ゴルドー(星のカービィ)

登録日:2014/06/08 Sun 02:19:31
更新日:2024/04/30 Tue 08:45:53NEW!
所要時間:約 5 分で読めます




ゴルドーとは、星のカービィシリーズに登場する敵キャラクターの一体である。


概要

顔がついた黒いウニのような外見のキャラクター。
周りに白いトゲを生やしており、これを微妙に伸び縮みさせている。
表現力が向上した昨今は金属質のイメージが強い。
また、殆どの作品において正面を向いた状態なのが特徴。
こっちみんな
スーパーレインボーのフィギュア解説文によれば、攻撃の意思があるかも不明だし聞いても答えないだろうとのこと。

ステージ上における役割は完全な障害物
宙に浮かぶ、あるいは一定ルートを移動してカービィの進行を妨害しにかかってくる。
触れると当然ダメージだが、体力ゲージ制の作品だと普通のザコ敵よりもダメージが大きい。
しかも無敵であり、ごく一部の作品を除けば絶対に倒すことが不可能。
出来てもルート上の星ブロックを排除して、そのまま画面外に消えてもらうことぐらい。
狭い地形ではこの上なく鬱陶しい存在である。

一方、シャッツォのように自分から攻撃してくることは無いのが良心的。
その代わり一部のボスが攻撃手段に利用する事はある。

シャッツォともどもシリーズでは出番が多い準皆勤のキャラクターである。
星のカービィシリーズでは殆ど両者揃っての出演が占められ、二大障害物コンビとして今日も邪魔に勤しむ。
逆に、片方が欠けた作品はせいぜい非アクションの番外編程度しかない。


出演作品

星のカービィ(初代)

初登場。
この作品のみ特筆せねばならない事があるが、詳しくは後述。
最終ステージでは復活ボスの扉を塞いでいるが、傍で踊っているカービィのオブジェクトに触れることで消せる。ただしこの個体は触れると即死してしまう。
容量削減の為、半身だけ作って後上下左右を反転させて組み合わせて生まれたという、クリボーのような経緯がある。

エクストラモードではウィスピーウッズロロロが攻撃手段に使う。

星のカービィ 夢の泉の物語

初代での仕様が変更された。動きなどは前作とほぼ変わらない。

カービィのピンボール

敵の一種として登場。
例によって倒せない。

カービィボウル

いつもと比べてサイズが大きい。
やはりというか、同じ障害物キャラのウィスピーウッズ、クラッコと違って排除不可能。
その場に留まっていたり上下や一定ルートを移動する個体がいるが、後者はショットのタイミングに注意すべし。

星のカービィ2

やはり特に変わったところはない。
中ボスに亜種のキャプテンステッチが登場。

星のカービィ スーパーデラックス

これ以降、体力ゲージ有りの作品では「接触=大ダメージ」が基本となる。
一部ステージでは物凄い勢いで跳ね回る個体も。

星のカービィ3

通常ステージの他、なんとミニゲームにも5個全てで活躍する。

  • レベル1「投げたのなぁに?」
壁の間を通り過ぎるゴルドーを見て、提示された顔と同じゴルドーを選ぶ。
ゲームの性質上、顔が異なるパチモン(?)達が沢山いる。

  • レベル2「最後のウナギはどこ?」
5つの壷のどれかに潜むウナギ(イライール)を当てる。
チラリと顔を出す際、ハズレの壷は憎たらしい顔のゴルドーが飛び出す。

  • レベル3「同じ顔、いくつ?」
一瞬だけ顔を見せるゴルドーの群れの中から、指定された顔のゴルドーが幾つあったか答える。
レベル1ほど種類は多くないが、確認時間が短いので一発クリアは困難。

  • レベル4「同じ色、いくつ?」
少しの間だけ姿を見せるゴルドーの群れの中から、指定された色のゴルドーが幾つあったか答える。
こちらも難関として有名。

  • レベル5「超危険、爆弾音当て!」
次々と異なる効果音で落下する5体のゴルドーの中から、コックカワサキが指定した音のゴルドーを選ぶ。
本作の全ミニゲームでも上位に食い込む難関。

星のカービィ64

遂にゴルドーも立体化。
でも性質は今までと特に変わらない。
ミックスコピーではニードル+ボムを使用時にゴルドーと似たような姿に変身して
一定時間後に爆発して針を8方向に飛ばす。

