効果は優秀…しかし発動条件は「ヒロイック・チャレンジャーの効果から特殊召喚に成功した時」。
よりによってこいつを特殊召喚できるのは中途半端に使いにくいアンブッシュだけという使いにくさ。
エクストラにシャイニートやデュラハンやライオンハートが居るなら、あるいは出番は…あるのか?
と思っていたらサウザンド・ブレードのおかげで出すことだけは容易になった。ただし低ステータスな上にレベルが噛み合わない状態でヒロイックしか特殊召喚できなくなるので対策は必須。

  • H・C スパルタス
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1600/守1000
1ターンに1度、相手モンスターの攻撃宣言時に
このカード以外の自分フィールド上の
「ヒロイック」と名のついたモンスター1体を選択して発動できる。
このカードの攻撃力はバトルフェイズ終了時まで、
選択したモンスターの元々の攻撃力分アップする。
星4攻撃力1600守備力1000のヒロイックモンスター。
相手が攻撃した場合、他のヒロイックを対象に攻撃力を加算する効果がある。
全力でだからどうしたと言いたいレベル。
攻撃力1600であることからブラック・ガーデンのギミックで蘇生することが可能なのでそれを利用するなら採用を検討できるか。

H・C ソード・シールド
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻 0/守2000
自分フィールド上に「ヒロイック」と名のついたモンスターが存在する場合、
このカードを手札から墓地へ送って発動できる。
このターン、戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは0になり、
自分フィールド上の「ヒロイック」と名のついたモンスターは戦闘では破壊されない。
この効果は相手ターンでも発動できる。
星4攻撃力0守備力2000のヒロイックモンスター。
手札から捨てる事でヒロイックを戦闘破壊から守りダメージを0にする。
要は和睦の使者、素立ちしたヒロイックを守りぬく保険になる。
ちなみに戦闘ダメージ無効化はヒロイック以外の戦闘でもOKなので覚えておこう。

  • H・C ダブル・ランス
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1700/守 900
このカードが召喚に成功した時、
自分の手札・墓地から「H・C ダブル・ランス」1体を選んで
表側守備表示で特殊召喚できる。
このカードはシンクロ素材にできない。
また、このカードをエクシーズ素材とする場合、
戦士族モンスターのエクシーズ召喚にしか使用できない。
星4攻撃力1700守備力900のヒロイックモンスター。
同名モンスターを召喚成功時手札か墓地から特殊召喚できる。
ただしシンクロに使えない上戦士のエクシーズにしか使えない。
とはいえOCG初登場時のヒロイックでは唯一まともに展開できるカードで、当時のヒロイックデッキではエクストラソードに次いで優先度が高かった。

  • H・C 夜襲のカンテラ
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1200/守 300
このカードが相手フィールド上に
守備表示で存在するモンスターを攻撃した場合、
ダメージ計算前にそのモンスターを破壊できる。
星4攻撃力1200守備力300のヒロイックモンスター。
守備を一方的に破壊できる。ただし、任意発動である。
要はエイリンでおk。

  • H・C ウォー・ハンマー
効果モンスター
星6/地属性/戦士族/攻2100/守1300
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、
破壊したモンスターを装備カード扱いとしてこのカードに1体のみ装備できる。
このカードの攻撃力は、この効果で装備したモンスターの攻撃力分アップする。
星6攻撃力2100守備力1300の上級ヒロイックモンスター。
相手モンスターを破壊すると装備してパワーアップする。こちらも任意発動。
一族の結束があると意外にやっかいだが、逆に言えばそれまで。
しかしアンブッシュやサウザンドにレベル制限がないため、使いこなせればランク6エクシーズが意外とあっさり出せるようになる。
やっぱりチャンピオンにはなれないけどな!

