仏(勇者ヨシヒコと魔王の城)

登録日:2011/08/18 (木) 05:01:47
更新日:2024/01/17 Wed 20:05:43
所要時間:約 2 分で読めます





「ヨシヒコ!ヨシヒコー!」


「この声、仏!」

「……どこですか、仏様?」


「……ヨシヒコお前さぁ、まぁだ私のこと肉眼で見れないわけ?
君って奴は。ホントに。
シリーズ完結してもう何年経つと思ってるんだよ。
『仏の顔も三度』って言うけどさ、もう3シーズンも同じ事やってるんだからね。
チャンス3回使い切ってるんだよお前は。わかれよ」


「テメーの徳が低いからそんな事になってんだろ!?」

「ヨシヒコの事をとやかく言う前に、自分の態度を見直したらどうだ!」


「仏の徳は低くなーーーーい!!!!
仏の徳は低くない!!!!」


「おっきな声で2回も言うなよ。別に大事な事じゃないだろ」


「大事な事だよバーロー!!ホクロ馬鹿野郎がよ!
お前らときたら全く揃いも揃って!
私の事バカにするのもいい加減にしろよ!?
特にダンジョー!お前、ウルトラマンにも出たのに、なんだ?
その、イジメの相談受けたダメな教師みたいな言い草は!
それでも正義の組織一番偉い人か!?」


「言ってる意味がさっぱりわからん」

「んな事どうでもいいから、早く本題に入ってくんない?こちとらお遊びに付き合ってる暇ないんで」


概要

とは、『勇者ヨシヒコと魔王の城』から始まる勇者ヨシヒコシリーズに登場する人物である。
演:佐藤二朗

主人公のバカ勇者ヨシヒコとその仲間たちが探すアイテムや人・場所がどこにあるのか教える役。
「仏ビーム」という光線を放ち、記憶を書き換えたりする事もできる。

大抵は「ヨシヒコー!」と叫びながら光と共に登場するが、ある回ではうどんをすすり、誰かと話しながら登場した。
そしてヨシヒコ一行に気づいていない様子でその誰かと話し続け、一行の呼び声を聞き二度見どころでは済まないくらい見てようやく「あれ?写ってる?」と言った。
どうやらお告げの時間や登場するタイミングは、仏が自分で決めるわけではないらしい。

「おいお前、食べながらお告げやめなさいよ」
「だって冷めたらおいしくねーだろうよ馬鹿野郎!」
「ダメでしょうよ、大切なお告げなんだから!」

さらに何故かヨシヒコにだけは声は聞こえても姿が見えず、3Dメガネ(それも赤青のセロファンでできた古めかしい物)をかけないと見えない。
最初ヨシヒコは「飛び出して見える」と言っていたが、本当かどうかはわからない。

性格は非常にウザく、上位存在としての威厳は皆無。
よく語尾を伸ばす。
    • (「宝のありかなんて知らないんだろ」と言われて)「知ってますぅー、オイッスの村ですぅー」
    • (バカにされて)「ナメんなよ!?ナメんなよォー!!」
    • (騙されて)「ちょっ、仏ぇ~騙されたぁ~」
一応妻子(子供は後に『浦安鉄筋家族』で佐藤と再共演)もいるが、『導かれし七人』でとんでもない事実が発覚する……。(後述)


『勇者ヨシヒコと魔王の城』

「行方不明の父を探す」「疫病に効く薬草を探す」という当初の目的2つをあっさりと達成してしまい、途方に暮れるヨシヒコの前に厳格そうな雰囲気をまとって登場。ここまでが仏の全盛期である。

世界中に疫病を蔓延させ、魔物や盗賊を操って人々を狂しめている魔王ガリアスを倒す事こそが“勇者”ヨシヒコの真の使命である……と語って聞かせようとしたが、ヨシヒコには自分の姿が見えていない事を知ってキャラ崩壊を起こし、さらに説明の内容を何度もトチって一同を呆れさせた。

「ヨシヒコよ、お前の使命は父上を探す事でも薬草を……おいおいおい、どっち見てんだヨシヒコ。おい、私のこと、マジ、何?見えないの!?おい、なんだよおい、主人公に見えないんだったらお前、喋ったってしょうがねぇじゃんよ~!」

「魔王ガリアスはかつて、下界に降り立ち地中深くに眠ったが、今、その眠りを解き、地上に現れた。疫病は彼の仕業なのだ。彼は、人々の心を、操り……下界を、が?を?我が物に……あの、しようとしている。ね」

第2・3話では「とりあえず東に向かえ」というクソざっくりした指示を出し、ムラサキやメレブから「あいつは頼りにならない」と言われ始める。
第4話以降、ガリアスと戦うために必要になる装備とアイテムを集めるよう指示するようになったが、相変わらずの適当な態度で一行をイラつかせ続けた。
しかし終盤、ヨシヒコがガリアスの本拠地「魔王の城下町」での生活に馴染みすぎて本来の目的を忘れた際に自ら下界に降臨、初めてヨシヒコと3Dメガネなしで話をする。
そして仏ビームを浴びせて勇者の使命を思い出させ、同じく魔王の城下町に染まった仲間の現在地がわかるすごいスマホを与えてガリアスとの決戦へ送り出した。

ところが最終回では、今まで一行が必死こいて集めた数々の装備がガリアスとの戦いでしか効果を発揮しないものであると伝え忘れていた事を一行が最強の敵・魔王の秘書ゴードンに一度倒された後になって説明。またもメレブとムラサキから非難を浴びる結果となってしまう。
それでもガリアスにとどめを刺せる最強の武器「勇者の剣」を持つかつての勇者・ロトスケの居場所を教え、さらに一行が魔王の城下町にある全ての監視カメラから見えなくなるよう細工を行うという珍しい好サポートを行った。
……ディレクターズカット版では間違えてロトスケの居場所を記した地図で鼻をかんだ挙句、それを丸めて下界のヨシヒコに投げ渡すという今までで最悪のミスをしでかしたが。