コロコロカービィ

なんと、跳ね上げでマキシムトマトに変化させることが可能。
ただし逆にマキシムトマトを跳ね上げるとゴルドーになってしまう。
エクストラで見かけることの方が多い。

また、空中にいるゴルドーは跳ね上げが効かない。

星のカービィ 夢の泉デラックス

特に変わったところはry

カービィのエアライド

コース上の敵として邪魔をする他、アイテム「ゴルボール」としても登場。
最初は小さなゴルドーだが、放り投げた瞬間に特大サイズと化してその場に居座る。
当たれば相応の大ダメージを受けてしまう厄介なアイテム。

星のカービィ 鏡の大迷宮

特に変わったところry

タッチ!カービィ

亜種のブレドーが初登場。

星のカービィ 参上!ドロッチェ団

マジック能力のルーレットで引きが良ければ、敵をアイテムに変化させる効果で倒すことが可能。

大乱闘スマッシュブラザーズX

デデデの横必殺ワザ「ワドルディ投げ」と最後の切りふだでランダムに登場する。
ファイターが当たればやっぱり大ダメージ。
次回作のforでは「ゴルドー投げ」に変更されゴルドーのみが出る様になった。

毛糸のカービィ

本作のフェルトな世界観に合わせて少し布っぽくなった。
それでも他のキャラと比べて毛糸らしさが無い。

あつめて!カービィ

亜種のビッグゴルドーが登場。
また、サブゲーム「空中探検隊EOS」にも出る。

星のカービィWii

再び3Dになるも、特に変わったry
エクストラモードでは個体によってサイズが変動する。

星のカービィ 20周年スペシャルコレクション

特に変ry

星のカービィ トリプルデラックス

ゴルドーも奥行きに対応した動きをするようになった。
また、一部のエリアでは遠近感を味方につけた妨害も行ってくる。

亜種にゴーストゴルドー、セクトラゴルドーが初登場。

サブゲーム「カービィファイターズ!(及び拡張版の『Z』)」ではゴルボールが復活した。

タッチ!カービィ スーパーレインボー

本作ではブレドーが再登場する。

星のカービィ ロボボプラネット

特にry。遠近感を活かした妨害も健在。

みんなで!カービィハンターズZ

ウィスピーウッズが繰り出してくる。

カービィのすいこみ大作戦

「カービィの3Dチャレンジ」に登場しなかったが、こちらでは登場。

星のカービィ スターアライズ

本編では特ry
ミニゲーム「ふりふり! きこりきょうそう」でも登場。
さらにアナザーデデデがスマブラのようにゴルドーを投げてくる。
スマブラと違って天井まで届くので注意。
また、アナザーディメンションヒーローズのギミックではゴルドーを押し潰すことがあり、よく聞くと雑魚を倒した時の効果音が鳴っている。

大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL

forに引き続きデデデの横必殺技で続投。
さらにスピリットでも登場。
スピリットとしての性能は階級HOPE防御型のアタッカーでスロットはなし。

スピリッツ戦では初代キャッスルロロロのBGMが流れるグリーングリーンズで3体のデデデと戦うが、ひたすらゴルドー投げを使用する上に攻撃力が増している。
このスピリッツ戦の特徴はデデデが常に透明状態なため、ゴルドーが次々と出現してファイターを攻撃してくるのでまるでゴルドー本体と戦っているような感覚を味わう事ができる。
ゴルドーは普通の攻撃でも反射できるがフランクリンバッヂ装備のスキルを持つサポーターを付ければほぼ無力化する事ができる。

カービィファイターズ2

デデデの使用技のゴルドー投げで登場。
今回はメタナイトがデデデの反対側に位置し、ゴルドーが来たら跳ね返すという形の技になっている。

星のカービィ ディスカバリー

3Dアクションになってもやはり基本は変化なし。
だがソードのトレジャーロード「みきわめて!どっちのロープカット」は、普通に攻略する中でゴルドーを潰していくことになる
トレジャー自体がおまけの要素とはいえ、ついに道中でゴルドーを倒して進むステージが誕生した瞬間だった。

派生系ではゴーストゴルドーが大幅に役割を変えて復活した他、新たにゴルンバーという仲間が加わった。

カービィのグルメフェス

性質は今まで通りだが本作では食べ物の世界観からか他の敵キャラ同様にお菓子っぽいデザインになっている。
触れるとしばらく動けなくなってしまい、特にイチゴを奪い合うバトルロイヤルでは相手からのコピーフード能力で攻撃される隙を晒す事になるため要注意。


亜種

  • キャプテンステッチ
2と3、ブロックボールに登場したゴルドーの親玉。
ゴルドーに比べ身体が一回り大きく目つきが鋭いのが特徴。
親玉だが中ボスのため完全無敵ではなく身体からトゲがなくなった時のみ攻撃が通る。どうやら無敵の秘訣はトゲを纏っているかららしい。
倒した後、吸い込むとニードルをコピーできる。
特定の状態でしか攻撃が通らないため中ボスとしては歴代シリーズの中でも上位クラスの強敵。