  • H・C サウザンド・ブレード
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1300/守1100
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):1ターンに1度、手札から「ヒロイック」カード1枚を捨てて発動できる。
デッキから「ヒロイック」モンスター1体を特殊召喚し、このカードを守備表示にする。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は「ヒロイック」モンスターしか特殊召喚できない。
(2):このカードが墓地に存在し、戦闘・効果で自分がダメージを受けた時に発動できる。
このカードを攻撃表示で特殊召喚する。
星4攻撃力1300守備力1100のヒロイックモンスター。
手札からヒロイックカードを捨てることでデッキからヒロイックモンスターを特殊召喚して自分は守備表示になる効果と、ダメージを受けた時に墓地から復活する効果を持つ。
下記のハルベルトとコイツの登場でヒロイックの展開力は大幅に上昇した。
しかし、1つ目の効果を使うとヒロイックしか特殊召喚できなくなるデメリットが存在するため効果の使用には注意が必要。

  • H・C 強襲のハルベルト
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1800/守 200
(1):相手フィールドにモンスターが存在し、
自分フィールドにモンスターが存在しない場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、
その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。
(3):このカードが相手に戦闘ダメージを与えた時に発動できる。
デッキから「ヒロイック」カード1枚を手札に加える。
星4攻撃力1800守備力200のヒロイックモンスター。
サイバー・ドラゴンの特殊召喚効果と守備貫通効果、更に戦闘ダメージを与えたときにデッキからヒロイックカードを手札に加える効果を持つ。
詳細は項目を参照。

  • H・C ナックル・ナイフ
効果モンスター
星1/地属性/戦士族/攻 600/守 200
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドにレベル1モンスター以外の「ヒロイック」モンスターが存在する場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、自分フィールドの戦士族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターとこのカードのレベルは、その内の1体のレベルと同じになる。この効果の発動後、ターン終了時まで自分はXモンスターでしか攻撃宣言できない。
11期に発表された新規組の一人。
レベル1以外のヒロイックがいれば特殊召喚できるので、エクシーズでもOK。
着地時に他の戦士族とレベルを統一できるので、ヒロイックでは出しづらかったランク1へのアクセスも可能となった。後述のヤールングレイプか、ライオンハートが主なエクシーズ先となるか。

  • H・C モーニング・スター
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1500/守1300
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに戦士族モンスターが2体以上存在する場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「ヒロイック」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
(3):このカードが墓地に存在し、自分のLPが500以下の場合に発動できる。このカードを効果を無効にして特殊召喚する。
新規組その2。主にクサナギやロンゴミアントのエクシーズ用。
ヒロイックで使う場合ハルベルト→別のヒロイック→このカードと繋げることになるだろう。
着地時にヒロイックの魔法・罠をサーチできるが、基本的にはエンヴォイかチャンスの二択。
自己再生効果はライフ500以下という厳しい制限があるが、クレイヴソリッシュかホープONEの効果で容易に満たせる。ただしデッドラインが大幅に近づくのは事実なので、そのターンで決め切る算段がなければ見送るのが吉。

○エクシーズモンスター
●ヒロイック・チャンピオン

  • H-C エクスカリバー
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/戦士族/攻2000/守2000
戦士族レベル4モンスター×2
(1):1ターンに1度、このカードのX素材を2つ取り除いて発動できる。
このカードの攻撃力は相手ターン終了時まで元々の攻撃力の倍になる。
攻守2000ながら素材を2つ使い攻撃力を2倍にする唯一の光属性ヒロイック。
詳しくは項目を参照。
鬼の様な火力と素材使いの荒らさを誇るヒロイックの切り札。
というかほぼあらゆる戦士デッキの切り札。
押し込んでいたと想ってたら一枚のエクスカリバーに焼き殺されたとかは日常茶飯事。
しかもよりによってHEROや六武衆や忍者の様な地力が高い連中が使うので余計にヒロイックの切り札というイメージから離れてしまった。
ちなみに遊馬編2に何故かドドドにもゴゴゴにもそこまで必要ではないのに再録されて値下がりした。
…まあ同パックの再録枠なリバイス・ドラゴンよりは使える可能性はあるのだが。