『勇者ヨシヒコと悪霊の鍵』

勇者ヨシヒコが魔王ガリアスを打倒してから100年後、世界は再び現れ始めた悪しき魔物たちの脅威にさらされていた。
そこでアドバイスを得るためカボイの村(ヨシヒコの故郷)の村長が必死に祈ったところ、天とのつながりが生じ、クレープ片手に、誰かと話しながら登場した。

「え?何、また下界に魔物いるの?ねぇ?」

「ヨシヒコを生き返らせてほしい」という村長の必死の頼みを「今クレープ食べてるから」と無下にし続けたが、結局は折れ、「なななな~~~~ん!!!!」というクッソ適当な呪文によって、すでに天寿を全うしていたヨシヒコ、ダンジョー、ムラサキ、そして実は3人より早くに事故死していた変なほくろの金髪メレブを復活させた……晩年の姿で。

「いや、あのね、正直なんだってよかったのよ『るるるるーん』でもよかったの。ただ、気分的には『ななななーん』って気分だっていうの。それだけだよ」

弱った老人に過ぎない主力3人+若いけど戦闘では役に立たない呪文しか使えない1人のパーティーという事でスライム1匹まともに倒せず、逐一蘇生のために金(教会利用費)を浪費し、メレブが困り果てたところで姿を現す。
ヨシヒコ、ダンジョー、ムラサキを老いた姿で復活させた理由を聞かれ、無駄に焦らした挙句、「うっかりでーすwww」と悪びれもせずに言い放ち、ついにメレブをマジギレさせた。

「おい!!ぶっ飛ばすぞ、仏だろうが何だろうがよ!!」
「来れるものなら来てみろ~~~~wwww」

仕方なく仏ビームを浴びせて4人を全盛期の姿に戻したものの、今度は4人のレベル(経験値)がリセットされてしまい、家族旅行を言い訳にして逃げる。
この際、階級が「4号」だった事が発覚した。

「1号連れてこいよ、1号を!!」

今回、ヨシヒコ一行は「悪霊の鍵」を手に入れるため仏からの情報を元に各地を巡り、各話のラストでそれらしい鍵を手に入れて「悪霊の鍵」かどうか調べるのだが、毎回違う鍵ばかり手に入るため、その都度一行を怒らせる。

「はい、って事はそれは悪霊の鍵じゃないって事だね。残念。はい、次、次~~。とぅぎとぅぎ~~~~」
「こっちはお前の情報で行ってんだぞ!?」
「お前は適当な情報流して『次、次』とか言いやがって!」

ただ、ヨシヒコがダンジョー、ムラサキ、メレブを捨てて偽勇者一味と一緒に旅を始めようとした時にはさすがにちゃんと注意した。

相変わらず登場のタイミングは自分の意志とは無関係で、ある回ではホッピー片手に友達と麻雀をやっている最中にお告げが始まった。

「はいロォーーーーン!!!」


『勇者ヨシヒコと導かれし七人』

1話目から魔王(中ボス)との決戦の話をやった事に激怒。

「初回ーーーーっ!!!!」

「『死ぬ時は一緒だぜ』的な?『もちろんです』的な?そんで感動的な音楽がファー、流れてさぁ……おかしいだろ、マジで。テメーら、ぶっ飛ばすぞ、マジで。ホントに。初回としてかなりおかしいだろ!?」

今回はヨシヒコがセブンの変身アイテムで仏を見るため、「それで見えるの?」と今まで以上に困惑している。
それどころか、顔の大きさの比較用に出したペヤング(超大盛)の容器と仏の顔をヨシヒコが見分けられなかったため、その容器をみがわりにしてお告げを下した事もあった。

「なっ……!?どちらが仏かわからない……!!」
「……おい、ちょっと待て。ヨッちゃんちょっと待って?ヨッちゃんにはさ、何?これも仏に見えるの?」
「……(眼鏡を外して細目で見る)……区別がつきません!」
「マジで……!?そうか……じゃあさ、今日はもう俺こっちで話すわ。これはテレビでやる事か♪チチチ♪これはテレビでやる事か♪」

ただ第3・5話ではかなりギリギリなネタがいくつも登場した事に伴い、ちょっと本気でヨシヒコたちに説教を行った。



しかし、7話目で仏のくせに不倫していたという衝撃の事実(時事ネタ)が発覚。
お告げの最中に記者会見が始まってしまう。

「えぇ……仏、不倫したの?」
「よくこんなオッサンと不倫する女がいたな……」
「何人の女性と不倫されたんですか?」
「ヨシヒコは取材陣じゃないんだから聞かなくてもいいんじゃないかな」

さらに8話では学歴詐称(時事ネタ)までも判明し、ついに4号から8号に降格させられてしまった。

「違いますぅー、元々8号ですぅー」
「嘘をつくんじゃないっ!」
「ずっと4号だったじゃねーかよ!」
「いろいろあったんだよぉー!!」
「やめれ。逆ギレんな」

それでも最終回ではラスボスのあまりの強さに現実逃避したヨシヒコを説得し、再び立ち直らせて少しは仏らしいところを見せた。8号だけど。

それ以外のトピックとしては、例の「ななななーん」がJAM Projectによる主題歌「The Brave」の一節に採用された事が挙げられる。
遠ちゃんが熱くシャウトするので必聴。




「ちょっ、おまえらさ、ホント追記修正しとけよこのやろぉー」

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最終更新:2024年01月17日 20:05