ウルフ金串

登録日:2014/09/07 (日曜日) 18:54:35
更新日:2023/10/04 Wed 16:22:08
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あしたのジョー』の登場人物。
CV:加藤修/今西正男(あしたのジョー)・納谷六朗(あしたのジョー2)
演:スピーディー早瀬(1970年版)・虎牙光揮(2011年版)

【人物】
アジア拳闘クラブ所属のボクサー。昭和44年度のバンタム級新人王で、早くも将来は世界チャンピオンと期待をかけられている新進気鋭の有力選手。
少々神経の細かい所があり、新人王決定戦では試合前に何度もトイレにいっていたり、ジョーのクロスカウンターに怯える場面もあった。また、ウルフの特訓を偵察にきた子供達を練習台にする卑劣な面も持っている。

【活躍】
段平がボクシング協会の反対でライセンスが交付されないため、有力選手に殴り込みをかけて実力を示す事で事態を打開しようとしたジョーの標的に選ばれてしまう。
新人王決定戦の後の控え室でジョーに挑発され、叩き出そうとした所クロスカウンターをもろに食らってダウン。思惑通り段平にライセンスは交付され、プロボクサーになったジョーの最初の目標となる。
お互いに試合を重ね、遂にウルフ側から勝利した方が八回戦進出という条件の試合が申し込まれ、因縁の試合が実現する。

始まった試合では、意外にも正攻法の戦法で攻めてくるジョーに劣勢となる。第2ラウンドで、遂にジョーがノーガードからのクロスカウンターを繰り出したが、カウンターの右ストレートを左手ではねのけるダブル・クロスカウンターで攻略。試合の主導権を握り、攻め立てる。
しかし、第3ラウンドで止めを刺そうと放ったダブル・クロスカウンターを上回るトリプル・クロスカウンターを食らい、KO。顎の骨を複雑骨折し、引退に追い込まれてしまった。

その後、ヤクザの用心棒として登場。そのパンチは健在だったが、過去の栄光を引きずり子分達に延々と愚痴をこぼすだけの男に成り果てていた。プロの用心棒・ゴロマキ権藤に再び顎を砕かれ完璧に叩きのめされてしまいゴロマキには「目がくさっていやがった」とまで言われてしまった。

それから本編に関わる事はなかったが、ジョーとホセのタイトルマッチを観戦し、ジョーに声援を送っていた。


プロボクサーになったジョーの最初のライバルではあるものの、そもそもは段平にライセンスを交付させるための標的に選ばれただけである意味ではジョーが原因で運命を狂わされてしまった被害者とも言える。

引退後の彼の姿は、人知れず引退したボクサーの成れの果てであり引退後のボクサーの悲哀とも受け取れる。
しかし、ホセとの試合でを観戦した際には「おまえとくいのカウンターを見せろーーーっ」と自分を引退に追い込んだカウンターを出せと声援を送りすでに過去を振り切っている。

原作ではゴロマキ権藤との一件以降、ジョーとホセの試合を観戦するまで出番が一切無いが、アニメ『あしたのジョー2』では出番が増えている。
27話ではパチンコ屋でジョーと再会。やくざから足を洗い、塩谷ボクシングジムでトレーナーをしていた。
そこでジョーに資金難に苦しむジムのために1週間後に返すという約束で30万円を借りる。
ところが約束の日になってもウルフは現れず行方をくらましてしまう。ジムへ顔を出していたのも実際には月に一度程度だった。
塩谷ジムの娘のジュンが言うには今までに何度もこういう事があったと言う。彼女はかつてウルフと婚約していたが、ウルフが引退後荒んでしまい婚約は自然に解消してしまった。
それでもジュンはウルフが立ち直ることを信じて待ち続けている。

その後、44話ではジョーの世界タイトルマッチ前日に借金を返済しに来た。
深夜、ジムを抜け出したジョーとバーに入り大事な試合の前なのにいいのか?というウルフに対しジョーは「大事な試合の時はいつもこんなさ、どうせよく眠れねぇ。カーロスの時・・・力石の時もそうだった。ウルフよお前の時もそうだったぜ。」と話す。
それを聞いたウルフは嘘でもそう言ってくれると嬉しいと喜んだ。

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最終更新:2023年10月04日 16:22