  • H-C ガーンデーヴァ
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/地属性/戦士族/攻2100/守1800
戦士族レベル4モンスター×2
相手フィールド上にレベル4以下のモンスターが特殊召喚された時、
このカードのエクシーズ素材を1つ取り除く事で、
その特殊召喚されたモンスターを破壊する。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。
攻撃力2100守備力1800のランク4エクシーズ
戦士族縛りのあるエクシーズであり、相手の下級の特殊召喚を破壊する効果を持つ。
攻撃力の低さから今一つ使いにくいイメージがあるが、【不死武士】等で結束込みで立たれると非常に鬱陶しいカードに化ける。
ハルベルトorサウザンド・ブレード+エクストラ・ソードで先攻1ターン目に出されると攻撃力3100の特殊召喚封じで厄介さがさらに増す。
ちなみにチェーンに乗る特殊召喚も止められるが効果は無効に出来ない。

  • H-C クサナギ
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/地属性/戦士族/攻2500/守2400
戦士族レベル4モンスター×3
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
罠カードの発動を無効にし破壊する。
その後、このカードの攻撃力は500ポイントアップする。
攻撃力2500守備力2400のランク4エクシーズ。
戦士族3体というかなり重く出しにくい縛りがある。
効果は罠を無効にして破壊しバンプアップすると優秀だがショックの方が更に優秀だった不憫なモンスター。
一応、結束等阻害しない上、ショックと違い奈落踏んでも大丈夫という利点はあるのだが…
素材同数のロンゴミアントと比べると、各種耐性で劣る代わりにこちらはヒロイック・チャンスが使えるのがメリット。
シンゴーシンゴーは関係無い。

  • No.86 H-C ロンゴミアント
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/闇属性/戦士族/攻1500/守1500
戦士族レベル4モンスター×2体以上(最大5体まで)
(1):相手エンドフェイズ毎に発動する。
このカードのX素材を1つ取り除く。
(2):このカードが持っているX素材の数によって、
このカードは以下の効果を得る。
●1つ以上:このカードは戦闘では破壊されない。
●2つ以上:このカードの攻撃力・守備力は1500アップする。
●3つ以上:このカードはこのカード以外の効果を受けない。
●4つ以上:相手はモンスターを召喚・特殊召喚できない。
●5つ以上:1ターンに1度、相手フィールドのカードを全て破壊できる。
「THE DUELIST ADVENT」にて新たに登場したヒロイックのNo. 。
詳しくは項目を参照。
攻撃力・守備力ともに1500と素のステータスは貧弱だが、X素材の数に応じて強化される。
最低でも攻・守3000の戦闘破壊耐性持ちを呼べ、
3体エクシーズで自分以外のカード効果を受け付けなくなり、
ちょっと頑張って4体なら相手の召喚・特殊召喚を封印、
消費が激しいが、5体素材にすれば相手のカード全破壊と言ったロマン溢れる効果が使える。
ただし、素材が戦士族指定な上、相手のエンドフェイズごとに素材が減っていくので勝負は早めに決めたい。
また、自分以外の効果すべてを受け付けないため、ヒロイック・チャンスでの強化もできない点には注意。
何気にランク4エクシーズの中では初の任意の素材数でエクシーズ召喚するモンスターである。
しかし、素材4つ持った時点での制圧能力が高すぎたため【ヒロイック】以外のデッキであの手この手で使われた結果、OCG・TCG・マスターデュエルの全てで禁止カードとなってしまった。

