春日井真深(シノハユ)

登録日:2014/07/03 Thu 18:30:00
更新日:2023/01/05 Thu 01:18:29
所要時間:約 3 分で読めます






春日井真深とはシノハユ the dawn of ageに登場するキャラクターである。
通称「まふふ」


【劇中での活躍】

それはシノハユ本編から数年前のお話。
当時小学2年生だった後の「牌のおねえさん(28)」こと瑞原はやり(以下はやりん)は、自分が祖母の容体が悪化したことに気づかず居眠りをしていたせいで祖母が入院することになってしまったと病院で泣いていた。
そんな彼女の前に現れた女性、それこそが春日井真深だった。

「誰…?」と問うはやりんに対しまふふ、おもむろ唐突に何も書かれていない牌を取り出して見せるとあら不思議。何と牌が『中』に変わったではありませんか!


「いったい何がしたいんだ…(・ω・`)」と戸惑う読者を尻目に、目の前で披露された手品に感激したはやりんは泣きやみ元気を取り戻したのだった。そしてそれを見て去っていくまふふ。そう、彼女は泣いているはやりんを慰めるために手品を披露したのである。
颯爽と現れ、泣いている自分を慰めクールに去っていく(この時点では)名も知らぬすてきなお姉さん。
「将来あーいう大人になりたい」幼い少女の胸に確かな憧れが生まれた瞬間であった。


…え?はやりんのお婆ちゃん?元気に退院して速攻で牛丼食べてたよ。



追記修正は泣いている女の子を手品で慰めてからお願いします。

























ま~ふふ~っ


まふ~


…さて「将来あーいう大人になりたい」と思った彼女の将来は『牌のおねえさん(28)』
なら、まふふは?もうお分かりですね。そう、まふふもまた『牌のおねえさん』だったのです・・・


まふふ『牌のおねえさん』として最初にあったのは、はやりんが退院したお婆ちゃんと一緒に家に帰る途中。
街中でイベントやってるまふふとその熱狂を遠巻きに見てドン引きするはやりん。
戸惑う彼女にお婆ちゃんは『牌のおねえさん』だと教えるも、ツインテールにミニスカエプロンドレスでかわいいかわいいやってる奇怪な大人が憧れの人とも知らずに『媚びてる』とdisるはやりん。

まふふは慰めた少女が自分をdisってると知らず、慰められたはやりんは憧れの人をdisってると知らず、その場では2人はすれ違ってしまった。

だがその後、ピアノに行く途中に悪漢に襲われるリーマンのおっちゃんを助けようとしてガチで殴られそうになったはやりんの前に1人の女性が現れる。


「男の子が弱い者イジメしちゃカッコ悪くなっちゃうぞ☆」


そう、さっきdisってた牌のおねえさんである。彼女のファンだった悪漢は180度態度を変え拳を引っ込める。
助けてもらったお礼を言うはやりんが病院にいた子だと気付いたまふふは再び牌のすり替え手品を披露し、ツインテールにしてる髪留めを外す。
病院で慰めてくれた憧れの大人と、ドン引きしていた大人が同一人物と気付き呆然とするはやりんを尻目に、またしてもまふふは颯爽と去っていくのだった・・・





しかし運命はよほど2人を引き会わせたかったか、この後また2人は出会うこととなる。
実はある病気になっていたまふふは病院に検査入院しており、お婆ちゃんの忘れものをとりに来たはやりんは偶然見かけたまふふのマネージャーの後をつけてまふふの病室を見つけた。

「あら 最初の見舞客はずいぶんかわいらしいのね」

アイドルやってる時とは違ったサバサバとした雰囲気ではやりんを迎えるまふふ。
3回目(本当は4だけど)の偶然の出会いに「縁がある」と言うまふふ。
入院している彼女に対し、お見舞いに「明日マドレーヌ焼いて持ってきます」という純粋なはやりんだが・・・

「やだ 差し入れ怖い」

…と、しれっと断るまふふ。マネージャーにも「小学生の差し入れくらい信用しなよ・・・」突っこまれる。芸能人って大変なんですね。
しかしはやりんのマドレーヌが「母親の店で商品として売られていてなおかつ評判もいい」ということを知ると手のひらを返して食べたいとのたまいだす。
その後持ってきてくれたマドレーヌを全てたいらげた挙句、お店のネット注文までするのだった。

そんなこんなで仲良くなった2人だが、平穏な日々は突如終わりを告げる。
新しい『抗がん剤』の副作用でまふふは臥せってしまい、しばらく面会謝絶の状況にまで追い込まれてしまったのである。
何とか持ち直したものの、再び面会に来たはやりんを迎える彼女の表情にはどことなく疲れ気味。
そんな彼女に対しはやりんは、面会謝絶の間に一生懸命練習した牌の手品と精いっぱいの笑顔でまふふを元気づけようとしたのだった。

「こないだとは立場逆転しちゃったね」

万感の思いを込めるかのような表情で呟くまふふ。そして・・・

「人を喜ばせようとするってことは はやりちゃんにもアイドルの素質があるのかも」

彼女の将来に繋がる言葉を投げかけるのだった。
そして彼女を後継者として選ぶかのように、自分がアイドルをやっている時の髪留めを渡そうとするも・・・

「いらないです」

とあっさり断られたとさ。哀れまふふ。「売ると高いのに・・・」とか生々しいこと言ってるけど。


その後まふふは東京の病院に移ることとなり、2人は再び分かれることとなった。
だがそれからしばらくして、まふふははやりんの親のお店の方に(家の住所は知らない)自分のアドレスと横浜でのライブチケットを入れた手紙を送る。
ライブ当日にいつもの飄々とした感じではやりを迎え、体調は「ボチボチ」と言うも控室の中にはベッドが持ち込まれていた。
だが、それに何かを察した『愛弟子』に対してまふふは・・・

「楽しんでってね」
「ちょー頑張るから」

その言葉が示すような、あぐり渾身の絵による命を燃やすかのようなライブを披露。
会場に集まった全ての人を喜ばせるような全力の姿は、はやりんには最早『媚びてる』などとは微塵も感じさせず

「私もこんな人になりたい―」

未来に繋がる、確かな憧れを芽生えさせたのだった。


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最終更新:2023年01月05日 01:18