  • ブレドー
トゲの代わりに刃を生やしたゴルドー。
目つきもゴルドーと比べて鋭い。
チェーンのようなものに繋がれており、円を描いたり振り子のように揺れたりして動く。
「タッチ!カービィ」を始め番外作品のみの登場だったが、「スターアライズ」で本編ゲームに初登場。
ユグドラルウッズが武器として使用し、地面に落ちてしばらく経つとプレイヤーやフレンズの方向へ向けて高速で転がっていく。
なお、「タッチ!カービィ スーパーレインボー」での解説文によると、自身の役割にずいぶん前から飽きているらしい。
ただしそれを自分から伝える気はないとのこと。

  • メガブレドー
「スターアライズ」に登場した超巨大ブレドー。
ネイキッドナチュレなどのステージに登場し、歯車のように回転し続けている。胴体部分へ足場代わりに乗ることが出来るが、刃物に触れると当然ダメージを負うので注意。
敵キャラクターとして扱われているものの、実質マップ内の仕掛けに等しい。

  • ビッグゴルドー
巨大サイズのゴルドー。
一箇所にしか出現しないレアな存在だが、当たると即死なので結構びびらされる。

  • ゴーストゴルドー
一つ目の青白いゴルドー。
TDXでは幽霊なので大抵は実体が見えず、背景の「真実の鏡」にしか映り込まない。
ディスカバリーでは暗闇エリアに登場。でんきゅうほおばりで明かりをつけていると寄ってきてしまう。

  • セクトラゴルドー
初のご当地ゴルドー。
トゲトゲの鎧に覆われた虫のような外見をしている。

  • ゴルンバー
意外にも今までいそうでいなかった、体が大きく横に伸ばされた棒状のゴルドー。何となく気持ち悪い。
通常のゴルドーと異なりトゲが様々な方向に生えているが、デデデ大王・幻が投げてくる個体のみ通常と同様にトゲが一直線に連なっている。


初代におけるゴルドー

現在でもそれなりに厄介なゴルドーだが、初代は特にプレイヤー達から脅威とみなされていた。

何故なら当時、カービィの最大体力6に対してゴルドー接触時のダメージは
つまり2回喰らったらすぐ死んでしまう。
こんな危険物が平然とステージ上に漂っているのである。
常に体力を最大に保っていれば平気だが、そうでない時は狭い地形にいるだけでかなりのプレッシャー。
通り過ぎるまで油断はできない。

ただでさえ凶悪なのに、エクストラモードではゴルドーの数が増えたり動きが激しくなったりと脅威が増す。
中でもウィスピーウッズはリンゴと同じ感覚でゴルドーをボトボト落としてくるからたまったもんじゃない。
よく一部では「初代のウィスピーウッズこそが歴代最強」などと言われることも多いが、正直なところ「ウィスピーが強いのではなく、ゴルドーが痛すぎるから結果的に強いだけ」と言ったほうが正しいと思われる。実際ハンターズ以降のウィスピーウッズはフラワーズよろしくアグレッシブに動いて初代よりも強く見えるし
もしリンゴと同じ1ダメージであったら印象はまるで違っていただろう。
また、中ボスのロロロもエメラルドフレーマーから続けてゴルドーを蹴っ飛ばす初見殺し攻撃を身につけており表と同じ感覚で挑むとかなり危険。
これらは後の「攻撃手段にゴルドーを使うボス」のはしりとも言えるが、プレイヤーからすれば非常に厄介である。


余談

同じ任天堂作品ではGB『マリオランド2 6つの金貨』にもゴルドーそっくりのウニ型ザコ「ウニボー」が登場する。
普段は目を閉じているが、マリオが近づいて目覚めた時の外見はまんまGB時代のゴルドー。無敵ではなく甲羅などで普通に倒せる。ちなみに公式イラストでは細長いピンクのウニであり、ゴルドーとは似ても似つかない。
更に同じ任天堂作品の『ゼルダの伝説 夢をみる島』にもカービィと共に登場する。
なお、夢を見る島ではゴルドーのみ 剣が手に入れば普通に斬って倒せる。配置によっては剣を入手したエフェクトに巻き込まれて死ぬ。 盾で押しても動かせる。
というか看板では「ウニ」と表記されており、ゴルドーなのは見た目だけである。



追記・修正は初代ゴルドー被害者の方にお願いします。

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最終更新:2024年04月30日 08:45