  • H-C クレイヴソリッシュ
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/戦士族/攻2500/守2000
戦士族レベル4モンスター×2
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手は他のモンスターを攻撃対象に選択できない。
(2):500LPになるようにLPを払って発動できる。このターンのバトルフェイズ開始時、自分フィールドのモンスター1体を選んで攻撃力を倍にする。
(3):相手モンスターが戦闘を行う攻撃宣言時、このカードのX素材を1つ取り除き、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。このカードの攻撃力はターン終了時まで、そのモンスターの攻撃力分アップする。
11期に名乗りを上げた新規その3。
ホープを意識したような黄金の騎士の姿をしており、効果はアニメ版のエクスカリバーをモチーフとした背水の陣を敷くもの。
自前のオネスト効果を内蔵しており、戦闘ではほぼ無敵。なお条件は「相手モンスターが戦闘する攻撃宣言時」であり「相手モンスターの攻撃宣言時」ではないので、自分から仕掛ける場合でもOKなのがポイント。
特筆すべきは(2)のバンプ効果。実はこの効果、ターン中持続ではなく永続的に倍になる。コイツ自身だけでも攻撃力5000に達する上、エクスカリバーに対して使用すれば攻撃力がヒロイック・チャンス込みで16000に達する。ライフが大幅に減るので、それこそ相手がダイノルフィアでもなければ間違いなく自分が下回るため「巨大化」とも相性が良好。こいつに装備して効果を使えば、ライフコストを払った時点で攻撃力5000→自身の効果で倍なので10000+相手モンスターの攻撃力となるため通ればワンショットキルとなる、なかなか良いノリしたヤツ。
なお、効果も素材もヒロイック指定がないため、戦士族デッキの突破役として採用することも考えられる。
「クレイヴソリッシュ」とは「クラウ・ソラス」の別名で、意訳すると「光の剣」。

  • H-C ヤールングレイプ
エクシーズ・効果モンスター
ランク1/地属性/戦士族/攻 700/守1800
戦士族レベル1モンスター×2
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドの戦士族モンスターは、それぞれ1ターンに1度だけ戦闘・効果では破壊されない。
(2):このカードのX素材を2つ取り除き、自分の墓地のレベルまたはランクが4の戦士族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚し、その元々の攻撃力分このカードの攻撃力をアップする。
(3):相手モンスターが戦闘を行う攻撃宣言時に発動できる。そのモンスターの攻撃力の半分だけ自分のLPを回復する。
ヒロイック初のランク1にしてクレイヴソリッシュの相棒。
既存のレベル1ヒロイックが一癖も二癖もある連中ばっかりなので、アンブッシュ・ソルジャーかナックル・ナイフを使うのがベスト。
耐性付与があるため防御向きに見えるが、真価はレベル/ランク4の蘇生効果。蘇生した戦士の攻撃力を得られるため、エクスカリバーでも攻撃力2700、クレイヴなら3200とランク1とは思えぬ破壊力を獲得可能。
さらにノーコストで発動できる回復効果により、クレイヴの効果で減ったライフをある程度補填できる。
「ヤールングレイプ」とは北欧神話において、雷神トールが持つ手袋のこと。

〇魔法
  • ヒロイック・チャンス
通常魔法
自分フィールド上の「ヒロイック」と名のついた
モンスター1体を選択して発動できる。
このターン、選択したモンスターは攻撃力が倍になり、
相手プレイヤーに直接攻撃できない。
「ヒロイック・チャンス」は1ターンに1枚しか発動できない。
「ヒロイック」の攻撃力を2倍にしてしまうヒロイックの切り札中の切り札。
ただし直接攻撃は出来ないのがネックな上ダメステに使えないのが残念だが、エクスカリバー一枚が攻撃力8000というバケモノと化すあたり使うカード次第ではある。
ちなみに自身の効果を適用したエクスカリバーにヒロイック・チャンスを撃ちターンが終了した場合、そのまま攻撃力は8000から下がって2000まで戻ってしまう。
まさに諸刃の剣、ヒロイックデッキ使いやゲーム「激突!デュエルカーニバル」でゴーシュ編をプレイする場合勘違いしやすい裁定なので覚えておこう。

