アコちゃんラーメン

登録日:2011/11/17(木) 21:38:39
更新日:2024/03/20 Wed 16:51:09
所要時間:約 4 分で読めます





※推奨BGM:鳥人戦隊ジェットマン


カップめん博士とカップめんの神・ヌードルジゲン。

二人が作り出した新次元ラーメンを食べた人々は、
待つことができない体になり町中は大パニック!

鳥人戦隊ジェットマン!


カップめん






食べてみたいな アコちゃん♪

いつも陽気な アコちゃん♪

早い! 1分! 安い! 10円!

うまい! ビューティフル! 多い! 満腹!

どうして おいしいのかは い・わ・ない♪

「カップめん博士・龍田名人も推薦!
究極の味の決め手は?!」

い・わ・ない♪

陽気なアコちゃん♪

「新次元ラーメン・陽気なアコちゃん! アコちゃ~ん、アコちゃん!」



アコちゃんラーメンは、スーパー戦隊シリーズ第15作『鳥人戦隊ジェットマン』第10話「カップめん」に登場したカップ麺。


【概要】

高校生戦士・ブルースワローこと早坂アコの中学時代の先輩であるカップめんオタクの龍田三夫が、すべてのカップめんの始まりと終わりを司るカップめんの神・ゴッドラーメンと共に開発したカップ麺。
量が多く、1分で完成し、10円という大変リーズナブルな価格から、大ヒット商品となった。
アコをモデルにした、アコちゃんのイラストが描かれている。

が、実はゴッドラーメンはバイラムの次元獣ヌードルジゲンだった。
作戦を指揮するトランの思惑通り、アコちゃんラーメンは瞬く間に大人気商品となる。
しかし、このラーメンは実は生きたラーメンともいえる生命体で、厄介な毒性を持っていた。
ヌードルジゲンがチャルメラを拭き鳴らすと、食べた者は時間を気にするあまり、1分も我慢する事が出来なくなる……つまり食べた人から忍耐力を奪い狂暴化させてしまうのだ!
イエローオウルこと大岩雷太も例外ではなく、大量に食べた事から手が付けられずバイラムと戦えないことにイライラした状態になってしまうほどだった。
後半のヌードルジゲンとの戦いでこんな掛け合いも……。

「セニョール、陽気なアコちゃんを食ったな!?」
「10個食べたわい!! 悪いかァッ!!」

1分我慢出来なくなる代物を10個も食べてしまったということは単純計算で我慢の限界は6秒ということになる。

「愚かな……。それほどまでに人間どもは、時間と手間が惜しいのか?」
「有効に使えてもいないくせに……あくせくして作り上げた文明が、この程度なら死んだ方がいいわ!」
バイロックにて、このラーメンの大ヒットを見てご満悦なトランに対し、ラディゲとマリアが皮肉げにこの台詞を呟いている。
うまい話には裏があるというが、ギャグ回でありながら妙に正鵠を射った発言ともいえる。


【龍田三夫】

演:入沢宏彰

上記の通り、アコの中学時代の先輩。
アコに好意を抱いており、ストーカー紛いの行動を重ねていた(登校中のアコに、カップ麺を一緒に食べようと誘う等)

かなりのカップ麺オタクであり、1983年の名古屋地区限定販売のオリンピックラーメン・ミスプリントのカップ麺の蓋・大量のカップを所有している。
そしてニート。

突然部屋に現れたゴッドラーメンに唆され、究極のカップ麺の制作を開始する。
そして…研究の末に、アコちゃんラーメンを完成させた。
余談だが、イラストも龍田が手掛けた。

後にアコちゃんラーメンによる毒性が現れ始め、自身が利用されていた事を知る。

そして、ピンチのアコを救う為に、ヌードルジゲンに立ち向かった漢でもある!
それに関して、アコから「少し見直した」と称された。

事件解決後は、アコに対して「アコちゃんラーメンⅡ」を開発する事を宣言していた。
ここまで騒動を広げておきながら、まだまだ懲りていない様である。



ヌードルジゲン

声:神山卓三

カップラーメンの姿をしたトラン配下の次元獣で、アコちゃんラーメン事件を引き起こした張本人。
フォーク状の右手と巨大なラーメンの具が見える頭から伸びた麺が特徴。
戦闘時は頭からコーン爆弾やエビブーメランを発射、さらにナルト型の手裏剣を飛ばしクロスチェンジャーを弾き飛ばし、アコの変身を妨げている。
麺も触手状に伸ばし動きを封じる上に、口からはカップめん爆弾も発射。フォークを叩きつけると衝撃波も生じる。目からビームも出るよ!

