伊丹キョウジ

登録日:2014/07/07 Mon 23:53:27
更新日:2021/02/08 Mon 23:09:55
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切り刻むッ!!

伊丹キョウジ(いたん きょうじ)とは、ダンボール戦機WARSの登場人物の一人である。


CV.福島潤

【人物】

神威大門統合学園の高等部3年生、18歳。
所属仮想国はロンドニアだったが、セレディ・クライスラーの着任によって、新仮想国エゼルダームに移籍する事になる。

その正体は、セカンドワールドで暗躍するLBX集団、バンデットのリーダー。
セカンドワールドのLBXに眠る「パラサイトキー」を奪う為、全ての国のLBXを無差別に襲っていた。

卓越したLBX操縦技術を持つが、それ以上に彼の力となっているのは「オーバーロード」という特殊能力の存在。
これによって、他のLBXを一切寄せ付ける事のない、圧倒的な力を持っていた。
その腕前は、セカンドワールドのトッププレイヤーであるはずの法条ムラクでさえも歯が立たないほど。
グルゼオンのフォルムも相まって、死神のような存在といっても過言ではない。
しかも、一度オーバーロードを使うだけで満身創痍となった瀬名アラタとは違い、疲労の色は見えるものの著しい副作用に苦しむ様子はなかった。
これは使用期間の違いと、いつも咥えてる飴のおかげで糖分補給ができているからだと思われる。
なお、他のバンデットのメンバーにも言える事だが、ウォータイムで出撃中、正体を隠して活動していた。
つまり、自国のLBXとグルゼオン、その両方を使用しながらも並み以上に戦える腕前を持つ、相当な実力者という事になる。

かつては戦災孤児であり、そのころからどこか冷めたような眼をしていた。
優しげな兵士に拾われるが、その兵士も戦争の中で命を落とす。
だが、それすらも当然の事というように、兵士の亡骸を一瞥するだけだった。
その後、セレディと出会ったことでワールドセイバーの一員として活動するようになる。

空中要塞ドルガルーダの決戦においても世界連合を前に戦うが、ドットフェニックスと合体したドットブラスライザーの前に敗北。
そして、用済みと判断されて、セレディに捨て駒とされることになった。
だが、他のワールドセイバーの面々が捕えられていく中、一人だけコントロールポッドから脱出。
LBX塚に身を隠し、セレディへの憎悪を燃やしながらグルゼオンの改造を行った。
そして、ロストエリアを守るワールドセイバーの前に現れ、かつての仲間であるセレディに刃を向けた。
多くのバンデットの機体を撃破し、ドットブラスライザー・ジーエクストとも互角以上の勝負を繰り広げる。
だが、そこへ現れたセレディのディ・エゼルディによるビット攻撃に手も足も出ず機体は半壊。
最期にヘルブラスターから悪あがきの一撃を行うが、それも外してしまい、憎しみの絶叫をあげながら毒ガス(実際は催眠ガス)を浴びる事となる。
なお、キョウジの最後の一撃はディ・エゼルディには当たらなかったものの、ロストエリアの施設を破壊し、結果的にセレディ本人を道連れにする事には成功した。
(実際はセレディは生存していたが、生身の人間であれば間違いなく即死していたレベルのダメージを受けたのは事実)

ゲームにおいてはほとんどアニメとの変更点は無し。
ただし、明らかな悪役である故か、残念ながらスカウトはできない。

漫画版ではセレディが登場しないため、実質的なラスボスとなる。
少年兵だったという点がよりクローズアップされており、戦争ごっこに過ぎないウォータイムを否定する。
だが、最後はアラタの戦争とは違うフェアなバトルを続ける姿勢に心を動かされ、LBXバトルの楽しさを知って改心した。


【関わりの深い人物】

  • 瀬名アラタ
アニメの主人公。
早い段階から彼の才能に目を付け、バンデットへの勧誘をしていた。
結局分かり合う事は出来ず、セレディを共通の敵としながらも、アラタと戦う事もやめようとはしなかった。

ロシウスに所属するトッププレイヤー。
不意討ちで片腕を失いながらもグルゼオンに一矢報いており、また万全の状態で対峙した事がほとんどないため、万全であればキョウジに対抗できそうな数少ない人物。
…だったのだがオーバーロードを扱えないという最大の差があり、LBXを変えても最後まで勝利を手にする事はできなかった。


  • セレディ・クライスラー
ショタジジイ。
少年兵として戦っていたキョウジは彼に拾われ、以後ワールドセイバーの一員として活動していた。
だが、ドルガルーダにおいて捨て駒とされた事で、セレディへの復讐心に支配されることとなる。

  • 石川タケヒロ
ロンドニアのエースプレイヤー。
ロンドニアにいた頃からキョウジを良く思っておらず、キョウジを倒す為に世界連合に加入する。

【使用LBX】

○グルゼオン
黒いボディにツインアイ、そして長い耳が特徴的なブロウラーフレームのLBX。
また、でこの部分が可動するようになっており、ツインアイを覆う事ができる。
WARSの世界では珍しく、単独飛行が可能。
キョウジのオーバーロードの能力も相まって、超人的な機動力を持つ。

主な武装は、紅く透き通った巨大な刃を持つ大鎌「ヘルサイス」
変形して「ヘルブラスター」というライフルにもなるが、そちらはあまり使わなかった。
また、LBXのコアボックスに眠るパラサイトキーを探るため、素手でLBXを貫くことも多かった。
ちなみに、漫画ではヘルブラスターはマシンガンのような連射武器になっている。
他にも、腕のパーツから煙幕を出し、相手をかく乱する事も可能。

ドルガルーダの決戦においても瀬名アラタのドットブラスライザーを含む世界連合を苦しめたが、支援機ドットフェニックスの加勢によって押されてしまう。
そしてキョウジを用済みと判断し、自ら出撃したセレディのファントムによって撃墜されてしまった。

セレディへの復讐に燃えるキョウジは、LBX塚にある残骸を利用し、改造。
武器であるヘルサイスを分解し、右手と一体化させる。
左手はヘルブラスターと同等の威力を持つライフルにナイフを取り付けた銃剣を装着した。

なお、ロンドニア時代には支給されたLBXも使っていたと思われるが、そちらに関しては不明。


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最終更新:2021年02月08日 23:09