  • ヒロイック・コール
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分の手札・墓地から戦士族モンスター1体を選んで特殊召喚する。
この効果で「ヒロイック」モンスター以外のモンスターを特殊召喚した場合、
そのモンスターは攻撃できず、効果は無効化される。
(2):自分のLPが500以下の場合、墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力は、自分フィールドの、「ヒロイック」カード及びX素材としている「ヒロイック」カードの数×500アップする。
手札からも呼べる戦士族版死者蘇生とも言えるカード。
ヒロイック以外のモンスターを呼ぶのに使うと攻撃不可と効果無効化のデメリットがつくが素材やコストに使用すればあまり気にならない。
ヒロイックにおいてはサウザンド・ブレードと相性が良く、あちらで捨てたヒロイックモンスターをこれで蘇生することができる。
墓地効果の発動条件の達成は通常のプレイではなかなか狙ってできるものではないが、クレイヴソリッシュの効果でLP500にすれば容易に達成できる。
レベル4のヒロイック2体でエクシーズ召喚されたクレイヴソリッシュ単体でも1500の強化となるのであちらの2つの強化と合わせれば攻撃表示モンスター1体と戦闘するだけで8000ダメージでの1ターンキルが成立する。

  • ヒロイック・エンヴォイ
通常魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):デッキから「ヒロイック」モンスター1体を手札に加える。
(2):自分のLPが500以下の場合、墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の「ヒロイック」カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。
ヒロイック待望のサーチカード。
モーニング・スターとは相互サーチが可能であり、このカード登場によりヒロイックデッキの安定性は大きく高まった。
墓地効果の発動条件がLP500以下というのはモーニング・スターやコールと同様。墓地の好きなヒロイックカードをサルベージという効果は優秀だが、瀕死状態で使用することになるのでなるべくそのターンに勝負を決めたい。
(1)の効果だけでも必須級の性能なので墓地効果は使えれば使うくらいのつもりでも良い。
イラストは、日本の特撮「ウルトラシリーズ」においてウルトラ戦士が変身するカット、いわゆる「ぐんぐんカット」がモチーフであると思われる。

〇罠
  • ヒロイック・アドバンス
通常罠
自分フィールド上の「ヒロイック」と名のついた
モンスターが攻撃対象に選択された時、
自分フィールド上の他のレベル4以下の
「ヒロイック」と名のついたモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターの攻撃力はバトルフェイズ終了時まで倍になり、
選択したモンスターに攻撃対象を移し替えてダメージ計算を行う。
お互いのモンスターはこの戦闘では破壊されない。
ヒロイックが攻撃される時別な下級ヒロイックに攻撃対象に写し変える。
更にバトルの破壊を無効にしてそのモンスターの攻撃力を2倍にしてバトルするという、恐ろしくミラフォで良いカード。
スパルタスが唯一輝ける、効果は弱くないがそれくらい。

  • ヒロイック・リベンジ・ソード
通常罠
発動後このカードは装備カードとなり、
自分フィールド上の「ヒロイック」と名のついたモンスター1体に装備する。
装備モンスターの戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは相手も受ける。
また、装備モンスターと戦闘を行った相手モンスターをダメージ計算後に破壊する。
発動後ヒロイックの装備カードとなる罠カード。
ダメージを互いに受け、更にそのままヒロイックを攻撃したモンスターを破壊するというカード。
…だからミラフォで良いんだよ!

  • ヒロイック・ギフト
通常罠
相手のライフポイントが2000以下の場合に発動できる。
相手のライフポイントを8000にして
自分のデッキからカードを2枚ドローする。
「ヒロイック・ギフト」は1ターンに1枚しか発動できない。
ライフ2000以下の相手を8000まで回復させる代わりに二枚ドローするドローカード。
ドローこそ強力だが恐ろしくアド損というどうしようもないカード、テキストが「8000にして~」なのでシモッチ等のトリガーにすらならない。
…活路エクゾのミラーならギリギリ使い道が無くも無くも無いとか、そのレベル。
アニメではゴーシュのツンデレっぷりがビンビングで視聴者のゴーシュの評価をあげたりした。





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最終更新:2023年10月01日 15:45