当初は「ゴッドラーメン」というラーメンの神様を名乗り、龍田の前に現れた。とても穏やかな表情で、一緒に究極のカップ麺を作ろうと持ち掛けた。

体内の湯が切れると弱体化する性質があり、湯が切れる度に龍田に湯を補給して貰った。
正体を現した後はその性質を龍田に利用され、どこからともなく現れたヤカンをキャッチされアコがピンチから脱する隙を作ってしまている。

なお、ヌードルジゲンが倒された後、雷太は普段の穏やかな彼に戻っていたことからラーメンの副作用は全て消え去ったと思われる。

のちに27話「魔界大脱出」で3話のジャグチジゲン・8話のダイヤジゲン・16話のカミジゲンと共にラディゲに復活された亡霊として再登場。
「ゆっくりかわいがってやるぜ、セニョリータ!」と柄杓で血の池を掬い上げ焼き尽くそうとしたが、強い想念の力でレッドホークに変身したに阻まれた。
その後、巨大戦ではラディゲの妖術でダイヤジゲンと共にジェットイカロスに憑依。ジェットガルーダを追い詰めるがカー将軍泰元上人(演:石橋雅史)の術で引きはがされ、バードメーザーで一気に粉砕されてしまった。

余談になるが、当時の小学館のジェットマンの紹介本では食べ物の次元獣として紹介されており、そこには「ご飯を残すとご飯が怒って次元獣になっちゃうぞ!」という文が記載されていた。
まさか当時子供の好き嫌いが多かったとでも言うのか?


【陽気なアコちゃん】

アコちゃんラーメンのCMソング。
歌っているのは、アコ役の内田さゆりと役の岸田里佳。
作曲は役の若松俊秀。

CMは、アコちゃんのお面を着けた龍田とゴッドラーメンが踊るという物である。
その際、龍田は「アコちゃん!アコちゃ~ん!」と、アコに向かって呼び掛けている。
それに対してアコは「先輩~、何考えてんだよ~!」と、モニターに向かって呆れていた。
上記の通り、アコ本人からは不評だったが、他のジェットマンのメンバーは好評だった。


【戦闘時】

上記の通り、お湯切れ寸前になりどこからともなくヤカンを召喚しお湯を補充しようとした所で龍田の機転でヤカンを強奪、そのまま追いかけっこに移行する。
結局、ヤカンはヌードルジゲンに奪取され補給に成功したものの、我慢できずにイエローオウルとなった雷太の参戦で結局アコの変身を許してしまい、ウイングガントレットのパンチ連打でKOされてしまった。

「お湯がっ…足りなかったぁ~~~!!」

バードボンバーが炸裂する間もなく、この断末魔と共にヌードルジゲンは倒れて腹部に付いた次元虫が巨大化、暴走中のイエローオウルが勝手に呼び出して巨大戦に移行。

口からのビームを受けてジェットスワローはホントにアコちゃんラーメンに変化、身動きが取れずに袋叩きにされてしまう。
そこへジェットホーク&コンドルのダブルジェットビームが炸裂、ジェットオウルのスペシャル岩石落としで蓋が破けてジェットスワローは脱出成功!
ジェットイカロスに合体し、バードニックセイバーでトドメをさすのだった。なおイエローオウルはコックピットにグルグル巻きにされていた。



轟轟戦隊ボウケンジャー

エンディングのミニコーナーであるスーパー戦隊スペシャルファイルにて登場。
コーナーの終了直前に、ボウケンジャー達が食べていた。
その際、陽気なアコちゃんがBGMとして使用された。

その回は「3号ロボ」特集で、初の3号ロボであるテトラボーイがピックアップされた。



海賊戦隊ゴーカイジャー

ジェットマンのレジェンド回である「翼は永遠に」Bパートに登場。

凱の墓前に供えられていた。
恐らく、アイドルになったアコが供えた物と考えられる。

20年後も普通に販売されていることから、かなりの有名商品に上り詰めた可能性がある。
バイラムはもういないので上記の副作用は無い筈。


【余談】

「陽気なアコちゃんラーメン」のパッケージ絵は当時助監督だった竹本のぼる(現:竹本昇)氏が手掛けており、自身のSNSでも話題に取り上げている。


「ミーと一緒に、究極のカップめんを作ってくれるかな~?」

「いいとも~!」



追記・修正は、アコちゃんラーメンを食べてからお願いします。

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最終更新:2024年03月20日 16:51