剣の達人(GOD EATER)

登録日:2015/01/10 Sat 15:49:54
更新日:2024/04/28 Sun 09:44:34NEW!
所要時間:約 3 分で読めます




「剣の達人」とは、ゲーム「ゴッドイーターシリーズ」に登場するスキルの一つ。
GOD EATER BURSTから登場。「剣達」と略されることも。


◆概要
攻撃スキルの一つであり、近接攻撃を当てた部位によってその効果を変える。
詳しく説明すると

  • 近接攻撃を当てた場合のエフェクトが白(弱点)
→ダメージ1.5倍化

  • 近接攻撃を当てた場合のエフェクトが赤
→効果なし

  • 近接攻撃を当てた場合のエフェクトが緑か火花(硬い)
→ダメージ0.5倍化

というスキルであり、
早い話が「肉質の柔らかい場所を殴ればダメージ増加、硬い場所を殴ればダメージ減少」という効果である。

初代が理不尽なまでに強いアラガミと強過ぎるバレットによりトリハピゲーと揶揄された影響なのか、
剣攻撃へのテコ入れとして導入されたと見られるスキル。
確かに癖は強いものの作中でもトップクラスに強力。
この効果を充分に引き出せるプレイヤーは、まさに剣の達人と言えよう。
銃攻撃の方も多方面で調整されたのと相まって、剣攻撃の立場を大きく押し上げたのだが・・・



◆剣の達人がもたらしたもの
このスキルの強さが知れ渡ると同時に、無属性、とりわけ単物理の無属性武器ばかりが評価を上げる事態となってしまった。
ゴッドイーターではシステム上、
「無属性武器で攻撃すれば白エフェクトを出せるが、属性が付与されていると白エフェクトを出せなくなる場合がある」
となっている。
エフェクトが示すのはあくまで「ダメージ効率(どれだけ肉質が柔らかいか)」であって「ダメージ量」ではないので、
例え赤エフェクトであろうとダメージ量では属性武器が勝っている場合もあるのだが、
「剣の達人」を使うなら白を出せなければ意味がなく、結果無属性武器が選ばれることとなった。
斬れ味至上主義ならぬ「無属性神機至上主義」の始まりである。



こんな事態になってしまった原因は主に二つ。


一つはスキルが非常に盛りやすく、しかしスキルの数がそこまで多くなく、なおかつ剣の達人が一際優秀である点。
システム上装備を一つ選ぶだけで発動させることが可能なのだが、火力スキルの数は全体を見渡してみるとそこまで多くない。
「剣の達人」と同じくらい便利な火力スキルは「全力攻撃」や「総合攻撃力↑」などに数を絞られ、
それらの中でも攻撃倍率1.5倍というのはこれにしか達成できていない。
最初に火力スキルとして白羽の矢が当たるのは必然であり、それに伴って使われる武器も白エフェクトを出せる物に限られる。


もう一つはミッション構成。
後半は二体以上のアラガミの同時討伐というミッションが増え、アラガミの弱点属性が被らないミッションも出てくる。
こうなると下手に属性武器を選ぶより、無属性武器と「剣の達人」を選択した方がよいとなってしまう。
GOD EATER 2では特にその傾向が顕著であり、無属性推奨っぷりに拍車がかかった。
他の要素も相まって「クロガネ」「シロガネ」「暴走神機」辺りがあればもう事足りてしまう。


もっとも、この強力なスキルの恩恵を受けるにはアラガミの弱点を的確に攻撃するだけの技量と知識が必要である。
「なんだか強力なスキルらしいから」という考えで採用しても、与えるダメージは増えるどころか減ってしまう。
オンラインでやろうものなら間違いなく地雷認定されてしまうことだろう。


◆GE2RBでの剣の達人
属性攻撃の仕様が変更され、
「属性のある武器で攻撃しても発生エフェクトに影響せず、属性は与えるダメージの底上げにのみ影響する」
となった。
これにより「属性があるばっかりに白エフェクトが出ない」などということがなくなったため、
属性武器と剣の達人を併用するということが容易になった。


が、それよりもヤバいのは今までマスクデータだったダメージの可視化が可能になったことである。
GE2RBにおいて、アラガミ・ブラッドアーツ・スキルが同一の条件下で攻撃した時、
火花や緑エフェクトが出る場合のダメージ量が500~1000くらいの一方で、
白エフェクトを出した場合 6000 とか 10000 というダメージ量を叩きだしているのが見える。
……これを半減もしくは1.5倍するのである。
「ダメージが500位減るデメリット」と「ダメージが3000~5000位増えるメリット」を比べればもうメリットがヤバイのは明白だろう。
これにエヴォリューションのような一撃必殺系のブラッドアーツを組み合わせようものなら、ダメージカンストなど必定である(一応内部的には10万以上のダメージもしっかり与えているので、安心して構わない)。
しかも、 クリティカル補正がそもそも付いているブラッドアーツと剣の達人の効果は乗算となる (例:エヴォリューションはクリティカル時に2.5倍になる効果があるが、剣の達人と併用する事で3.75倍となる。)。 やべぇ
攻撃可能部位の問題があるので100%オススメとは言えないが、神機によっては最優先で付与する価値があると言っていいだろう。

…因みに、剣の達人を良く運用する神機使い諸君は都合上、物理単一属性(切断・破砕・貫通何れかのみ)の刀身を用いる事が多いとは思うが、一応計算式の都合上クリティカルは出し辛くなるものの、
高倍率のブラッドアーツや一定値以上の暴走率下でのブラッドレイジを利用する事で、敵の肉質にもよるが、
剣の達人込の単一属性刀身のダメージの凡そ八割前後=剣の達人無しの二属性刀身
を割と狙える
勿論、クリティカルが狙えるなら完全に二属性刀身の方が上回る機会が増える。
その為、必ずしも単一属性や剣の達人が大正義…という環境ではないのだが、わざわざブラッドレイジを用いる必要も無く、簡単に火力を高める事が出来る剣の達人はやはり強力だと言わざるを得ない。

また、流石にヤバすぎたと踏んだのか、次に発売されたGERでは倍率を少し(×1.5→×1.2)下げられている。
…が、今度は銃撃の方が思いっきりインフレしてしまったので、GEBの時の 「銃撃ゲーになり過ぎないようにする為の対策としての実装」 という本来の役割を果たすには、あまりにも力不足となっている…嗚呼…。

追記・修正は剣の達人になってからお願いします。

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最終更新:2024年04月28日 09:44